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極限ウィンタースポーツ「自作からすみ」2023年度(前編)

体を動かすような歳ではなくなってしまった僕にはもう、からすみしか残されてはおらぬのだ。

Step1:ぼらこを買う

今年もやってきたオオゼキの謎のぼらこ大量仕入れがあったのですが、今年はあまりに貧相かつ汚く到底使い物にならなさそうで、しかも去年の倍額だった。
そのため、御徒町の吉池さんで表題のぼらこを大量に買い込んだ。
その帰り、オオゼキに寄ると大量仕入れの余りが捨て値で売られていたので、汚くないものを買った。

今年の選手たち

上に乗せているふた腹がオオゼキで、他は吉池産。
なかなかの値段がしたが、去年のノウハウを活かせばまともなからすみに仕上がってくれることを見込んだ。

Step2:塩漬け

今年は一日塩につけたあと、塩を捨てて取り替えた。
心なしか臭みは去年ほどきつくなかったように思える。

びしょびしょ

一日目が一番浸透圧により水分が抜ける。どんな熟成ものでもはじめに抜く水気は綺麗に抜いた方が臭みが残らない法則があるため、今年は水を出してからたっぷりの塩に付けておいた。

結露が見て取れるが、バットの底に水溜りは生じていない

10日経ったのち、次工程に。

Step3:酒浸し

一番安い焼酎で1.75日

去年は律儀に二日漬けたが塩味が控えめだったので、今年は浅めに上げている。焼酎はボトルかなり余ったので、一度取り替えた。
一つ一つ手づかみで感触を試し、去年よりわずかに硬いくらいで引き上げた。

折り返し。今年も小倉知巳の意思に任せ、血抜きはしない

ここから10日の乾燥期間を経て完成となる。
去年の反省を生かしたはいいが原価がかなりかかった大仕事である。

後編ではいよいよベランダのない僕の部屋でのエクストリーム乾燥工程に入る。

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