続・転職の話

前回は転職の経緯のようなことを書いた。実はこのノートも途中まで書いてあったが放置していた。株式市場がこんななので結構忙しくて(言い訳)。

こんな感じであまり戦略なく転職してきたので自分の経験で人の役に立てることはあまり無いが、それでも時々転職のアドバイスを求められることがある。そんな時にはこう答えるようにしている。

①待遇で業界(もしくは会社)の平均以上になるのは大変

②「自分ができること」が当たり前でない業界だと重宝される

③人のアドバイスより自分の心の声に従う方が良い


①について、最も分かりやすい例は年収だと思うけど、自分の年齢の平均年収が500万の会社と1000万の会社があったら、前者で1000万もらうのには周囲を相当アウトパフォームする必要があるけど後者なら平均で良い(もちろん2社では入る時の難易度に差がある場合もあろうがここではそれは問題にしない)。給料に限らず勤務時間などでも同じで深夜残業が当たり前の会社で定時退社するのはかなりの生産性を求められるが(そういう会社ではその分仕事が増えて帰れないことの方が多いだろうと思う)、それが当たり前の会社なら普通に帰れる。

②については、「自分と周囲の差別化」みたいな言い方もできるが、結局のところ周りができないことをできるとありがたがられるというだけ(もちろん業務に役立つことが前提だけど)。例えば相当なITリテラシーがある人物がGoogleで仕事するのはもちろん素晴らしいけど、もしかしたらヘッジファンドなどで活躍して数億を稼ぐこともできるかもしれない、みたいな。この例はかなり適当だけど、業界が少し違うと中にいる人のスキルセットも異なるので自分の強みが活きる他業界、というのは選択肢として面白いとは思う。

③は一番重要でかつ単純なのだが、要は最後は自分が思うことをやった方が良いよ、ということ。加えて言うなら周りの目を気にしないこと。周りの人が格好良いことを言って実際にその通りにしていたとして、自分も建前でそれに倣う必要は全くない。人のアドバイスに従って行動するとうまくいかなかった時に人のせいにするし、うまく行っても「やっぱりあっちにすれば良かった」みたいな気持ちが出てきちゃうかもね、という。

(以前ツイートした気がするけど)世に「稼ぐ方法」みたいなNoteは溢れているけど、結局のところ給料を上げたいなら平均値が高い会社に入るという事以上の解は無いと思う。そこで成果を出すことまで考えるなら今自分ができることをできる人が少ない会社でがんばるのが効率的だと思う。もちろん副業とか起業とかそういったこともありだろうけど、サラリーマンは比較的リスクは低いし悪くない、と個人的には思う。

などとあまり考えずに転職してきた人が言っても説得力ないですよね。

今日も仕事疲れたな。在宅勤務だと延々と仕事できてしまう。


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