見出し画像

【ユニオンアリーナ】SAO環境考察・全色デッキレシピ解説

割引あり

こんにちは、関西でユニオンアリーナをプレイしている『supple(さぷり)』と言います。

この記事では1/26に発売されたSAO(ソードアート・オンライン)の各カード・デッキについて、ベーシック環境とユニオンレア争奪バトル等のSAO環境の視点で個人的な意見を書いていこうと思います。

僭越ながら、調整後のリストや解説については有料エリアとさせて頂いています。興味のある方は読んで頂けると嬉しいです☺️

以前に書いた【紅蓮】の記事を想定よりも多くの方に読んで頂き、嬉しく思っています。
リンクを貼っておきますので、簡単な自己紹介等もそちらをご覧下さい(全文無料です)。


【デッキのcolor展開】

SAOは青・黄・緑の3色で展開されています。
また、スタートデッキは青で構成されているため、青のカードの割合が少し多くなっています。

各色のデッキに関しては後述しますが、まずユニオンアリーナ全体のデッキcolorについてお話しします。

これを読んでいる方はもちろん知っているはずですが、ユニオンアリーナには赤・青・黄・緑・紫の5色が存在し、それぞれcolorトリガーの効果が異なっています。

赤:BP2500以下の相手のフロントラインのキャラを1枚選び、退場させる。
青:BP3500以下の相手のフロントラインのキャラを1枚選び、手札に戻す。
黄:相手のフロントラインのキャラを1枚選び、レストにする。それは次の1回アクティブにならない。
緑:自分の手札から必要エナジーが2以下で消費APが1の緑のキャラを1枚自分の場にアクティブで登場させる。
紫:自分の場外から必要エナジーが2以下で消費APが1の紫のキャラを1枚自分のフロントラインにアクティブで登場させる。

以上が各colorトリガーの効果です。
この中でも個人的に特に優秀なのは黄・紫だと思っています。

赤・青は相手の盤面に、緑は自分の手札に左右されやすく、タイミングによって不発になることがある印象です。もちろんノーコストでの除去や踏み倒しはタイミングによってかなり強力ですが、自分で中々コントロールできない上、相手目線でのケアが可能(小型から攻撃するなど)な点で少し評価は低めです。

しかし黄のcolorトリガーはどのタイミングで捲れても確実に仕事ができ、弱いタイミングがほとんどないのが魅力です。特に終盤の1点が勝敗に響くタイミングでのフリーズは本当に強力です。

紫も序盤の1点目などで捲れると不発になることがありますが、小型でブロックしておく、あらかじめ1ドロー1ディスなどで場外にキャラを落としておく、などのプレイングでカバー出来ます。また、緑と異なり手札にキープしておく必要がないこと、場外に落ちたカードを再利用できる点を評価しています。

個人的なcolorトリガーの評価は
黄>紫>青>緑=赤です。
青はBP3500まで除去出来ることを考慮して赤より評価を高くしています。

私が新タイトルのカードやデッキを研究する時は、まずカラーリングからみています。
なので、SAOのリスト全公開まで今回の期待度は黄>青>緑でした。

では早速、各カードについて書いていきます。

【青(アインクラッド・ALO)】

主人公のキリトやアスナを有し、連続攻撃・スイッチをメインギミックに据えたアインクラッドと、リーファやユイ等の手札の枚数によって様々な効果を発動するALOの2テーマがあります。

恐らく今回最も注目されているのはアインクラッドでしょう。スタートデッキに収録されているカードもアインクラッドが多く、デッキが組みやすいです。

全てのカードを解説することは難しいので、デッキの主軸となるカード(主にSR)をピックアップしています。

[キリト]

かっこいい

毎ターンフロントラインとエナジーラインのキャラを入れ替えることができる起動メイン効果と、アタック終了時にエナジーラインのアスナと入れ替わる効果を持ちます。

特にスイッチ戦術をメインギミックに据えたデッキであるため、毎ターンスイッチできる効果を持つこのカードがいれば戦いやすいです。

アタック終了時にエナジーラインのアスナとスイッチできるため、単純にアタック回数を増やすだけでなく、返のターンで除去されないというメリットもあります。

[アスナ]

かわいい

キリトがいれば常時インパクトを持ち、移動フェイズ以外で移動したターンはアタック時1ドローを持ちます。

このデッキのメインアタッカーです。特にアタック時1ドローを継続的に使用出来ればアドバンテージを稼ぎやすいため、積極的に狙っていきたいです。

移動フェイズ以外での移動のため、キリト等の効果も勿論ですが、エナジーラインのアスナにレイドした際にフロントラインへ移動すれば効果を使用できます。

[キリト]

STの性能なのか

スタートデッキに収録されているレイドキャラです。登場時に自身以外のキャラをスイッチでき、アスナが存在すれば2回アタックを持ちます。

アスナに並び特に強力なアタッカーだと思っています。比較的緩い条件でBP4000の2回アタックを繰り出すことができ、限定的ですがレイドトリガーで捲れた際にもチャンプブロックしたくないフロントのキャラを守ることができます。

[アスナ]

レイドだと思ってた

スタートデッキに収録されているもう1枚のアスナです。
レイドアスナと異なり速攻性はありませんが、移動ターンにBP5000インパクトとなり、強力なアタッカーです。

アタッカーとしてアドバンテージを稼ぎやすいのはレイドアスナだと思っているので、このカードの枠は検討が必要かと思っています。

ただ、素出し感覚で立てられるカードとしても優秀なのは間違いありません。

[スターバースト・ストリーム]

キリト名称でBP5000以下を除去出来るシンプルなSpecialトリガーです。
癖がないため使いやすいです。

[キリト]

STのみの収録です

2個玉のcolorトリガーかつレイド元になるキリト名称です。
レイドのキリト2種のスイッチとは異なり、1体を別のラインに移動させることが出来ます。前のターンでスイッチしたアスナをエナジーラインに戻したりするのが主な使い道だと想定されますが、3エナ発生時に移動フェイズの前出しをせずに、このカードから使用することでエナジーを繋げながら、前出しをすることが可能です。

どちらかと言えば後者の使用頻度が多そうです。

[リーファ]

かわいい

手札が5枚以上あればBP4000以上へのアンブロッカブルを持ち、起動メインでセルフバウンスを行うことで、BP+1000とアクティブ状態を付与出来ます。

実は3エナレイドとしては破格の性能だと感じています。セルフバウンスはテンポロスに繋がりやすいため注意は必要ですが、登場時効果の使い回しや、手札条件の達成、BPバフとアクティブ付与によるテンポアドバンテージと自身で効果がしっかり噛み合っているカードです。

[ユイ]

最初見た時とんでもないカードかと思った

2ルックサーチか手札からの踏み倒しという2種の登場時効果を持ちます。

前述のリーファでセルフバウンスしたいカードです。このカード自体はBP2000とアタッカーになりにくいため、エナジーラインで何度も使い回すことでアドバンテージを稼ぐのが主となります。

序盤〜中盤はサーチによるパーツ収集、踏み倒しはリーファと組み合わせることで、このカード自身をセルフバウンスし、踏み倒したキャラにバフとアクティブを付与できるためとても相性が良いです。

[リーファ]

ユイと同じくらいセルフバウンスしたい

登場時にBP3000以下へのアンブロッカブルを付与することが出来ます。

こちらもユイ同様にセルフバウンスで使い回したいカードです。ただこのカード自身がBP3000であり、リーファのバフによりBP4000となるため、アタッカーとしての役割も十分です。

ユイ登場時にこのカードを踏み倒し、自身にアンブロッカブルを付与しながら、リーファでユイをセルフバウンスしこのカードをアクティブ化することで、消費AP1でBP3000以下にブロックされないBP4000がアクティブで立ちます。

[アスナ]

ほぼネオン

フロントに移動出来ない制約を持ちますが、登場時に山札からALOを踏み倒すことが出来ます。

狙ったキャラを踏み倒すことは難しいですが、アクティブ登場のため即座に打点を作りやすく、リーファのセルフバウンスとも相性が良いため可能な限り採用したいカードです。

[空中戦]

条件がかなり厳しい

かなり条件が厳しく設定されたSpecialトリガーです。
使いにくさは目立ちますが、ALOに寄せたデッキであればプレイング等で十分カバーできます。

[世界樹]

相手のキャラにバフは初?

リーファ同様にセルフバウンスすることで、自分か相手のキャラをBP+1000することができます。

相手のキャラを対象にすることは稀ですが、レイドリーファのBP4000以上へのアンブロッカブルを達成するための効果でしょうか。

ALOは全体的にBPが低いため、基本的には自分のキャラを対象にしてBP4000ラインを作っていくことが多いです。

ゲームを通して1枚リーチ出来ればいいレベルのカードだと思っています。そういう意味でも2個玉のゲットトリガーである点は優秀です。

【黄(整合騎士・女神)】


アリス・ユージオと強力なレイドキャラを主軸にした整合騎士と、自身のライフ数に応じて効果を発揮する女神の2テーマがあります。

個人的にSAO環境でかなり注目しているcolorにです。

[アリス・シンセシス・サーティ]

かわいい

登場時に除去効果を持ちますが、フロントラインのキリト・ユージオ名称の数に応じて除去範囲が変わるという制約があります。

BP4000を除去させるためにはかなり条件が厳しいですが、どちらか片方でも十分に機能します。

自分のターンでもレイドトリガーで捲れても強力なカードです。

[アリス・シンセシス・サーティ]

超優秀

2個玉のcolorトリガーで、ステップ効果とキリト・ユージオ名称があればBP4000になる効果を持ちます。

アリス名称のため、Specialの条件やレイド元にもなります。

ステータス、能力全てが優秀なカードのため、可能な限り早くリーチしたい1枚です。ユージオでサーチできるため、積極的に狙いましょう。

[ユージオ・シンセシス・サーティツー]

イケメン

インパクトとインパクト無効を持ち、退場時にキリトとアリスにBP+1000とインパクト無効を付与します。

アタッカーとしても申し分なく、チャンプブロックにより他のBP4000を守ることもできるため、盤面が維持しやすいです。

癖がなくどのタイミングでも強力なカードのため、可能な限り採用したい1枚です。

[キリト]

条件が…

黄で数少ないキリト名称です。

アクティブ登場と2回アタックを持ちますが、条件が厳しく消費APも2と重いため、かなり使いにくさが目立ちます。

ですが、アリスやユージオのフルパワーを発揮するためには必要なため、デッキの枠と相談になります。

[金木犀の剣]

かっこいい

癖がなく使いやすいSpecialトリガーです。アリス名称は多く、サーチも可能なため比較的条件は満たしやすいです。

[アスナ(創世神ステイシア)]

イラストがめっちゃ良い

登場時に相手のフロントラインとエナジーラインのキャラをレストにしてかつスイッチさせ、さらにライフが4以下の場合は移動出来ない効果を付与します。

相手のエナジーラインに干渉できる数少ないカードです。2個玉は指定できないため、大幅なテンポロスをさせることは出来ませんが、レイド元を引っ張り出したりとかなり厄介なカードです。

ゲーム中〜終盤になるほど強力で、特にレイドトリガーから捲れた際は戦況が変わるほどの威力です。

[シノン(太陽神ソルス)]

イラストが良い

自分のライフ数に応じて追加効果を得ることが出来ます。
ライフ2以下でBP4000のインパクト1とフルパワーを発揮するには少し遅すぎる印象です。

女神デッキでは唯一のインパクトなので、使いどころは難しいです。

[リーファ(地神テラリア)]

SRレベルの性能

登場時にライフを1枚回収することで、次の自分のターン開始時までBP6000のアンタッチャブル効果を持ちます。

ほとんどのデッキはBP6000を越えることはかなり難しいため、ほぼ確実に次のターンまで残っています。

ライフを回収する効果も、女神デッキでは条件達成に近づくためデメリットになりにくく、実質1ドローと考えています。

実質登場時1ドローを持つBP6000のアンタッチャブルです。そう聞くとぶっ壊れの様に思えますね。

[ラディアント・ライト]

条件が…

条件の厳しいSpecialトリガーです。3エナで発動できる点、名称指定がない点は優秀ですが、それを差し引いても使いにくいです。

青ALO同様に他のカードが優秀なため、Specialトリガーで調整されている印象です。

【緑(GGO・ALO)】

狙い撃ちを持つシノンやインパクト1とダメージ2を持つキリト等の大型のレイドキャラで盤面を制圧するGGOと、場外のユウキの枚数に応じで強化されるアスナが主軸のALOの2テーマがあります。

[シノン]

かわいい

登場時の狙い撃ちを持ち、バトルに勝利した時山札を操作できるレイドキャラです。

山札操作はバトルに勝利した時なので、登場したターンの狙い撃ちでは効果を発動できますが、次ターン以降は相手依存になりやすいです。

[キリト]

女なのか

インパクト1を持ち、自分の他のキャラがバトルに勝った時にダメージ2が付与されます。
また、相手のターン中にイベントで選ばれる際には手札を1枚捨てなければ選べないという擬似アンタッチャブル能力も持ちます。
自身の他のキャラをBP+1000する効果も強力で、BP3000のキャラをBP4000にすることで、他のキャラがバトルに勝利しやすくなります。

運営のコンセプトとしてはシノンの狙い撃ちと組み合わせることを想定されていそうです。

[シノン]

キリッとしてる

BP4000以上でインパクトを持つ2個玉colorトリガーです。キリトやSpecialトリガーによるBP上昇が前提のカードです。Specialとの相性は最も良いと思いますが、2個玉のため前出しするハードルが高いことが少しネックです。

[ウルティマラティオ・ヘカートⅡ]

絶対時間

実質シノン専用のSpecialトリガーです。単純な除去ではないためかなり癖があります。
クラピカ専用の絶対時間とほとんど同じような効果ですが、クラピカと異なりシノンはインパクトを持たないため、ライフを削りにくいのが難点です。

[アスナ]

かわいい

場外のユウキとマザーズ・ロザリオの枚数により効果が付与されていきます。最終的にはBP5000のダメージ2とアタック時に1ドローを持ち、BP3000以下にブロックされないという超強力なアタッカーになります。

4枚の時点でアタック時1ドローを持つため、アドバンテージを得やすく、使いやすいカードです。

[ユウキ]

かわいい

アクティブ登場と2ドロー1ディスを持ち、次ターン開始時に退場する代わりに、相手のキャラを1体レストにできます。

最初の印象は微妙でしたが、使ってみるとかなり強力なカードです。登場時効果も後続確保に繋がり、アクティブ登場によるアタッカーの供給、地味ながらBP2000以下にブロックされない能力も刺さります。
相手ターンにチャンプブロックすれば2面アタックを止めることができるため、ライフも守りやすいという万能なキャラです。

退場後も場外のユウキ名称が増えるため、アスナの強化に繋がります。

[マザーズ・ロザリオ]

イラストが良い

場外のユウキとマザーズ・ロザリオが3枚以上ならBP5000以下退場に変わるSpecialトリガーです。

序盤は条件達成に準備が必要ですが、前述のユウキを絡めれば容易に条件を達成できることがほとんどです。

【各色デッキレシピ】

基本的に最初は特徴通り素直に組んでみました。
その上で各デッキの特徴や個人的に感じた強い点・弱い点を挙げていきます。

[青アインクラッド]

アインクラッドver.1

キリトとアスナのスイッチをメインギミックに据えた連続攻撃が魅力のアインクラッドです。

強い点
①キリト(4/1)による比較的緩い条件の2回攻撃
②アスナ(レイド)によるインパクト+1ドロー
③リズベットによる毎ターンの手札交換
④キリト(1/1)による広いサーチ範囲

弱い点
①レイド主体のデッキであるが、レイドしすぎるとエナジーが枯渇しやすく、除去された際のディスアドバンテージが大きい
②Special以外の除去を持たない
③キリト(5/1)のスイッチがアタック終了時である点
④アクティブ2個玉のキリトがALOである点

まず、キリト(4/1)の2回アタックは単純に強力です。1ターンに複数レイド出来れば簡単に出力を上げることができます。しかし、キリト(5/1)に関しては盤面がある程度整った状態でないと出力が上げられない印象です。
キリト(1/1)は広いサーチ範囲を持ち、ほぼ全てのキャラリーチできますが、アクティブ2個玉のキリトにはリーチできません。レイドを主体とするデッキにとってアクティブ2個玉はかなり重要なため、そこをサーチ出来ないのは唯一惜しい点です。
リズベットはエナジーラインに配置しておくことで、継続的な手札交換が可能になります。また2個玉である点も優秀ですが、レイド元にはならないため嵩張ると少し使いにくいです。
特にアスナ(レイド)が強力です。レイド時にフロントラインに移動すれば、そのターンはインパクト+1ドローが発動できます。このデッキでは貴重なドローソースなので、しっかり機能させたいです。アスナ(非レイド)は速効性に欠けますが、移動すればBP5000のインパクトと最大の出力を発揮します。

総合評価4/5
中盤からしっかりレイドしていけば安定した出力を出していけるデッキです。BP4000が多いため、素出しによるプレッシャーをかけやすいのも魅力です。しかし、Special以外の除去を持たないことと、相手の除去に弱いことから4点にしています。

[青ALO]

ALO ver.1

リーファによるセルフバウンスを起点に、強力な登場時効果を使い回す小型のビートダウンデッキです。個人的には一番注目しています。

強い点
①小型キャラによる序盤の速攻性能
②ユイ(3/1)によるサーチ・展開、リーファ(レイド)のセルフバウンスによる手札の質の維持・向上
③最大エナジーが低いため、事故率が低い点
④アンブロッカブルによる終盤の押し込み性能

弱い点
①全体的にキャラのBPラインが低い点
②終盤の打点がアンブロッカブルしかないため、過剰打点を形成しにくい
③セルフバウンスをメインギミックとするため、盤面のテンポがとりにくい
④レイドが1種のため、引けなければジリ貧になりやすい

アスナ(3/2)やユイ(3/1)の強力な登場時効果を使い回しながら、手札・盤面を形成していくことが必要です。セルフバウンスが可能なのはリーファ(レイド)と世界樹のみであり、どちらもセルフバウンスによるバフがあるため、BPラインの低いこのデッキにはかなり重要です。世界樹は2個玉のゲットトリガーのため、ゲームを通して1枚リーチ出来れば十分です。
事故率も低くかなり安定していますが、相手ターンのBPラインの低さが特に厳しいです。アクティブトリガーを厚めに採用する等の工夫が必要かもしれません。
また、インパクトを持つキャラがいないため、アンブロッカブルがいるとはいえ終盤の押し込み打点は決して多くないです。そのためにも序盤の小型によるビートダウンが重要ですが、セルフバウンスを組み込むため、そこでテンポを落としてしまうのが難しい点です。

総合評価4/5
デッキ全体としてかなり完成度は高いと思っています。小型のビートダウンにすり抜け+バフと各カード間のシナジーが厚いデッキです。構築次第でさらに強化できそうなので4点です。

[黄整合騎士]

黄整合騎士 ver.1

強力なレイド効果を持つアリス・ユージオを主体に盤面を形成するミッドレンジデッキです。

強い点
①アリス(5/1)による除去
②ユージオ(4/1)によるインパクト
③2個玉の性能が高い点
④ユージオ(2/1)による2個玉へのリーチ

弱い点
①アリス(5/1)の名称条件が厳しい
②キリト2種が使いにくい
③レイド主体であり2個玉への依存度が高い点

アリス(5/1)はSpecial以外の除去効果を持ち、特にSAO環境では他デッキに比べ除去能力が高いのが特徴です。しかし、フロントラインにユージオとキリトがいないとBP4000ラインを除去出来ないため、条件がかなり厳しいです。ユージオは優秀な性能ですが、キリトがかなり使いにくい印象です。アリス(5/1)で安定してAP4000以下を除去するのは難しいです。ユージオ(4/1)は無駄のない能力をもち、どのタイミングで出してもしっかり活躍してくれます。このデッキ唯一のインパクトに加え、インパクト無効と退場時のバフを持つため、終盤のライフレースがかなり有利になります。
ユージオ(2/1)はユージオ(レイド)にリーチ出来ないのが難点ですが、アリス(3/1)へリーチできるため、2個玉に繋ぎやすいです。BPも3000あり、フロントラインに上げやすい性能です。

総合評価4.5/5
Special以外の除去を持ち、2種の強力なレイドを有しているため、評価は高めです。しかし名称条件の中でもキリトが特に使いにくいため、構築には工夫が必要です。

[黄女神]

女神 ver.1

自身のライフが少ない程強化される終盤に強いデッキです。

強い点
①アスナ(4/1)によるレスト&ロック
②リーファ(4/1)の圧倒的なブロッカー性能
③アスナ(3/1)のリソース確保
④終盤のシノン(4/1)の狙い撃ち+インパクト

弱い点
①自傷コスト
②レイドキャラの出力がライフ4以下を条件にしているため、序盤は基本的にバニラ
③レイド以外の低エナジー帯のカードパワーが低い
④Specialの条件が厳しい

自傷と引き換えに強力な効果をもつアスナ(3/1)やリーファ(4/1)を有しますが、それに見合う程のボードアドバンテージを稼げる訳ではないため、アグロ系統のデッキには不利かと思います。レイドキャラの条件を満たすのは早くなりますが、そこに繋ぐまでのカードを効果的に使用できないため、かなり厳しい展開になります。
しかし、自身と同じかさらに遅い速度のデッキにはライフを調整しながらアスナ(4/1)を展開することで、相手のテンポを乱すことが出来ます。状況次第ではこのターンのブロッカーと返しのターンの有効アタッカーを1体減らせるため、かなり強力です。
シノン(4/1)は全ての条件を達成できればかなり強いカードですが、ライフ2以下の条件が厳しいように感じます。ユニオンアリーナというゲームでライフ2以下というのは、対面がどんなデッキだとしてもリーサルが飛んでくる可能性は高く、シノンが効果的に使えるのは恐らく1ターン、良くて2ターンです。終盤に重ねてレイド出来ればゲームを決め切る程の性能を持ちますが、それまでの使いにくさが目立ちます。

総合評価3/5
残りライフによる能力の付与というギミックは新しいものの、使用タイミングが限られるカードが多くやや扱い難い印象です。条件を満たした際のレイドキャラのバリューはSAOのカードプールでも最上位かと思います。

[緑ALO]

ALO ver.1

場外のユウキとマザーズ・ロザリオの枚数によって強化されるアスナをメインアタッカーに据えたデッキです。

強い点
①各種ユウキによる安定したリソース確保とライフ維持
②アスナ(4/1)によるリソース確保と終盤のアタッカー性能
③レイド以外のBP4000キャラの性能が高い

弱い点
①Specialにやや条件がある
②場外に最低4枚以上ないとアスナが有効に機能しない
③ユウキ(4/2)をしっかり引き込まないと攻守ともに厳しい

それ程難しい動きがなく、他のデッキに比べるとかなり扱いやすい印象です。場外にユウキとマザーズ・ロザリオを一定枚数貯めないといけないという条件はありますが、普通にプレイしていけば自然と達成できます。
ユウキ(4/2)は消費APに見合った働きをしてくれるこのデッキのメインエンジンです。即座にアタッカーになれることに加え、自壊持ちながら相手を1体レストに出来るため、フロントが空くデメリットをカバー出来ます。これは相手ターンの打点を減らすことだけでなく、自分のターンの打点を通すことにも繋がるため、チャンプブロックするかどうかは、今後のゲームメイクを想定して決めましょう。
アスナ(4/1)は条件を達成するに伴い能力が付与されます。4枚以上で1ドローを持ち、この時点で十分強力ですが、ダメージ2やアンブロッカブル等、後半になるにつれ更に出力を上げていきます。アスナ(3/1)は唯一のインパクトを持ち、アスナ(レイド)同様に条件は比較的容易に満たせます。

総合評価4.5/5
扱いやすく安定感のあるデッキです。リソース確保しながら戦えるため、後半も息切れしにくいどころか、アスナにより出力を上げられる点が優秀です。

[緑GGO]

GGO ver.1

シノンとキリトのファッティ2枚を主軸にした重量級デッキです。

強い点
①SAOカードプール内唯一のBP5000を有する
②狙い撃ちによる除去が可能
③BPラインが高いため、バトルで優位になりやすい
④キリト(7/1)が着地出来れば有利に戦える

弱い点
①2個玉帯のスペックは低くないがら全体的にやや噛み合いが悪い
②狙い撃ちはあるものの、インパクトとの併用が少ないためキャラは除去できてもライフが削り難い
③重量級故に事故率が高い
④キリト(7/1)着地までに時間がかかる

シノン(6/1)は擬似クラピカ、キリトは(7/1)は擬似ランスロットのような能力を持ち、過去の緑の重量級デッキを組み合わせた様なデッキです。メインコンセプトとしてはシノンによる狙い撃ちから、キリトのダメージ2+インパクト1を押し付けていくというものだと思いますが、要求値が高めです。決まった時にはSAO環境でも最上級の出力を誇りますが、安定して出力を出すことは難しく印象です。

総合評価3.5/5
重量級故の事故率や速度をカバー出来るほどのスペックが低エナジー帯に存在しないため、クラピカやランスロットの様な出力を上手く出せない中途半端なことが多い印象です。

【争奪バトルを意識して】

前述した各色のデッキをそれぞれ対面させて回した結果、SAOカードプール内での刺さりやすいカード等が徐々に浮き彫りになってきます。

まずはそれらのカードを軸にしてデッキを調整しました。

ここから先は

1,751字 / 3画像

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?