【ユニオンアリーナ】3on3筆頭候補【京都校】
こんにちは。関西でユニオンアリーナをプレイしている『supple(さぷり)』と言います。
久々のガッツリnote執筆です。
今回は6/23に開催される兵庫3on3に向けて、自身の使用デッキ候補である【京都校】の解説記事になります。
現在までのリストの変化や採用カード、プレイングなどの解説をしていこうと思います。
しかし、京都校は私自身の使用デッキ候補でもあるため、研究開始以降のリスト等は有料記事に致します。
京都校自体は環境TOPというわけではありませんが、対面する機会は無いと言えないため無視できるデッキではありません。
以前に執筆した【紅蓮】の記事にもありますが、相手のデッキを知る事が勝利に直結します。
プレイング中の思考パターンについても記載しているので、ぜひご覧下さい!
【自己紹介】
HN:supple(さぷり)
活動地域:関西
プレイ歴:ユニオンアリーナ初期から
過去のカードゲーム歴:遊⭐︎戯⭐︎王、DM
主な使用デッキ:紅蓮、宿儺、真人など
さぷりというHNは当時観ていたドラマに出演していた本田翼の役名からとりました。
それ以上の意味は全くないです
この度、『ちるななるーむ』というYouTubeチャンネルを開設しました。
ユニオンアリーナの開封動画や対戦動画を自由気ままに投稿していますので、ぜひチャンネル登録もお願いします!
【はじめに】
京都校はユニオンアリーナのリリース開始時のタイトルである呪術廻戦のカードを使用したデッキです。
リリース当初はカードパワーの低さからファンデッキ止まりであり、猛威を奮っていた赤アッシュフォード学園や紫ゼロカレン等には手も足も出ないレベルでした。
それでも僕は使っていましたが。三輪ちゃんが好きだったという思いだけで。
それでも愛だけで勝てる訳はなく、SBで戦績を残すことはありませんでした。せめてフリー対戦やガンスリンガーで好きなデッキとして使う程度でした。
…vol.2が来るまでは。
ここから京都校の各カードを細かく分析していきます。
【三輪霞】
自身に強制ブロックの縛りを科し、2回アタックと登場時・ブロック時のBPマイナスを持ちます。効果自体は強力なのですが、同じLに京都校が複数枚必要なため盤面が固まっていないと真価を発揮できません。
良くも悪くも単体では機能しにくいという三輪ちゃんが再現されています。
同じLに3面埋まっている状態で着地すれば最大の3000マイナスが可能ですが、中盤以降4000ラインの取り合いになるこのゲームでは4000ラインを処理できないということが大きな壁になります。
リリース時のカードプールでは三輪ちゃんを活かす方法がなく、かといって他に採用するカードもないためとりあえず採用していました。タイミングよく出せればまぁまぁ強いくらいの認識です。盤面に残れば2回アタックで確実に打点になれるので強力ですが、なんと言っても2000というBPの低さが足を引っ張ります。
せめてアクティブインまであれば採用できたかなと思います。
2エナ登場時ドローの他タイトルにもよくある互換カード。ハンドリソースの細いデッキであり、貴重なドローソースです。紫であるためcolorトリガーの蘇生でドローができる点は他にない強みだと思います。
しかし、2エナ帯で2000というパワーラインはアタッカーになりにくく、トリガーも付いていないため採用しにくいかなと思います。
青では同じ2エナ帯に真希さんがいますが、紫で同じ効果の三輪ちゃんを出してくれていれば京都校が環境を席捲していたはずです。なぜ出してくれなかったのか。
vol.2で追加された新規三輪ちゃんです。3エナ2個玉のドロートリガーと登場時の手札交換を持ち、京都校の救世主になります。vol.1では高田ちゃんのバウンス2個玉とメカ丸のアクティブ2個玉しかなかったため、純粋な2個玉が増えるのはありがたいです。
【東堂葵】
このデッキの顔こと東堂葵です。このキャラがいなければ京都校デッキはデッキではないとまで言えます。そして、京都校だからこそ許されているパワーカードです。
常時ダメージ2と登場時の2000パンプ、フロントLとエナジーLの入れ替えを持ちます。
この入れ替え効果ですが、ユニアリ界では東堂固有の効果ではありません。
しかし、基本的に相手のエナジーLに干渉する効果は『発生エナジーが1以下の』という制約が付いています。
ヒソカは制約がないものの6エナジーかつ2APと重く、非レイドキャラのためアタッカーとしても1ターン遅れます。
これを見れば相手のエナジーLの発生エナジーが2以上のキャラに干渉する行為を開発側がどれ程重く考えているかということが想像できます。
ユニオンアリーナのゲームシステム上、エナジーLの展開からフロントLへの展開へと波及します。エナジーLはゲームを進行するための土壌であり、他TCGで例えるとMTGの土地やDMのマナゾーンみたいなものです。
エナジーがないとゲーム自体が破綻してしまうのです。
例えば、現在の環境デッキに位置する宿儺やランスロット、L'Anticaなどは勿論デッキパワーが高く、CSやSBでの入賞率は高いです。反対に赤テイルズや青HUNTER×HUNTERなどのデッキはCSなどの『勝つための大会』において環境デッキと互角に戦えるかと言われれば、難しいと思います。(これは好きなデッキで戦いたい、勝ちたいという人を否定している訳ではなく、ただ勝ち上がることを目的にした場合のデッキの選択肢には入ってこないという意味です。)
例えば、宿儺vs青HUNTER×HUNTER(仮に指定ポケットとします)が戦った場合、必ず宿儺が勝つのでしょうか。もちろん10戦20戦行えば宿儺側が勝ち越すと思います。しかし、指定ポケット側が上手く回った試合、宿儺側があまり回らなかった試合、事故を起こした試合は指定ポケットにも勝ち目があります。特にエナジー事故を起こした場合、デッキパワー関係なく一方的な攻撃が行われ為す術なく負けてしまいます。どんなに強いデッキでもエナジーLの基盤がなければ展開が行えず、ゲームにならないのです。
環境に存在する強力なレイドキャラはほとんどが4エナ以上を必要とします。エナジーLに発生エナジーが1のキャラのみの場合、4枚で4エナジー発生しておりそこにレイドを行うと3エナジーになるため、もう一度エナジーLの展開が必要になります。フロントLのキャラにレイドをするとエナジーLを崩さずに済みますが、レイド元とレイドで2AP使用してフロントLに1面しか立たないというのはあまりにも弱い動きになります。
前出しも同様にエナジー不足に陥るため、アタッカーを作るとエナジーLが枯渇してしまいます。
ただ発生エナジーが2以上のカードが存在するだけで、容易にフロントLへの前出しやレイドが行えるためゲームが加速します。特に環境デッキはレイドキャラの性能が高く、ユニオンアリーナのレイドシステムにおいて発生エナジーが2以上のキャラの存在は超重要です。
その発生エナジー2以上のキャラに干渉することはユニオンアリーナではマナー違反と捉えられているのでしょう。
MTGにおけるランデス(Land Destruction)、いわゆる『土地破壊』に近いです。ハンデス(Hand Destruction;手札破壊)と同様に相手に嫌われる戦術であると同時に一方的な勝利を可能にする最強の戦術でもあります。
ここまでの説明で発生エナジー2以上のカードに干渉することがどれ程強力か分かって頂けたと思います。
レイド東堂は入れ替え対象にエナジーの制約がなく、加えてダメージ2と2000パンプを持ちます。そして5エナのレイドトリガーです。
ユニオンアリーナのカードプールの中でもヘイトの高いカードであることは間違いないです。
特にいうことはないレイド元ゲットトリガー。余程の理由がなければどんな構築でも4枚推奨です。
サブアタッカー要因。起動メインでダメージ2になれます。ハンドリソースの細いデッキのため、手札コストは重いです。3エナでダメージ2になれるのは優秀ですが3500というパワーラインが弱く、高田ちゃんが必要という厳しすぎる条件を持ちます。
この高田ちゃんを採用しなければならないのが欠点になります。デッキの事故率は下がるかもしれませんが、特徴も合わずトリガーもないカードを採用するのはかなり弱いと感じました。
NEW CARD SELECTIONで追加された東堂です。起動メインで自身のキャラを対象に入れ替えを使えます。自身が2個玉であり好きなタイミングで入れ替えを使えるため、動きの幅が格段に広がりました。加えてアクティブトリガーを持ち、レイド元にもなるというパワーカードです。このカードのおかげで京都校は回っていると言っても過言ではありません。
入れ替え対象は京都校のみですが、デッキ内のほとんどが京都校なので問題はないです。
このデッキのレイドキャラは5エナ〜6エナ必要なため最低でもエナジーLに2個玉を2枚以上維持する必要があり、2個玉かつ自身で入れ替えが可能なこのカードは序盤の動きをさらに強くしてくれます。
【与幸吉(究極メカ丸)】
アクティブ2個玉かつ特徴に京都校を持ちます。トリガーがないのは難点ですが、レイドキャラのエナジーが高めのデッキなので必須です。vol.2の強化によりレイド元という要素も追加されたため、抜く理由がありません。先行後攻とも最速の2ターン目に着地させたいカード筆頭です。
メカ丸のゲットトリガーのレイド元です。東堂名称よりもメカ丸名称の方が多いため、0エナ枠を削るとしたらここかなと思います。特に言うことはないです。
登場時-1000を撃てるレイド元兼colorトリガーです。colorトリガーはvol.1の東堂もいますが、前述した通り癖が強く、使いにくい場面の方が多いためメカ丸の方が優秀かと思います。
3エナのためcolorトリガーでリアニメイトができず、BPも3500と単体性能はそれほど高くないためレイドメカ丸に繋げる前提のカードです。
東堂に次ぐ京都校2枚目のレイドキャラで条件付きインパクトと登場時の除去を持ちます。6エナと重いわりに除去対象は3500以下といまいちですが、京都校唯一のインパクトとして採用します。条件付きインパクトですがこのデッキはほとんど京都校なので条件はあってないようなものです。フィールド除去も現状あまり輝く場面は少なく、環境で使用されているフィールドは伏魔御厨子くらいでしょう。
フィールド破壊はおまけ程度に考えて3500除去を使うことがほとんどだと思います。colorメカ丸と組み合わせると4500まで除去することが可能なので、余裕があれば狙っていきます。レイド東堂で引っ張り出したキャラを狙うのもよく使うコンボです。この場合はエナジーの流れが5エナ→6エナになるのでエナジーLに余裕がないとあまりできませんが。
どちらにせよ、レイド東堂以外に優秀なアタッカーが増えたことに変わりはないので特に理由がなければこちらも採用するのが望ましいです。
【庵歌姫】
このデッキはこのカードがあるから成り立っていると言っても過言ではありません。1エナ枠のドロートリガーでデッキ内のほぼ全てのキャラにリーチできます。
1エナで3種類の2個玉全てがサーチ対象になるのです。最初にこのカードが引けていなければマリガンしてもいいレベルです。ハンドを1枚切れるため、1点目colorトリガーの裏目をなくすこともできます。最強です。さすが先生。
【西宮桃】
登場時に手札からの踏み倒しを持ちます。効果自体は強力ですがこのカード自体のスペックが低いため、見た目以上に使いにくいです。ただ、基本的に3APしか使えないという制約があるゲームシステム上、1APで2AP分の動きをできることは実質Finalを使用しているのと同義なため、1〜2枚の採用はありです。
【加茂憲紀】
アタック時にフロントLのキャラを-1000できます。シンプルかつ強力な効果ですが、BP3000かつトリガーなしというのが足を引っ張ります。
アタック時というタイムラグもあるため、採用は難しいと思われます。真人のようなBP-を連発するようなデッキには採用を検討できます。
【楽巌寺嘉伸】
0エナ2000アクティブトリガーの特徴京都校です。4枚入れましょう。
【禪院真依】
登場時に味方を1000パンプできます。他の0エナに比べ使用する場面が限られており、BPの低さやトリガーを持たないことから採用は難しいと思います。
【交流戦】
レイド東堂に続き、京都校だからこそ許されているパワーカードその2。場外から京都校をサルベージし、手札から京都校を踏み倒します。
場外からサルベージしたカードをそのまま踏み倒すことで実質的なリアニメイトができ、場合によってはサルベージしたカードとは別のカードを踏み倒すこともできます。
ユニオンアリーナは一部のデッキを除いて、場外に落ちたカードをあまり使い回すことができません。できたとしても名称やエナジーに指定がある場合がほとんどです。
ですがこのカードは京都校であればなんでもいいため、デッキ内のほぼ全てのキャラカードが対象になります。レイドキャラも対象なのでいきなり場外から究極メカ丸絶対形態が出てきてリーサルなんてこともありえます。
京都校はエナジー破壊と死者蘇生を持つ唯一無二のデッキなのです。
【不義遊義】
5000以下をデッキボトムにバウンスするため、退場時効果を使わせず、再利用も不能にする最高峰の除去です。手札からの踏み倒しをさせますがレスト登場のためブロッカーにはならず、登場時効果も発動させないためあまり脅威ではありません。そしてなんと東堂がいるだけで1ドローも付いています。他タイトルのSpecialと比べても頭一つ抜けているカードです。
【存在しない記憶】
東堂と東堂以外のキャラをそれぞれ+1000し、東堂にインパクトを与えます。意識外から突然のインパクトを形成することができます。アクティブトリガー持ちなのでライフから捲れても強く、1〜2枚程度の採用はありだと思います。
以上が京都校に関連する全てのカードになります。
これ程のスペックを持つカード達が弱いはずもなく、vol.2発売以降の東堂葵は買取2000overといつかの虎杖を彷彿とさせる高騰具合です。
元々レイドキャラやイベントのスペックは高水準だったものの、それ以外のキャラが弱くデッキとしてまとまっていなかったのです。それが新規レイドに2個玉追加、デッキとしての回転率を大幅に改善する強化を得て京都校は環境へと姿を現しました。
【デッキリスト】
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