坐禅再開

坐禅を再開しました。
一日一時間を一、二回。

一年半ほど、整体のボディーワークをひたすらローテーションしていました。おかげで禅病や偏差にはならずにすみそうです。

いったいなぜ、瞑想難民は生まれるのでしょうか?
整体を学んで、おおよその答えが出ました。

都市部に住む現代日本人の身体アベレージは、残念ながら、人類史上最弱だからです。何もせずにいると、すごい早さで弱っていきます。

また逆に、運動習慣があっても背骨が偏っている人を、整体教室で時たま見かけました。実際に背骨を触らせてもらったのです。フラダンスの先生や、山岳ガイドの方でした。彼らはプロですが、やはり頭や目の使いすぎが目立っていました。
また、タイの上座仏教の僧侶は、メタボ化が進んでいるという報道を以前耳にしました。お布施のご飯にジャンクフードが多くて、それを食べていると、勝手に太ってしまうということです。
身体・修行業界のプロですらそうなのですから、素人にいたっては、言うに及ばずです。


現代人の身体には、明確な特徴があります。
具体的には運動不足と水不足。
そして目・頭の使いすぎと食べ過ぎです。
これに当てはまらない人は、ほとんどいません。

坐禅をやりたい人は、まず背骨をならす必要があります。
そのための各種トレーニングや調整法が整体にはあって、準備運動として非常におすすめです。
本来はヨガが瞑想のための準備運動だったのですが、識字率や情報テクノロジーの向上によって、もはやそれでは追いつきません。それほど現代人は頭が疲れている。
何も知らずに座れば、禅病一直線です。今風にいうと、自律神経失調症やエコノミー症候群ですね。

それにしても、いったい私はなぜこれほど坐禅に取り憑かれているのか。
私の坐禅への欲望がすでに煩悩レベルです。座りたい。

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