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体癖 捻じれ型7種

鬼門の7種です。個人的にもっとも相性が悪い。
なので文化人類学的な側面を中心に、重い筆を取りましょうか。

捻じれ型の7種は「勝ち負け」が感受性の中心です。
腰椎でいったら3番の可動性がよく、腎臓と泌尿器の性能がいい。

逆に調子が悪いときは小水の出や腎機能、股関節に何らかの問題が出やすい。「風邪をひくときいつものどが痛い」という人も、捻じれ型の可能性が高い。

見分け方は、全体癖の中でも一番簡単です。
肩を左右に振りながら歩くような人は7種、
腰をふりふりモデル歩きをする人は8種です。
エネルギーが余ってくると、7種の捻じれ具合はさらに増します。

7種は9種と並んで、性能力に特徴があります。
ただしその質が違う。
7種がどっちかというと”セクシー”で、9種は”色気”です。
そして”セクシー”は加齢とともに失われていくが”色気”は残る。

性格的にはあれです、ドラえもんのジャイアン。
声が野太く大きく、目つきがきつい。
場を仕切ることや、上下関係と貸し借りの意識に、独特な自分の世界がある。ものすごくけんかっ早い。

親分肌で気に入った太鼓持ち(スネオみたいにきざで弱そうな2種体癖が多い)の面倒見はいいが、それ以外の人間にはきわめて冷淡。演歌歌手はほぼこの体癖です。

弱点


急所は捻じれそのもの・側腹・足裏の腎臓の急所・股関節です。
腎機能が半分低下するので高血圧も多い。
更年期に心身ともに問題が多発しやすい。ヒザ痛やリンパ系の異常が多い。
矯体操法でサクッと捻じってもいいし、セルフケアでも活元の準備運動の背骨ねじりをやってもらう。

あとはゴルフや野球のバッティングが自己調整にはいいのではないでしょうか。どちらも代表的な捻じり運動なので。
ただしバランスするには得意でない側の捻じりをこなす必要があります

代表人物は格闘技家やボクシング選手全般。
漫画家の新井英樹(代表作『ザ・ワールド・イズ・マイン』)。

7種の整体人類学


整体人類学にいきましょう。

腰椎3番とは、チンパンジーが普遍的に持っている腰の骨です。
人間は腰椎が5つあるが、チンパンジーは3つまで。
ちなみに平和主義者のボノボは、チンパンジーよりも腰椎の数が多く4個あるそうな。
遺伝的な差異に着目されがちですが、実はこうした根本的な脊椎の構造が、人間と他の霊長類でまるっきり違います。

温厚そうなチンパンジー、本当はやたら凶暴なんです。
ボス猿が他のオスの子ザルを殺しをしたあとに、その母親のメスをレイプしたりします。
子ザルがいると、メス猿は生殖活動を控えてしまう。
だから殺すのだそうです。
群れの中でも外でも子殺しとレイプをする。とんでもない話ですが。


この腰椎3番には、性欲が高まるときと暴力を扱うときに力が集まります。
身体の捻じれって、莫大な回転力を産むんですよ。
それを人間はパンチやキックにエネルギー変換する。あるいは性衝動に変換する。
精神分析家の始祖・フロイトは、エロスとタナトスの両義性をつとに重視しましたが、それは腰椎3番の代表機能でもあるんです。腰椎3番は性器血行も同時に司る。

チンパンジーがなぜ凶暴かといったら、腰椎3番に力が集まりやすいからではないでしょうか。

ここまで書いて、風俗街を取り仕切るのがなぜヤクザと所轄の警察であるか、お分かりいただけると思います。
警察とヤクザと水商売(の経営者)って、実はみな捻じれ体癖の強い人が、勝手に集まりやすい職業なんです。どれも暴力や性を専門的に取り扱う仕事である以上、その機能が過剰亢進した人々が自然とやってきて、マウンティングにより組織内で厳密な上下関係を形成する。
嬢もよく順位付けされますが、元々そういうのが好きな経営者が多い。

そういった同じ穴のムジナたちが三すくみの関係性を形成して、互いにけん制しあっている。性と暴力に過剰な人々が相互抑制のために、ネガティヴ・フィードバックを形成している。

これが風俗街とヤクザと警察という現象の本質です。
性と暴力の三権分立

警察署って、必ず道場がありますよね。
あれは整体人類学的にも筋の通る話で、捻じれ型の人には武闘家や格闘技の愛好者が圧倒的に多いのです。暴力をコントロールする技術に憧れる、ともいえる。
もともと勝ち負けを決めるのが好きだからだし、集まってきた人間の間で、序列を決めるためのネタにしている感じがあります。

性にしろ暴力にしろ、もっとも人間の過剰な力が集まりやすい危険物。
それにはどこかで超自我的なリミッターが必要になる。
そしてそのリミッターであるはずの警察も、実は同類なのだというのが、この笑えない話の肝なのです。

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