金木犀と自己犠牲
外を歩くと金木犀の香りがする季節になった
この香りとともに一定の記憶が思い出されるのは私だけではないはずだ
この時期、私は、ある年下男性を思い出す
好きだったのか依存だったのか未だにわからない
失恋に傷ついたその人を癒してあげたいと思ってしまった
というか、そのスタンスでいれば、その人といられると勘違いしてしまったのだ
変な母性が発動して、恋愛ベタが暴走したらそうなる
…私だけ?
母乳パワーを開放して、奮闘していた当時の私
今思えばもっと違う方法があったやろ!と突っ込みたくなるけど
バカな私、かわいい…♡
元カノへ未練たらたらの話を聞いてあげて、うんうんとひたすら聞いてあげる私
自己犠牲の塊…本当は振り向いてほしかったんだよね
自分が犠牲になる関係はしんどかったんだって、そのあと数年引きずってから気がついた
その人と元カノとの思い出話に金木犀の話があった
私が金木犀で思い出すのは、年下男性の甘酸っぱい初恋の話
それを聞いているときのなんともいえない気持ち
純粋に好きな香りだったのに、かれこれ7年複雑な気持ちにさせられる
いつか甘くてあったかい思い出に書き換わりますように…
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?