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植田正治写真美術館

11月のとある日、かねてから訪問を熱望していた美術館へ行ってきた

帰省のついでに行ったが、それでも車で片道2時間
ほとんど車のいない平日の高速道路は気持ちが良かった

色づいた流れる景色を見ながら胸を高鳴らせる

訪問時は「ボクのスタジオ」を展示していた

あいにくの天気だが、到着時は雲も少なく、雪を冠した大山もきれいに見えていた

植田正治さんの写真に出会ったのは、生誕100年を記念した展示会が頻繁に行われた2013年

ふらっと入った東京ステーションギャラリーでのことだった
何か用事があったのだが、予定まで少し時間があり困っているときに目に入ってきた

こんなところにギャラリーが!!

ふら〜っと入ったのだが、そんな無防備な自分に不意打ちのパンチがきた

衝撃の出会いだった

こんな感動することに出会えるのかと嬉しかったことをよく覚えている

その後、都内の他のギャラリーで開催していた展示会で、焼き増しの写真2点を購入した

お金もないのに美術品を自分が買うなんて…かなり勇気がいった
展示会を知ったのが遅かったためうりきれていた作品もちらほらあった
だ売れていない写真の中から2点までしぼり、悩みに悩んで1点購入した

帰り道、駅についてもどうしてももう1点のことが頭から離れない
駅のホームで帰ろうか帰るまいか悩み、えいっとばかりにもう1点を購入することにした

一生モノだから

ねっ。

あの時の英断した自分におもいっきりハグしてあげたい

ステキな家で飾るのだと、未だに眠っている写真たち
時々出してはうっとりとながめる

ステキな家…そんな日は来るのだろうか

という不安は見ないこととして

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