介川広美

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重みのある幸福感

私は、お客さんとして「これ、いいな」と感じると、「やってみたい」と提供する側になりたくなる性質がある。 着付け、ロミロミマッサージ、透視やオーラリーディング、呼吸ワーク—— どれも、私を受ける側から提供する側へと動かすものばかり。 なんでだろう? でも、これらが決して得意というわけではない。不器用で飽き性、おしゃべり過ぎるコミュ障の私にとって、できるようになるまでの道のりは非常に長い。それでも、興味とやる気、そして負けず嫌いの精神が私を支えてくれている。 提供する側に

    • 「鬼太郎と私と息子」

      私の初恋はゲゲゲの鬼太郎だった。 どれほどの恋心だったかを示す一例として、幼稚園の記念写真がある。 みんなが一緒に写ったその写真の中で、私だけが鬼太郎のトレーナーを着ていた。男の子用のトレーナーで、色は濃いグレーだ。他の女の子たちはキティちゃんやキキララのピンクや薄紫のトレーナーを着ていたのに、私はなぜかそのグレーのトレーナーが大のお気に入りで毎日のようにきていたのだ。トレーナーの首元は少し緩んでいても、私の顔には満足そうな笑顔が浮かんでいた。 その笑顔こそが、私の鬼太

    重みのある幸福感