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どん底にいる時こそメンターに出会う

こんにちは。スピ研といいます。ぼくは19歳で理容師のインターンとして就職したというのに、ずっと貯金できない男でした。そんなぼくでも、運をよくすることで収入を増やしたり、恋人にしたい女性に出会うことができました。ここでは、ぼくが運を良くするために奮闘した10年間の記録を発信しています。よかったらぜひ読んでみてください。


床屋ははっきり言って女の子にモテない

ぼくは自慢じゃありませんが、恋愛経験は少ない方だと思います。
ちなみに中学生のころは彼女のような存在の女の子がいました。奥手だったので、自分から告白したことはないけど、先輩の女の子から手紙をもらって、それから一緒に帰るなんてことも経験しました。が、そこまでです。
理容学校に通っていたころも、すごく人気のある女の子からデートに誘われたことがあります。どうしてだかわからないけれど……
当時の自分を振り返って一つだけ言えるのは、ぼくは安心できる相手だったのかもしれないということです。女の子を傷つけるようなことはしないし、言わない。なので、一部の女子からは、そういうところを認めてもらっていたのかもしれません。
でも、社会人になって、結婚を意識するような本気の彼女はなかなかできませんでした。
それだけ床屋の修行は厳しく、神経と体力を消費しますし、職場は男ばかりの環境です。お客さんも周りのスタッフも……
休みも少なく、勉強や練習が必要で、借金して道具を買うのでお金だってありません。これじゃ、何もかも普通のぼくがモテるわけないよな……
でも、強がりを言わせてもらえば、若いころに女の子に情熱を注ぐチャンスがなかった分、ぼくはたくさん勉強もしたし、風水や掃除、運をよくする研究だってできたんです。
さぁここからだ!と、ぼくは思っていました。
最初に働いていた店がオーナーの引退で閉店になった時、ぼくは女の子も働いている環境、新しい店に飛び込んでいくことにしたのです。


現実は甘くない

次に働いた店は、これまでの記事でも何度か登場している、神奈川県の店です。風水的にみると何も対策していない店ではありますが、売り上げとしてはそこそこ。環境も、オーナーがキレやすいことと給料が低いことを除けば、同僚もいい人ばかり。
実力主義のその店では、腕によって給料が決まるので、最初はみんな低いところからのスタートになります。ぼくは、男性のカットなら自信があったので、そのうち給料も上がっていくだろうと甘く見ていました。ところが、案の定そんなに現実は甘くありません。
美容室から派生した理容室だったので、常連客は女性ばかり。たまに男性のお客さんが来ても、すでに先輩の指名顧客。ぼくにはまったくお客さんが回ってこない日が続きました。
そこでぼくは、生まれて初めて名刺を作り、男性客の獲得のために路上でティッシュ配りをしたり、店のブログを書いたりしました。どれも今まで勉強してこなかった分野……結果は惨敗。
給料は一向に上がらず、前の店で道具を買ったときの借金を返すのが精いっぱい。自分で税金を払う習慣のなかったぼくは、滞納をかさね、みるみる極貧生活に堕ちていったのです。
だめだ。女の子どころか自分で男性のお客さんさえ掴めない。このまま人にモテないままじゃ、本当にダメになる。
ぼくは、支払いが滞って電気も止まった部屋で、情けなくて涙がこらえきれなくなりました。
いつしか日課にしていた掃除も疎かになり、部屋はちらかり放題。自炊もしないからと、水回りの掃除もさぼるようになりました。
今思うとぞっとします。そんな環境で寝起きしても疲れなんて取れるわけありません。頭はさえなくなり仕事でもミスを連発。一向に上がらない給料に、膨れ上がっていく税金の滞納。
知識がなく、前年度の給料の方が高かったので、何も対策していなかった僕は、その年偉い目に遭ったのです。
結局その店で働いていたころのぼくには、100万円近い借金と税金の滞納がありました。
これを読んでくれている方で、え? 自分も……と思った方。もしいたら、はっきり言います。大丈夫です。絶対に盛り返せますのでこの先を読んでください。


困ったときに相談する相手

困ったときは、誰かに相談したくなります。寄りかかって甘えたくなります。ぼくは、自分が相談したくなる相手のパターンが大きく分けて2種類いると思っていて、一人はなんだかちょっと甘えたくなる相手。心を許せて弱みを見せられて、もしかしたら助けてくれそうな相手です。そしてもう一人は、ヒントをくれる相手。厳しくしかってくれることもあれば、冷静にアドバイスをくれることもある。ただ聞いてくれるだけの時もあるけど、このパターンの人は絶対に甘えられない空気を持っています。
ぼくはこの時弱り切っていて、誰かに甘えたくなりました。両親には甘えられなくて、地元の友達に弱音を吐いたんです。そうしたら、まんまと新興宗教に勧誘されて、雷を落とされたような気分になりました。
まさかあいつが?! よりによってなんでこんな時に?! 弱っている時ほど騙されやすいと聞くけど、いやぼくは騙されはしなかったけれど、危なかったです。
そうか……そういうものにすがりそうに見えるんだな。これはぼくの失態でした。
つぎに、これまで続けてきたことを整理してみようと思った時、再び大谷選手のニュースが目に飛び込んできました。
そうだ! 掃除だよ。今のぼくは運が悪いだけかもしれない。運をよくするには掃除だ! 風水だ! よし!
ぼくはまず、乱れ切った生活を整えるべく、今まで見ないことにしてきた部屋の汚れと向き合いました。ひどい環境でした。
風水を整えるグッズを買うほどのお金はなかったので、掃除と洗濯を丁寧にしてから、トイレに京都産のお香だけ焚き、じっくりと相談したい相手を選ぼうと、知人の顔を思い浮かべてみました。
がしかし…… やばい。うかばない。楽しく飲みに行きたい先輩や友達はいるけど、こういう時真剣に相談したいと思えるメンターが、ぼくにはこの時まだいなかったのです。


先に彼女ができる

ぼくは、ある日先輩から合コンに誘われました。人数合わせということで、まったくやる気のない、力の抜けた状態で居酒屋に向かいました。金もないのに合コンかよ……と、断れない自分の性格を呪いましたが、この日は一粒万倍日だったので、もしかしたら何かいいことがあるかもしれないと思いなおし、出かけていくことにしました。
なんと、ぼくの彼女となる女の子がそこにいたわけですが、思えばまったく気合の入っていない本当のぼくの姿を、しょっぱなから見せた相手だったのです。
大きな目が印象的な彼女は、隣になったタイミングで自分のご両親の話をしてくれました。
「私も自営業の家で育ったから、家族がどんな仕事をしているか子どもが知っている環境って、とてもいいと思う。床屋さんもそうでしょ? いいよね。そういうのって」
ニコニコ話す彼女を見てぼくは、この子だ……とその時思いました。
ずごく美人ってわけでもないけど、笑うと可愛いし、家族仲が良いのはぼくと似てる。そう思ったのです。
次の休みの日、彼女をデートに誘い、ぼくたちは江の島に行きました。彼女はとても楽しそうにしてくれ、ぼくのことも、ぼくの仕事も好きだと言ってくれました。こうしてぼくたちは晴れて付き合うことになったのですが、その彼女がまたすごい強運の持ち主だということは、また今度お話ししたいと思います。


事故る

ある日、ぼくたちは共通の趣味であるスーパー銭湯に行きます。
車を持っていなかったので、カーシェアリングで車を借りていきました。
その帰り道、信号待ちの状態で後ろから追突されてしまい、ぼくたちの乗っていた車が停止線から10メートルくらい前に吹っ飛びました。
彼女は衝撃で首を痛め、ぼくもむち打ちに。
追突の衝撃と音で真っ青になっている彼女が、
「首が動かない! きゅ、救急車呼んで!」
というので、ぼくは警察に電話し、救急車も一緒にお願いしました。次に彼女のご両親に電話し、状況を説明してから、後日お詫びに伺いました。
鬼のような形相の彼女のお父さんは、首にギブスを付けた彼女とぼくを正面に座らせ、こういいました。
「二人とも。しばらく家で暮らしなさい。うちから二人で病院へ行きなさい」
彼女のお父さんは、この間、ぼくの生活をすべて見てくださいました。
ぼくは彼女のお父さんに事情を正直に話し、家賃が浮いたのと、保険が降りたのとで、すべての借金と税金の滞納の支払いを済ませることができました。
彼女は、むち打ちのひどい症状と引き換えに、ぼくと一緒に暮らせる! と喜んでくれました。車でデートにさそったばかりに、彼女に痛くて怖い思いをさせてしまったことを本当に申し訳なく思い、ぼくは彼女をそれまでよりももっと大事にしようと思いました。

彼女のお母さんは、ものすごく掃除が上手なお母さんで、驚くばかりでした。ぼくが手伝います! というと、喜んで任せてくれ、ぼくの掃除の仕方を褒めてくれたりもしました。
「さすが床屋さんね。ご実家で教えてもらったの?」
まさか掃除の仕方で彼女のお母さんと仲良くなれるとは思っていなかったぼくは、世田谷の店のオーナーの話をして、さらにお母さんと仲良くなりました。

当然、彼女も掃除や洗濯をしっかりする女の子で、すでにぼくの身の回りのことをしっかりやってくれていました。
この子と結婚したい! ぼくはそう思いました。
やはり運がいいとしか思えないと、この時から思うようになりました。
このままじゃ罰が当たると思い、怪我を治しながら次なる就職先をぼくはついに探し始めました。


メンターに出会って仕事運ががらりと変わる

結局、彼女の怪我が完治するまでに1年以上かかりました。ぼくはその間に就職を決め、彼女の家から職場へ通わせてもらっていました。
今度はチェーン店の床屋です。今までに経験のない、低価格の店。給料は歩合制で、技術の速さとお客さんのリピート率が給料に反映します。
ぼくは一刻も早く、彼女のお父さんに恩返しをして、胸を張って
「娘さんと結婚させてください」といいたかったので、職場選びとその先の計画は念入りに行いました。
そして、新しい店の店長と出会うのです。
この店長、スーパー店長と言ってもいいくらいの凄腕でした。IQ150くらいあるそうで、元メンサの会員だったそうです。
うそだろ……? そんな人が床屋なんてやるか? ぼくはこの店長のことを少し疑っていました。
ところが、店長と仕事をしていると納得せざるを得えない仕事ぶりでした。
超人的なはやさと正確さで、1日に100人以上のお客さんの髪をカットしていました。
この店長は、仕事のはやさと正確さ、稼いでいる額が、化け物だったのです。
ぼくの周りには、それまで床屋で億を稼いでいる人はいませんでした。
でも、目の前に現れたんです。億り人が!

ぼくは、それまで自分の仕事や可能性を、ここまでと線引きしていたことに気が付きました。
どうせ床屋で億を稼ぐのは無理だろうと。
でも、目の前の店長は実際に稼いでいました。そしてどうやって稼ぐかのノウハウを惜しみなく話してくれ、実践して見せてくれる人でした。
怪しげなセミナーや、オンラインサロンとは訳が違います。副業でもありません。

店長の行動力は凄まじく、中にはまねできないものもあったけど、彼女を幸せにするためならやるしかありません。

ぼくは、初めて投資の勉強を始めました。
結論から言うと、現在のぼくの年収は床屋だけで700万。それ以外の副収入が、米国株の投資で数百万あります。
まだまだ億には届かないけれど、その方法はメンターから学びました。
資産を築くのには時間がかかるので長期戦といいますが、投資も結果を出すにはやはり運の良さが必要なんだと学びました。


いかがでしたか?
今日はついにぼくのメンターと彼女の話を書きました。運をよくする努力をしていると、周りに運のよい人が集まってきます。その人から受ける影響は、幸運を循環させるので、自分の周りがパワースポットのような状態になります。
運が悪いなと思ったら、まず掃除から始めてみてください。そして出かけて人に会うことです。きれいな玄関から出かけていけば、その先で運を掴み、自分の家に持って帰ってこられます。まずそこから始めてみてください。
運をものにするためにはまず掃除。そして風水です。ぼくは今なら確信をもってそういえます。

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