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悪魔の傾聴

本音を引き出すテクニック

またまた
聞く読書で
面白い本に出会いました。

それが
「悪魔の傾聴」

著者の中村淳彦氏は
ノンフィクションライター

取材で人の本音を
短時間で引き出すことが仕事の
重要なポイント。

その二十数年の経験の中で
編み出した本音を引き出すテクニックが
詳細に語られています。

なので、
現場で使える
実践的テクニックとも
言えそうです。

スパジは
カウンセリングも
コーチングも学んだことがあります。

その中で
「傾聴」
というのは
重要なスキルです。

ですが、
そこで学んだ傾聴とは
根っこは同じでも
テクニックとしては
違うところがあります。

そのテクニック部分も
かなり詳細に書かれていて
とても参考になります。

まぁ、それがすぐにできるかは
わかりませんが・・・

理屈じゃなくて
現場で効果を生み出した
テクニックですので
説得力もあります。

また、他で語られている
傾聴とは
違うようなテクニックもあります。

ここの小見出しにも書きましたが
この悪魔の傾聴を使う場面は
「本音を引き出すこと」です。

自分の、人には話したくない本音を
短時間(90分)で引き出すための
考え方・あり方・テクニックが書かれています。

なので
他の場面では使えない(使いにくい)
こともありそうですので
使う場面にご注意を。(使うなら)

目次から

少し内容をイメージしやすいように
目次の一部を披露しましょう。

・相手の欲望と感情を意識する
・初対面の異性に対しての第一声
・傾聴を広げる質問の仕方
・相手の手首にリストカット痕を発見
・福祉現場での欲望の断捨離
・立場が圧倒的に上の人物と話すとき
・「成長」「学び」は危険な言葉
・自分の話をしないための座右の銘
・受容力を鍛えるには

傾聴のテクニックとして

イメージアプローチ
キーワード型アプローチ
逆ライフヒストリーアプローチ
ディープドリルアプローチ

などの具体的な
話を引き出すテクニックも
披露されています。

読んでみて

スパジも
傾聴を学び
少しは実践したこともあります。

しかしこの
悪魔の傾聴は
さらに突っ込んで徹底して
傾聴するテクニックが書かれています。

本音を引き出すために
自分のことは話さない
フラットな立場でいるなど
徹底して自分を殺す(比喩として)
心構えと鍛錬も書かれていますよ。

最初にも書いたように
どんな場面にも使えるのではないでしょうが
「本音を引き出す」
には大いに使える場面があるのではないでしょうか。

傾聴を学んだ方にも
十分役立つ内容だと思います。

具体的な会話事例も豊富にあり
イメージもしやすいです。

ただ、具体例は
ノンフィクションライターが
社会問題を扱う際に
インタビューの場面で
という例がほとんどです。

そこを同自分ごとに
展開できるか
というところが大切かと。


Amazonオーディブル最高!

これも
おそらく
自分からはお金を出して
買わなかったであろう本です。

Amazonオーディブル(聞く読書)
の聞き放題対象本であったから
聞いてみた
という本です。

でも、面白かったですよ。

意外な本に出会うためにも
このサービスはとても役立っています。

Amazon Kindleリミテッドも
使っていますが
こちらは、月に1冊も読まないぐらいかな・・・
(もったいない)

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