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【CWS】Game123-129レビュー

今回は、8月20日~8月26日に行われたTBレイズと、TORブルージェイズとのアウェイ7試合を振り返ります。東地区首位のレイズは、ポストシーズン進出がほぼ確実で、ワイルドカードを狙っているブルージェイズもポストシーズン進出の可能性があるチームです。ポストシーズンでの戦いに備える上で、重要な対戦でした。

試合結果

【vs. TB】
[8/20] 〇 7 - 5
[8/21] ● 4 - 8
[8/22] ● 0 - 9
TBレイズとの対戦は、1勝2敗と負け越し。レイズは、8月22日の試合のように本塁打なしで9点を取ったり、盗塁を絡めて得点する巧みさもあり、様々な形で得点する能力がある試合巧者です。守備面ではブルペン投手陣が強力なチームという印象です。さすが昨年のア・リーグ優勝チームです。ポストシーズンで当たると手強い相手になりそうです。
【vs. TOR】
[8/23] ● 1 - 2
[8/24] 〇 5 - 2
[8/25] ● 1 - 3
[8/26] 〇 10 - 7
TORブルージェイズとの対戦は、2勝2敗とイーブンでした。
ブルージェイズ戦では、先発投手のロドンが故障者リストから復帰しました。
これでシーズンの勝敗は、74勝55敗、勝率.574。地区優勝は確実ですが、ポストシーズンを勝ち抜くためにも、BOSレッドソックスやOAKアスレチックスといった、9月のコンテンダーとの対戦では、是非勝ち越して欲しいものです。
それでは、各試合を振り返ってみます。

CWS 7, TB 5 (AUG.20@TB)

この日の勝利の立役者は、ティム・アンダーソンです。
先発投手のジオリトは、7回を3安打8奪三振2失点と、クォリティースタート。打線は、ロバートの二塁打やモンカダの本塁打などで、8回表まで4対2とリードしていました。
しかし、8回裏に、2本のヒットと3つの四球で、3点を奪われ、4対5とレイズに逆転されてしまいました。
9回表、先頭バッターのティム・アンダーソンが、センターの深いところに起死回生のホームランを打ち、試合を振り出しに戻しました。

そして、延長戦で試合を決めるタイムリーヒットを打ったのも、ティム・アンダーソンでした。11回表、アンダーソンのライト前ヒットで1点勝ち越し、さらに1点を追加して、7対5で勝利しました。

この日、ティム・アンダーソンは、もう一つのファインプレーをしています。下記のヘッドスライディングです。この得点が無かったら、延長戦に入れずに負けていましたので、勝利への貢献度大です。

CWS 4, TB 8 (AUG.21@TB)

先発投手のカイケルが、5回を6失点では敗戦もやむなしです。

CWS 0, TB 9 (AUG.22@TB)

ロドンが故障者リスト入りして、先発ローテーションの谷間だったこの日は、ロペスが先発登板しました。ロペスが、ロドンの不在をカバーして、直近の先発2試合は短いイニングながら0点に抑えていました。この日も投球内容は悪くなかったのですが、4回を投げて3点を奪われ、打線の援護もなく敗戦。ロドンは、TORブルージェイズとのシリーズで復帰するようですので期待したいです。そうなると、ロペスはブルペンに戻ると思いますが、ロングリリーフとして活躍してくれそうです。ポストシーズンに向けて、ケガの回避がカギとなります。

CWS 1, TOR 2 (AUG.23@TOR)

先発投手のランス・リンは、7回を4安打4奪三振1失点と好投。しかし打線のの援護なく、8回に登板したキンブレルがワイルドピッチ等で1点を失うと、2対1で敗れました。

CWS 5, TOR 2 (AUG.24@TOR)

先発投手のシーズが、7回を4安打7奪三振1失点と好投し、10勝目をあげました。ナックルカーブ、スライダー、チェンジアップなど変化球が冴えわたっていました。

打線も、初回にアブレイユのホームランなどで4点をとって援護し、連敗を3でストップしました。

CWS 1, TOR 3 (AUG.25@TOR)

先発投手のランス・リンは、6回を5安打6奪三振1失点とクオリティスタート。ただこの日は、相手のブルージェイズの先発投手が良すぎました。ロビー・レイに7回で14三振も奪われては、敗戦も仕方ありません。それにしても、中継ぎのバマーが打たれて負ける試合を、今年は何度となく見ています。

CWS 10, TOR 7 (AUG.26@TOR)

カルロス・ロドンが、故障から回復し、先発登板して、5回を2失点とまずまずの投球をしました。今年の先発ローテーションは、ロドンが少し故障者リストに入った程度で、ジオリト、リン、カイケル、シーズ、ロドンと5人でキッチリ回しています。ポストシーズンでは、4人でローテーションを回すことになると思いますが、監督の采配に注目したいです。
打線は、ブルージェイズ先発でエースのリュウから、ヘルナンデス、ロバート、アブレイユがホームランを打ち、7点を奪い、大きくリードしました。

若干心配なのは、コペックが4点を奪われノックアウトされたことです。7月下旬頃から、コペックが打たれるシーンを結構見るような気がします。

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