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【CWS】Game8-13 ロドンのノーヒットノーラン

本拠地開幕シリーズの対KCとそれに続くCLE4連戦を振り返ります。

KC 0, CWS 6 (Apr.8 @Chicago)

この試合は、ランス・リンが完封で勝利をかざりました。本拠地開幕戦で移籍後初の完封勝利と、ファンヘの格好の自己紹介となりました。

ランス・リン:9回を11奪三振、被安打5、無四球、無失点と、完璧にロイヤルズを抑え、完封勝利しました。トレードでテキサス・レンジャーズから獲得したリンですが、期待通りの活躍をしています。

ヤーミン・メルセデス:打棒が止まりません。この日はホームランを含む4打数2安打1打点。打率は5割を超えています。1年間この状態を継続して、新人王を獲得して欲しいです。

ヨアン・モンカダ:今季1号ホームランを放ちました。まだ打率が2割を下回っていますので、これから調子を上げていって欲しい選手です。

KC 4, CWS 3 (Apr.11 @Chicago)

4月10日の試合が雨で延期になったため、2日間空き、休養十分で臨んだ試合でしたが、クローザーのヘンドリックスが、9回表に先頭打者のカルロス・サンタナにホームランを打たれ同点にされると、10回表にはノーヒットで1点を奪われ敗戦しました。FA移籍のヘンドリックスが、この時点で防御率8.10と期待を裏切っています。

中継ぎのマイケル・コペックが、2回1/3を3奪三振と好投し、開幕から無失点を継続しています。

8回裏に、アダム・イートンがホームランを打ち、一時スコアが3対2と逆転しました。

9回表にサンタナに同点ホームランを打たれて、3対3の同点に追いつかれ、延長10回表は、特別ルールでノーアウトランナー2塁から始まり、ロペスの送りバントでランナーのタイラーが3塁へ進塁し、メリフィールドを敬遠後、ベニンテンディの送りバントの処理をクロシェが誤り1点追加。これが決勝点となりCWSは敗れました。10回の得点は、ノーヒットにもかかわらず、送りバント2つで得点を挙げ、KCの試合巧者ぶりを見せつけられました。この日の敗戦は、ヘンドリックスが9回を抑えきれなかったことが最大の要因です。

この試合の球審のストライク・ボール判定が、KCロイヤルズに有利だったとも言われています。CWSファンとしては球審が違っていたら勝っていたかもしれないと思っています。以下のツイッターを気休めに貼っておきます。

CLE 3, CWS 4 (Apr.12 @Chicago)

シーズン開幕前からリーグNo.1のブルペン投手陣と言われていましたが、この試合はそのブルペン投手陣が機能し、勝利をもたらしました。特に6回に先発のカイケルがノーアウト満塁のピンチを作ると、マーシャルが登板し、強打者のラミレスを三振を奪い、レイエスの犠牲フライによる1点に抑えました。ここが試合のキーポイントでした。その後は追加点を許さず、3対3の同点のまま迎えた9回に、相手のエラーでサヨナラ勝ちしました。課題は、この試合のチャンスで打てなかったグランダルや、打率の上がらない、アブレイユ、モンカダらの奮起です。この試合で活躍した選手をピックアップします。

マーシャル、バマー、ホイヤーのブルペン投手陣

3回の裏、イートンの3ランホームランで、3対2と逆転。

最後は、相手のエラーでサヨナラ勝ち

CLE 2, CWS 0 (Apr.13 @Chicago)

この日は、両チームのエース同士の投げ合いでした。CLEビーバーが、9回、被安打3、11奪三振、無失点、CWSジオリトが、7回、被安打3、8奪三振、無失点。ブルペン投手が強力なホワイトソックスは8回から救援投手が登板し、9回を終えて0対0もまま延長戦に突入しました。延長10回表、ノーアウトランナー二塁から始まり、クロシェが2安打を打たれ敗戦投手に。クロシェは今季防御率は0点なのに、今季早くも2敗目。延長戦をノーアウトランナー二塁からスタートするというルールは、ブルペン投手にはちょっと酷ですね。

CLE 0, CWS 8 (Apr.14 @Chicago)

この日のヒーローは、先発投手のロドンです。ノーヒットノーランを達成しました。9回1アウトでペレスへ死球を当てて、惜しくも完全試合を逃してしまいましたが、昨年のジオリトに続いて、今年はロドンがノーヒットノーランと、2年連続でチームからノーヒットノーランがでました。

メルセデスの打棒は衰えません。この日もホームラン1本を含む5打数3安打で打率5割をキープ。

CLE 4, CWS 2 (Apr.15 @Chicago)

第4戦は、ティム・アンダーソンの復帰と、先発ランス・リンの好投が光りましたが、残念ながら敗戦です。

今後に向けて

ホワイトソックスは、先発投手陣は状態が良いので、後は主力打者の奮起が待たれます。それと課題はエラーから敗戦につながるケースが多いことです。既に10個のエラーをしています。インディアンスとの第4戦では、ファーストのアブレイユのエラーが失点につながっています。ロバートのフライボールを頭に当てるエラーや、セカンドのマドリガルのエラーで負けた敗戦があるなど、守備の安定が大きな課題です。次のシリーズでは、東地区で首位を独走中のレッドソックスとアウェイで4連戦です。調子のいいチームとの対戦ですが、せめて2勝2敗で乗り切って欲しいところです。

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