【CWS】トレード総括
弱点をピンポイントで補強する良いトレードでした。
総括
ア・リーグ中地区のCLE, DET, KC, MINの4球団すべてが、売り手に回り、CWSだけが買い手となりました。言い換えると、CWS以外は、今季のポストシーズン進出を諦めたと言えます。これでCWSのポストシーズン進出は確実なものとなりました。
シーザー・ヘルナンデス
ライバルの中地区2位CLEインディアンスから、シーザー・ヘルナンデスを獲得しました。今年のCWSは打線の爆発力がないので、長距離打者を取りたいところですが、ヒメネスは故障者リストから復帰し、ロバート、グランダルもレギュラーシーズン中に復帰が見込まれるので、マドリガルの不在をカバーするという意味で、適切な補強だったと思います。
ライアン・テペラ
救援投手は、一番の課題でしたので、そこを補強できました。テペラ、コペック、ヘンドリックスという強固な投手リレーが実現します。今季のテペラは、CHIカブスで、43回1/3を投げ、50奪三振、WHIP0.78と、救援投手としては抜群の成績です。
クレイグ・キンブレル
TDLの最後に、こんな大物選手を獲得できるとは思いませんでした。マドリガルとホイヤーと2人のレギュラークラスを放出するので、トレードの代償も大きいですが、ポストシーズンを勝ち抜く上で、重要な選手を獲得しました。
ホイヤーを放出しましたので、ブルペンの陣容は、勝ち試合では、テペラ、コペック、キンブレル、ヘンドリックスと、先発投手は5回まで投げれば、残り4イニングをブルペンに任せられそうです。この4人に加えて、左腕のクロシェ、バマーと、右腕のルイスがいて、心配だったブルペン投手陣が、安心できる陣容に様変わりしました。
後半戦注目のシリーズ
CWSは、レギュラーシーズンで、他地区の上位チームとの試合が多数残っています。OAKと7試合、TORと4試合、NYY, BOS, TBと3試合ずつといった具合です。これらのチームとの試合は、ポストシーズンを勝ち抜く上での試金石となるので、注目してみていきたいと思います。また、今回シカゴ・カブスから2人の救援投手をトレードで獲得しました。そのシカゴ・カブスと対戦する、クロスタウンシリーズ(ウィンディシティシリーズ)がホーム&アウェイで6試合も残っているので、このシリーズも注目です。
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