見出し画像

今シーズン初の松茸土瓶蒸し@和屋

●本日のおばんざいプレートは、マグロと水たこのお造り、小芋の煮物、ヒジキ煮、牛すじ大根、マロニーの明太サラダ、高野豆腐、ナスの田舎煮。いつもながら酒飲みにはうれしいセット。

●今シーズン初の土瓶蒸し。
このお店のメニューでは「松茸土瓶蒸し」と表記。しかし中にはしっかりと鱧が入っている。
この「松茸の土瓶蒸し」だが、お店によっては「松茸と鱧の土瓶蒸し」と表記しているところもある。「松茸の土瓶蒸し」と表記していたあるお店の店主に、なぜ鱧が入っていることを記載しないのかと以前尋ねたことがあったが、土瓶蒸しに鱧が入っているのは当たり前なので今まで考えたこともなかったという答えだった。メニューの表記にもそれぞれのお店の特徴が出ていて面白い。
土瓶蒸しといえば秋のイメージなのだが、単に”秋”という固定化した季節の「点」だけを象徴するものではない。まだまだ暑さの本番はこれからという時期に少し気が早いかもしれないが、鱧の”夏”から松茸の”秋”へ、移ろいゆく季節の流れを感じさせるところもこの料理の魅力だと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?