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東京優駿(G1)[東京:芝2,400m]

▼所感
オークスが終わり週末にダービーが控えてる中で未だ開催可否が決定しない東京五輪。
相変わらずの愚策・判断ミスも重なって最早その開催の意味さえ問われる始末。

選手の事を思うとやってほしいが、何事においても「決められない」のは致命的だ。

こと競馬予想には「決断力」が必須。

身銭と引き換えに、力関係・調教・データ・馬場とありとあらゆるヒントから分析し思いを張り巡らせ「勝つであろう馬」を導き出す。
毎週我ながら良くやってるなと思うが、ある角度から見れば、この競馬予想を通じて「決断する力」をトレーニングしているのかもしれない。

今週はダービー。
馬券に1番想いを込めるレースだ。

この狭き門に辿り着いた各馬を改めて寸評しつつ印を打つ。
2021年のダービー馬を決める。

今年も新たなダービー馬の誕生を見届けられる事に感謝。

▼データ
①経由なら→皐月賞[4.0.2.10]京都新聞杯[3.1.3.32]青葉賞[0.2.1.21]NHKマイル[2.0.0.0]毎日杯[0.0.0.10]
②血統なら→ディープ産駒(過去のダービー馬)
③不発→中9週[0.0.0.4]前走10番人気以下。

▼調教
①12.ワンダフルタウン
②10.シャフリヤール
③1.エフフォーリア

▼展開
今週からCコース。当然内枠有利前目有利ダービーDAYの馬場だ。
ハナは外から17.バスラットレオンが前走の鬱憤を晴らすかのように元気に行くだろう。連れて14.タイトルホルダー、内から6.バジオウ・7.グラティアス辺りも先団へ。
1.エフフォーリアは出たなりで寄ってくる10.シャフリヤールを横目に2列目のIN。

前半はやはり17.バスラットレオンが1,000m通過60秒を境にどれ位のペースで行くかは大きなポイント。
にはちとしては、仮にスローなら外からルメが動くだろうから(レイデオロのように)差しバンバン決まるハイにならない程度のペース、前半60.1〜6辺り、14.タイトルホルダーが作り出す流れと予想。
16.サトノレイナス@ルメは中団位の位置取りでくるのではなかろうか。

各馬のポジション獲りも見物だが、坂上から直線逃げる17.バスラットレオン・14.タイトルホルダーを捉えにかかり先に抜け出しそうなのは12.ワンダフルタウン。連れて13.グレートマジシャン。内から1.エフフォーリア&10.シャフリヤール、★の位置にどの馬がいるかだが16.サトノレイナスや8.ヨーホーレイク辺りも脚を伸ばしてくるだろう。

==============================================GOAL
      ④          ⑤②   ③ ★① ⑦⑥⑭ ⑰
       ⑨⑪ ⑩
         ⑧   ⑫
     ⑮  ⑯⑬ 

今年も9Rの青嵐賞を確認しつつだが時計は2.24秒台想定。
前目にも注視しつつ、このダービーも厳しい消耗戦になりそうだ。

▼全頭寸評
1.エフフォーリア
皐月賞1着。
皐月賞見解にも記載したが今年の共同通信杯が秀逸。タイムは平凡だが最後の2ハロンラップは落ちず厳しい競馬を4馬身千切るのは相当な能力。
当然その力は皐月賞でも発揮され正攻法の競馬で0.5秒差。ほぼ圧勝の域で見事1冠達成となった。
さすがに外は嫌だなと思っていたら、まさかのダービー幸運の1枠1番!
当然マークは厳しくなるが、スタート出て中団から進められればまず勝ち負けの部類。唯一の落とし穴は「ダービー」という舞台だけ。
まだ経験の浅い武史だが、若さを武器に改めて大胆騎乗を望む。
再度応援も込みだが一気に頂点を決めて欲しい。◎。

2.ヴィクティファルス
皐月賞9着。
スプリングSの激走が響いたのか見せ場なく敗れた皐月賞。
外外回りつつで好走可能な馬場を走ってなかったのもあるが1.5秒差負けは早々覆る着差ではない。やはり良くなるのはまだ先...
と思っていたら....エフフォーリアの後ろにピッタリ行けるで賞の1枠2番を引当てた。上手く活かせるか?だが前走敗戦の悔しさもあるだろう。
狡猾な池添なら見せ場は作ってくる。輸送続きはマイナスだし馬が足りるかだが印は回す。3着欄。

3.タイムトゥヘブン
NHKマイル6着。
やはりNTZは特筆すべき内容ではなかった中での前走結果。
に加えデム乗り替わりも厳しい。消。

4.レッドジェネシス
京都新聞杯1着。
前走鮮やかな差し切り勝ちを決めたが例年のレースレベルにはない。
加えて相手関係もやや楽・川田乗り替わり・出走過多も重なり、好枠だが評価を上げる材料に乏しい。典ポツン炸裂しそうね。消。

5.ディープモンスター
皐月賞7着。
この馬も皐月賞で外外回して見せ場なくの競馬だったが臨戦過程や相手関係を見てもこの舞台で推せる程の材料は見当たらない。
枠は良いだけに今後も含めて武の乗り方には注目したい。消。

6.バジオウ
プリンシパルS1着。
過去の好走例にはコズミックフォース。
まさかの好位粘っての3着でひっくり返ったが今年のバジオウは足りないか。仮にどスロー粘り込みもなくもないがないと見る。消。

7.グラティアス
皐月賞6着。
京成杯勝ちをあまり評価してなかったが意外と頑張った皐月賞。
外を回しての皐月賞2.3着とは0秒2差ならギリ及第点。
血統も歴代のダービー好走馬に負けておらず
上手くハマればココでも着を拾ってくる可能性も。
エフフォーリアが勝つ流れ想定なら逆転は難しいと思うが
先行上手い松山くんに期待しつつ展開の利で粘り込めれば3着位はあるか。
今回の本線は瞬発力勝負にならないと見てるので前目から粘り込みの▲。

8.ヨーホーレイク
皐月賞5着。
前走騎乗には敢えて触れないがもう少しなんとかなったかなと思える。
この先無事に行けば重賞2.3つ勝てる馬。今回もどの位置で競馬するかが焦点となるが、外外回しの直線一気が好きな騎手。脚活きる展開になれば3着に紛れ込んでしまう紛れは想定。1.エフフォーリアをマークする10.シャフリヤールをマークして直線の追い比べになれば面白い。
川田にはオークス@ステラリアのNO GOOD騎乗をここで取り返してほしい。3着欄。

9.ラーゴム
皐月賞13着。
やはりきさらぎ賞は特筆すべき内容ではなかった中での前走結果。
に加え友一離脱もこの馬にとっては厳しい。消。

10.シャフリヤール
毎日杯1着。
今年の共同通信杯組最強説をまた1つ実証したこのレース。
なかなかエグい時計で勝ち切ってこの舞台にやってきた。(POGで指名しておけばと後悔)できれば皐月賞で見たかった。
このレース何故かルペルカーリアに乗った祐一に手が戻り、藤原英〜祐一ラインのG1は無印にはできないが、血統的には兄弟見ても府中のコースとこの距離は向かない。エフフォーリアをマークして何処まで頑張れるかだが人気の中では少々印は下げたい...と思っていたらいい枠引いたね。
同じ毎日杯組の13.グレートマジシャンとの比較としては血統面でこちらの評価を下げる。やはりこの馬はマイル及び大阪杯が適正なイメージ。3着欄。

11.ステラヴェローチェ
皐月賞3着。
以外にも隼人はダービー初騎乗なのね。
これからさらに良くなるんだろうが血統では向かいコースと距離。
隼人は丁寧に乗るしこの馬のスタミナも魅力だが快晴予想の日曜日。
正攻法では共同通信杯で負けた馬達に勝てるとは思えず。
一層のことハナに行けば面白い。3着欄。

12.ワンダフルタウン
青葉賞1着。
爪の不調でやや遅れた感はあるがしっかりと青葉賞を勝ち切ってココにやって来た。少々対戦相手に恵まれた感もある戦歴ではあるが、相手なりに走る馬だしココも崩れないイメージ。何より今年2戦目でダービーに出られるのはコレまで消耗しきった例年の青葉賞勝ち馬とは違うかも。
キングストンボーイをハナ差競り落とした位じゃ威張れる戦歴ではないが、全く馬が出来てない状態での勝ちはでかい。今回エフフォーリア中心の流れを想定している中でこの馬は合うはず。
個人的には和田さんの悲願達成に夢見たい部分もあり
意外と人気で少々妙味少ないが、最後まで垂れないとの期待の○を呈す。

13.グレートマジシャン
毎日杯2着。
前走ほぼヤル気のない調教で???だったが走ってみればレコード決着での2着。やはり能力は高い。距離はマイルが向きそうだがこの血統でようやく輩出された素質馬。この馬のハイライトはセントポーリア賞。
上がりだけの競馬だったが適正は十分の府中2戦2勝。
完成はまだ先だし毎日杯経由で実績のないダービーの舞台がどうかだけだがこの辺りの人気での戸崎が1番厄介で消しにはできない。
ルメ継続騎乗なら○を打ってそうだが今回は3着欄。

14.タイトルホルダー
皐月賞2着。
弥生賞勝ちが若干フロック視されマークが薄くなったがこの2着は立派。
再度あれよあれよと逃げ切り粘り。
今回も勝ちパターンは1通りだけにシンプルに直線先頭に立って粘り込むだけ。引き続き逃げの田辺は面白い。ただ前にバスラットレオン後ろにグラティアスの想定なら松山君のペースメーカーにされそう。今回はグラティアスを上に取る△。

15.アドマイヤハダル
皐月賞4着。
皐月賞は少々渋った馬場にモタモタした勿体無い4着。3着馬との適正や通過馬場の運の差が出てしまったカタチ。距離伸びるダービーで再考と思っていたが、この馬にとっては望まない15番。少々厳しい戦いになりそうだ。消。

16.サトノレイナス
桜花賞2着。
8枠16番は痛恨...と言わないまでもせめて6.7枠が欲しかったのは本音。
これまでの差し脚を見ればこの舞台でもヤれるだろうが、折角の斤量ハンデも相殺されるスタートとなりそう。ルメはどう乗るのかは楽しみだが、アーモンドアイやレイデオロ@ダービーでやったような中団で進出する競馬するんじゃないかな。
当然未対戦だけに未知の魅力もあり勝ってしまうかもしれないがウォッカ級かと言われればそれは違う。将来、VMか秋天あたりを勝つ馬になりそうだが、ココで勝てるなら強さがあるなら既にソダシにも勝っているだろう。
ルメ国枝ラインは怖いがダービー挑戦に敬意を払いつつ消しに近い。3着欄。

17.バスラットレオン
NHKマイル落馬。
前走は落馬となってしまったが、まずは人馬共に無事で良かった。
晴れてダービーにやって来た。
大外を引いてしまったがここでもやることは1つ。
最後まで逃げて逃げて逃げてのRUNAWAYだ。どれ位のペースで逃げるかだが、差し脚ない分消耗戦に持ち込みたいところ。落馬落馬と侮っていたら先週の藤懸くんのようなリベンジ例があるのも競馬。兄も頑張って乗るだろう。保険の馬券には入れとく。3着欄。

▼印
◎ 1.エフフォーリア
○12.ワンダフルタウン
▲7.グラティアス
△ 14.タイトルホルダー

基本は内枠前目から競馬できる馬を中心に
消耗戦想定でこの4頭で厚い馬券は組み立て。

1-7.12.14 の馬単4点・3連単6点の特券。
1-7.12.14-3着欄馬の3連複。

もし...

エフフォーリアが負けるとするなら
ヴィクトワールピサが負けた2010ダービーのような究極の瞬発力決着。
エフフォーリアの2.3着付けに
頭は8.ヨーホーレイク・10.シャフリヤールや13.グレートマジシャンあたりか。馬券的にはその辺りの馬連も少々。

さて!いよいよダービー!

Have Fun !!!!!!!!!!!

全頭頑張れ!