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「にはち競馬」 の原点

2004年。菊花賞。

最初は
「この2,000円が3,000円になったらいいな。」
くらいの軽い気持ちだった。

名前が気に入っただけで買った「デルタブルース」のおかげで
2,000円が20,000円になった。
思えばこのレースが馬券の原点。

そもそも日曜の午後にどこにも連れってってもらえず、親父が見ていた「ゴルフ」の中継はたまらなく退屈だったが「競馬」中継は好きだった。
勝てば親父の機嫌も良かったし、欲しかったファミコンのカセットを買ってもらえた事もあった。一緒にレースを見て直線の攻防にワクワクしたものだ。

菊池寛大先生の大好きな一文。

自己の研究を基礎とし人の言を聴かず、独力を以て勝馬を鑑定し、迷わずこれを買い自信を以てレースを見る。追込線に入りて断然他馬を圧倒し、鼻頭を以て、一着す。人生の快味何物かこれに如かんや。而もまた逆に鼻頭を以て破るるとも馬券買いとして「業わざ在り」なり、満足その裡うちにあり。ただ人気に追随し、漫然本命を買うが如き、勝負に拘かかわらず、競馬の妙味を知るものに非ず。

※一部抜粋※
https://www.aozora.gr.jp/cards/000083/files/1343_26589.html

初心忘れず。

馬柱という「宝の地図」を片手に
直線の攻防にワクワクする楽しめる馬券を。

重賞を中心に見解を配信します。
ご拝読いただければ何より。

にはち