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プリティーロード開通

3/9-10、静岡市中央体育館にてバンビシャス奈良vsベルテックス静岡を観戦しました。
私にとって、レギュラーシーズン最後の奈良の現地観戦。忘れられない大切な思い出を記録として綴ります。

経緯¦なぜ静岡へ?

笠井康平選手(以下 こへくん)を応援するため、足を運びました。

地球に舞い降りた守護天使

笠井康平(30)

2023-24シーズンからバンビシャス奈良へ移籍。
ガッツと気迫溢れる守備、冷静な試合運びが持ち味のPG。熱いプレーで勝利を手繰り寄せる。

ダイヤモンドの瞳とプリティーかつ勇敢な姿で、私の心をハッピーにさせる。
この世界をハートフル守備で照らすために、プリティー星からやって来た男。

要約するとプリティーの申し子ってことです。

4月から社会人になる私。最初の1ヶ月は仕事に慣れることに集中するため、残りのレギュラーシーズンは現地観戦に行くことができません。(こへくんを現地で応援できない4月、気が狂うでしょうね^^)
そのため、この2日間がレギュラーシーズン最後の現地観戦でした。

GAME1¦エキサイトシート

高速バスによる長時間移動のため、5時起きでした。朝がべらぼうに弱い私、この時点で自分の持ち合わせるパワーのうち約85%を使いました。15%のへにょへにょボディーを引きずり、混沌としたバスタ新宿内を乗り場が見つからずウロウロしたのでした。

脳みそが眠いに占拠される感覚 not good

バスが渋滞に巻き込まれつつも、無事静岡に到着。体育館まで歩きながら、私はかつてない緊張感を身にまとっていました。

それは、オフィシャル横(ベンチ横とも言いますが)のスーパー良席でその日は観戦予定であったためです。風が荒れ狂う中、ジョイマンのように体が右に左に揺れる私。丹精込めて巻いた髪が入り乱れるも、到着。自席の目の前に置かれている"あるもの"を目にし、緊張感が更に増しました。

御御足ふきふきゾーンでは!??!!!?

 つまるところ、試合中選手はここを幾度となく通過し、人によってはこの布の上に数秒留まることを察知しました。
こへくんが来たらどうするんだ!?プリティーダイナマイトを至近距離で受ければ、私は泡を吹いて倒れてしまうことは、容易に想像できました。2時間ここで耐える難易度が予想以上にハードだと舌を巻きました。

緊張で歯をガチガチと音を立てつつも、写真をパシャパシャ撮っていると、あっという間にティップオフの時間はやって来ました。この日は、静岡さんがホワイトデーにちなみ白ユニの着用でした。それに伴い、奈良はホームユニを着用。3週間前、滅多に行けないホームにも関わらず、白ユニだったことを根に持っていたためとても嬉しかったです。

ホームユニを身にまとったこの背中、
本当にたくましくて大好きです!

前半は、どちらも譲らない拮抗した展開でした。その中で頻繁に行われる選手交代。やはり私の目の前まで来て、選手は例の布でバッシュ裏をふきふきするのでした。
目の前にそびえ立って改めて感じるのですが、バスケ選手ってデカすぎます。全員自販機の擬人化か!?と言いたかったのですが、私は空気を読める小心者なので、お口はミッフィーを貫いたのでした。

お口はミッフィー feat.こへくん

かつてない距離感と選手の迫力に圧倒されつつ、迎えた後半。奈良は守備で静岡の得点をセーブしつつ、得点を少し離す展開になりました。しかしながら、静岡ホームの雰囲気は素晴らしいものです。声援に後押しされた静岡は怒涛の猛追を見せます。

残り時間は20秒を切り、同点の場面で奈良のポゼッションになりました。ボールを保持するこへくん。どんどんと減る残り時間とこへくんを交互に見る度、心臓の音が一段とうるさくなるのを感じました。固唾を呑んで見守っていた矢先、こへくんがそのまま走り込みました。

その瞬間、まるで曇天の間から差し込む一筋の光のように、こへくんの目の前に真っ直ぐ道が開いたのでした。
今思えば、プリティーロード開通!というボードを昨季春頃作った覚えがあるのですが、ここに来て伏線回収しました。プリティーロードが目の前に開けたのです。自分でも何を言ってるか分かりませんが、あの瞬間開通したのです!!!

昨季の私へ
ほんとに開通しちまったよ……プリティーロード


光芒を見逃さず、こへくんは一目散にドライブし、シュートを決めたのでした。

静岡がタイムアウトを要求するブザーがけたましく鳴り響く中、コート上のメンバーがこへくんの元へ駆け寄ります。視界の右から、喜びを爆発させたベンチメンバーがみんなこへくんの元に走っていきます。勇ましく、やりきった顔でこへくんは帰ってきました。

見渡せば、コートサイドやコートエンドの奈良のブースターも皆さんとても喜んでいました。涙がボロボロと止まらない中見た景色は、ゆらゆら揺れながらも、最高の瞬間でした。止まることの無い涙を流す私。隣の席の方に心配されながらも、ただただ嬉しくて泣きじゃくってしまいました。

試合終了後、すぐにコートでうわぁー!と喜ぶ選手たち。皆こへくんの元へ、また駆け寄ります。その中で満面の笑みで喜ぶこへくん。目の前でもみくちゃにされたヒーローが、誇らしくてたまらなかったです。
この笑顔、時価総額120億円〜〜!!!!!!!

最高の笑顔、目の前で見れて感激です

試合終了後、コートを去る方向とは逆の席にも関わらずくるりと体を翻し、私の持つボードに気づき手を振ってくれたこへくん。いつもすぐにコートを去るので、まさかこちらを向くとは思わずびっくりしました。幸せ大バズーカを最後の最後に、どデカく連発された私。池の水全部抜く勢いで、また泣いてしまいました。

その日、BREXファンの友人(若手のがむしゃら守備大好きニキ)が現地に来ていたので、一緒に飲みに行きました。夢じゃないですよね?!これ!?と何回もパニックになる私。
ガチですよ〜^^とその度に言ってくれる寛大なオタクでした。

若手守備ラブニキは石井さんにハマりました

GAME2¦コートエンドシート

朝起きてすぐに、今日がレギュラーシーズン最後の現地であることを思い出し、少しだけ泣いてしまいました。10月に始まったこへくんを応援する旅。ついに、最後が来てしまったことが寂しかったのです。

ただ、POに進出すれば、また会えます。そのために、同じPO進出を争う静岡には絶対に負けられないのです。めそめそしてる場合ではない、と決意を固め全力で目にこんがり焼き付けることを誓いました。

この日はコートエンドシート。ベンチではない方のエンド1列目です。張り切りすぎて早くついてしまったため、自席でのんびりクラフトコーラをいただきました。

美味しすぎるから水道から常に出てほしい
これ


林さんファンの知り合いにGAME1の最後、めちゃくちゃ泣いてたね〜!と言われ、小っ恥ずかしい思いでガハガハと談笑した後、こへくんはやって来ました。

エッ!?こへくん、アップ、一番乗り!?

私、驚きが隠せませんでした。現地に行った日、記憶が正しければこへくんが一番乗りで練習に来たことがなかったのでした。今日は気合い入ってる……!私もめそめそしてる場合じゃないな……!と俄然燃えました。

見えるよ……瞳の奥に𝑭𝑰𝑹𝑬が、ネッ!

序盤からこへくんは強気な姿勢が続きました。果敢にアタックした矢先、バスケットカウントをもぎ取るプレーがありました。アタックした余韻のまま、ゴールの横____喜ぶ私のすぐ横まで彼は来ました。

ピーーーッ!という笛とともに、こへくんはエンワァン!!!!(とリスニング能力に難ありの私にはこのように聞こえました。)と叫び、瞳をギラギラさせながら気持ちを顕にしました。

かつて、大人しいと言われた男がここまで感情を顕にしたこと。それを目と鼻の先ほどの距離で見てしまったこと。気づいた時には、感動と嬉しさで泣いていました。

朝9時の決意ツイート、散る____

いつにも増して気合いの入っていたプレーを見ることができて、嬉しかったです。試合には惜しくも負けてしまったものの、最後の現地観戦で大好きなこへくんらしいプレーを見ることができて幸せでした。

約6ヶ月を振り返って

レギュラーシーズン最後の現地観戦を終えて、今このnoteを書いていますが、寂しさ2割とやり切った気持ちが8割です。

移籍という不安から始まった今シーズン。思い返せばいろんな試合を現地で見ました。
不安のままいろんな交通機関を乗り継いで、たどり着いたホーム開幕は、スターターで出てきたこへくんを見て、震えるほど喜んだことを今でも覚えています。

スターターで出てくること、今も感動します

大学が終わり、すぐに飛び乗った新幹線で向かった11月の平日開催アウェイ新潟戦。キャリアハイという夢みたいな時間を過ごしました。あの時、本当に近くで見ることができて良かったです。

長岡で白ユニリベンジできました㊗️

降りしきる雪の中向かった12月の福島戦。勝利に届かなかったものの、コート上でチームメイトをまとめあげるリーダーシップが垣間見られました。個人的にすごく嬉しかったのを覚えています。

エースガードの貫禄!

1月のアウェイ静岡戦は、怒涛の猛追にワクワクしたこと覚えています。ベンチからコート上にメンバーに声かけする姿も印象的でした。チームメイトの活躍に、ニコニコと喜ぶこへくんはプリティーダイナマイトでした。

ベンチ側の近い席で見たことも思い出です

2月のホームは、個人的に卒業旅行の位置づけで行きました。ハチャメチャラッキーなことにサイン会に当選し、直接感謝の言葉を伝えることができて良かったです。ずっと遠かった偉大な存在が、あの瞬間だけ隣にいたこと、かけがえのない時間でした。

連敗脱出して笑顔も弾けた!

そして、最後の最後にエースとしてシュートを決めきった今回の静岡戦。1つの1つの現地観戦がかけがえのないものだったなあ、と思います。

1輪1輪が違った色の、違った種類の花達を集めた現地観戦の思い出達は、私だけの世界に一つだけの花束です。今振り返ってみても、ひとつひとつの花たちがとても愛おしいです。この花束に、POでの現地観戦という1輪を加えることができたらいいなと思います。

「私」になれたこと

この現地観戦を含め、こへくんを応援した日々の中で特に良かったことがあります。それは自分の名前の由来に向き合えたことです。

私の名前は、太陽や日差しにまつわる名前です。察しのいい方は、分かるかもしれません。両親は「誰かを明るく、暖かく照らす人になってほしい」という願いを込めて、この名前を私に授けました。

このことは物心ついて間もなく、聞きました。由来を体現した人になり、両親を喜ばせたいと思っていました。

しかし、私の人生はどちらかと言うと曇りや雨の多いような人生でした。引っ込み思案で、気持ちや思いを表にすることを苦手とし、学校という集団生活で苦しみました。人を照らすどころか、塞ぎこむことが多かったのです。

そんな自分自身がよく分からなくて、苦手でした。ずっとずっと霧の中を闇雲に歩いては息切れして、走ってはどこにいるか分からなくなるような日々でした。「誰かを明るく、照らすような人」から日に日に遠ざかり、もどかしくて両親に申し訳ない気持ちがずっとずっと尾をひいていました。

この6ヶ月、今までより更に応援をするようになった日々を振り返り、ふと気づきました。こへくんを応援してきたことって、「誰かのことを照らす」ことなのではないかな?と。

現地に足を運ぶこと、noteや横断幕、
私のできる応援を毎日考えました。

か細く弱い光ではありますが、紛れもなく大好きという気持ちだけで、色んな場所に足を運び応援してきた事実はあります。
こへくんのおかげで、ずっとなれなかった「私」に少しだけなることができました。22年私の心のなかにずっと色濃く立ち込めていた霧が、薄くなったのは、おひさまみたいなこへくんが現れてくれたからです。人生の恩人ですね。

おわりに

ホーム4試合、アウェイ6試合、計10試合の現地観戦の最後にふさわしい劇的なプレーを見ることができて良かったです。
大好きな気迫溢れる守備、強気なアタックを1つでも多く見たい一心で各地を巡った日々もここで1度羽休みになります。残るレギュラーシーズン、画面を通して全力で応援します!

これから私は社会人になり、辛いことや苦しいこと、多くの壁にぶつかることが予測できます。その度にきっと下を向いて自分の無力さを痛感してしまうと思います。
しかし、壁に直面しても応援したい!という気持ちで震える足を1歩前に出した経験が、きっとこれから先、人生のお守りになると思います。

1つ1つこへくんのプレーを見て感じたことや思い出が、私の人生のかけがえのない財産になりました。これからも変わらず応援していますので、引き続き私の人生を狂わせてください!!!!

私の人生の大エース、POで絶対また会おうね!
銀河1の男を、銀河1応援しています!!!!!

笠井康平に栄光あれ〜〜!!!!!!

おまけ

ハートフルピクチャー展覧会です。
こへくんのかわいいって、200色あるから飽きずにのめり込んじゃいますよね〜^^

1億…ください♡な笑顔^^
ホームユニだと勇ましスペシャル250%増しです
指さし確認ヨシ!ディフェンス銀河1ヨシ👉!
令和1幸せな男になってくれ〜〜!!!

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