見出し画像

「のぼる」ということ

 突然ではあるが、これを読んでいるあなたに問いたい。''階段をのぼること''は得意だろうか?
体力に自信があるものは、さほど嫌悪感は感じないであろう。(筆者にとっては発狂モンである、ブレアリの階段でゼーハーである。)

では、60階まで階段でのぼることは可能だろうか?

渡邉裕規さん「60階⁉️⁉️」


 余程のタフさがないかぎり、精神的・身体的にしんどいことが予想される。

 私は、レギュラーシーズン60試合を階段をのぼり続けることであると捉えている。チームによって、優勝・CS進出・残留など目標は様々であるものの、目標=最上階であることに変わりない。団結をし、全員で目標達成のため協力すること―これが「階段をのぼる」ということである。

 チームによって、階段をのぼる過程は異なる。連携が上手くいき、どんどんと駆け上がるチーム。段差が大きくとも、引っ張りあげる者(エース)を筆頭にゆっくり登っているチーム。多種多様である。

引っ張りあげる人
例をあげるならば、河村くん。

 
 ブレックスはおそらく、後者に今は近く、みんなが持ち合わせた道具でどうやって登ろう?と試行錯誤を繰り返しているように感じる。【勝利】という次の階まで、予想より時間や労力がかかっていそうだ。
 ファンは他チームの階段を順調に登っていく様子や、最上階までの距離感に焦りを感じる人もいるだろう。

 不安は大いにあるものの、私は遠藤がいる限り大丈夫であると思っている。遠藤はどんなときでも階段を登り続けるような男であるからだ。

呼んだ❓

 
 下部組織からスターター、ディフェンス、ベスト5、スリーポイントなど遠藤の代名詞として想像されるものは彼が着実に努力を積み上げていって得たものである。コンスタントに努力し続けるほか、諦めない姿勢も多く見られる。昨季CSでは脚が万全でないものの、「絶対にコートに立つ」という気迫が印象に残っている。

優勝も積み上げてきた成果のひとつです



 これだけではなく、最近ではリーダーシップをとる姿がよく見られる。とくに琉球戦では比江島や鵤誠司に笑顔で歩み寄りリラックスさせ、千葉戦では積極的にスリーを放ち攻撃面で牽引しようとする姿勢が垣間見られた。

 千葉戦は辛くて悔しかったが、遠藤がいる限り、彼が引っ張ってくれることを確信できた。今後も彼がチームの先頭を走ってくれるに違いない。

 リーグが空く約3週間、えんどうを筆頭にみんなが前を向いて階段をのぼる意志を切らさないことを願います。信じています。

11月、のぼってこう‼️

 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?