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DIST.26 「WEBサービスの個性を支えるデザイン」 に参加してきた 前編

こんにちは。企業でデザインインターンをしています、見習いよちよちデザイナーです。
デザインの勉強を初めて5ヶ月目に入りました。赤ちゃんで言えば離乳食が始まったくらいでしょうか。
新しい食べものに出会う乳児さながら、まだまだ自分の知らない世界がたっくさんあるでやなあ....と日々感じています。

さて先日4/26、私のお師匠デザイナーがLTを行った「DIST.26 WEBサービスを支えるデザイン」の勉強会に参加してきたので、レポートをかこうと思います。

勉強会の内容は、LTが5本とメインセッションが2本。
各発表に関して、
- ざっくり要点
- よちよちデザイナーとしての自分のまなび

の2つの観点からまとめていきます。
ちょっと量が多いので前編 / 後編で記事にまとめようと思います〜。

--- LT ---

「すてきって言ってもらえるECサイトを作るときに考えていること」
by @hiromin_design

*ざっくり要点
ユーザーにサービスを使ってもらうためには、かっこいいだけではなくユーザーに「したしみやすさ」を感じてもらえるUIを作ることが重要。
「認知容易性」(baigieの扮谷さんが書かれたブログがめっちゃわかりやすいです )を高めることにより、ユーザーにリラックスした状態でサービスを使ってもらうことができて無意識下での好印象につながる。

*まなび
駆け出しデザイナーにありがちなことだと思いますが、「他とは一味ちがうかっちょいいデザインを作るぞ〜!」と意気込むことは、哀しいかな、多くの場合ユーザーに認知負荷をかけてしまうことにつながるのだなということを痛感しました...

例えばブログページのレイアウトを考えるとき、目指すページへの導線が自分にしかわからないような、こだわりのカタマリのようなレイアウトを創り出してしまうと、ユーザーが道に迷ってコンテンツ自体にたどり着けなくなってしまう可能性もあります。
それよりは、他のページと似た典型的なレイアウトを採用し、きちんとコンテンツへとたどり着けるようにしたうえで、コンテンツ自体の個性を爆発させた方がサービスの個性も届きやすいよね。

てな感じらしいです。なるほどたしかに....。
どの領域にデザインの力を入れるか、見極めが肝心ですね。


「理想のカラーパレットをもとめて」
by @hiloki


*ざっくり要点
チームでモノを作っていくにあたり、チーム内でのツールの共通認識は非常に重要。デザインシステムのカラーパレットに名付ける名前もまた然り。
注意せねばならないのは、実際に作業を行っていく上で、その命名の仕方がチームにとって本当にわかりやすいのかということ。
チームの中で色の名前が使われる場面を考慮せず、取り急ぎ程度に色に番号をふったりシステマティックに管理しようとすると、実際にメンバーとのコミュニケーションの中で色の名前が出された時、「結局この色なんだっけ?」とタイムラグが発生する原因となる。
チームメンバー全員が理解できて、その色の個性を最大限に表すような名前をつけるのがいちばん。

*まなび
共通認識の促進によるチーム内の作業効率化、納得しました....!!
効率化とはまた違った視点からの感想ですが、名前を見るだけでそのサービスの雰囲気がわかるようなカラーパレットを作ることは、ユーザーに好まれるビジュアルを考える際の最初の一歩にもなりそうと思いました。


「キナリノで向き合っている「ふつう」のこと。」
by OKUMURA Hajime
スライドや発表内容のシェアがNGとのことでしたので、感想をば。

「ふつう」をデザインすることって、非常に難しいことなのではと思います。なぜなら「ふつう」であることは相対的なことであるし、人によって「ふつう」と感じられることは異なるから。
そんな「ふつう」を多数の人に向けて発信することって、なんだか矛盾しているような、とても難しいことのような。
そんな難題に立ち向かい、ひたすら思考を積み重ねてらっしゃる姿勢が強く伝わってきました。


「興味の向こう側へのデザイン」
by @yahho_yamabiko_

*ざっくり要点
デザイナーは、ヒトと何かを間接的に繋ぐもの = インターフェイス を作っており、インターフェイスに触れた時「どう感じるか」によって人の心は動き、導かれ、経験を得ていく。
このとき、以下の二つの知覚の特性を理解し、使い分けながらデザインをしていくことが重要。
ビジュアルのデザイン => ユーザーにとってインパクトのある第一印象や、直感的な感動を創出
実用性のデザイン => 使用していく中で徐々に知覚され、共感や理解を創出

*まなび
デザイナーの仕事の根本的な部分を考えさせられた発表でした。ビジュアルと実用性のデザインの区別という具体的な話もさることながら、
「デザインはあくまでヒトとモノとの仲介役であり『繋ぐもの』であるが、ときにそれは「モノ自体」よりも強い影響をヒトに与え得る」というメッセージが印象的でした。そのことをしっかり意識してデザインと向き合うべきだと感じました。


のこり3つの発表は、後編にてまとめます!

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