【人類補完機構】コードウェイナー・スミスの「老いた大地の底で」の挿絵を描かせるプロンプト
おはようございます、画像生成おじさんです(適当)。
今日はひさしぶりに、人類補完機構シリーズがらみのプロンプトを作りましたので、さらっと公開。Stable Diffusion用で、ネガティブプロンプトを大量に指定して描かせています。
プロンプトはこちら。
ネガティブプロンプトはこちら。
どういうプロンプトかというと、コードウェイナー・スミスの小説のひとつ、「老いた大地の底で」の1シーンの、挿絵を描かせるものです。
「老いた大地の」は、壮大な未来世界を描いたスミスの「人類補完機構」シリーズの中でも、極めて異色と言われている作品、なのですけれど、私はスミスと民族音楽って、スミスと猫と同じくらいに切り離せないものだと感じています。それはスミスの作品、「夢幻世界へ」を読んでみてもわかります。
「老いた大地の」では、作品の冒頭で、サンボーイ、サントゥーナ、そしてロード・ストー・オーディンという三人が簡単に紹介され、物語がスタートします。さらっと粗筋をご紹介したいのですけど、もうストーリーが私の記憶から、ほぼほぼ無くなってしまっているため、うろ覚えでのご紹介になります。光速を超える宇宙航法を確立した遠い未来世界、人類は「人類補完機構」の保護の元、安全安心に生活しており、彼らは幸福を満喫するとともに退屈しきっていた。ロード・ストー・オーディンもその一人で、彼は人類補完機構の高官でありながら、「補完機構の庇護による完全な安心」に疑問を感じており、また自分の寿命が尽きようとしていることを察知したこともあり、自分の最後の好奇心を満足させるために、オールドアース(地球)の地下に存在すると噂されている無法地帯、「ゲビエット」を訪れることを決意する。そのゲビエットにはサンボーイとサントゥーナをリーダーとする、多くの人達が住んでおり、彼らは超危険な破壊的エネルギーを持つ不安定な物質「コンゴヘリウムのかけら」を使って大地を震動させて音楽を演奏し、怪しくも魅力的な歌を歌い、踊り狂うのであった。それを見たロード・ストー・オーディンの興奮と恐怖と喜び。みたいなお話だったような?(笑。
で、プロンプトは、「コンゴヘリウムのかけら」という超不安定で、ひとつの惑星を吹っ飛ばすくらいのエネルギーを持つ物質を使い、デンジャラスでエキサイティングなダンスを踊る、地下の群衆を描かせるためのものです。制作時間は20分ほどだったでしょうか。
スミスの描くシーンは、絵にすることが不可能と思われるくらいの芳醇できらびやかなイメージを持っており、私はそれを絵で表現するのが夢なのですけれど、「ゲビエットのダンス」もその一つ。いやー、頭の中にはずっとあったものですけど、実際絵にすると破壊力抜群ですねえ。
今回はうろ覚えの記憶で、さらさらっとプロンプトにしただけのもので、時間があれば原作を読み直して、もっと完成度を高めたいものです。が、その時間があまりないのがつらいですね。
で、最後にそのプロンプトで100枚描かせてみて、第1位から第10位までをセレクトしたのでそれを発表します。スミスの原作には、これにリズミカルで民族的な音楽もついていますので、さらに破壊力抜群。まあでも、難解すぎてそのイメージを味わうのには、相当苦労するのですけれど(苦笑。
それでは発表です。
画像生成AIによる「ゲビエットのダンス」10選
第1位 ポーズをとる女性たち
第2位 踊るサントゥーナ
第3位 シンクロダンス
第4位 シンクロダンス2
第5位 宴
第6位 太古のダンス
第7位 クライマックス
第8位 大トリ
第9位 フィナーレ
第10位 サンボーイ
おととし、画像生成AIに初めて触れた時は、イメージ通りの画像を描かせるのに相当苦労したものですが、今はこんな画像を描かせるプロンプトを、20分で作れるようになりました。継続は力なりとはいいますけど、そもそも画像生成AIという技術のおかげ。
いやー、楽しい時代になったものですね。
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