子どものわたしへ、大人って結構泣くぞ。

今日の朝、
年に数回ある「死ぬほど仕事に行きたくない日」だった。

その中でも、もう布団を出られない、
いや出られないわけではないけれど
出たところで人間という形で会社に行けない、
なんて日があるもので、
今日はそんな日だったと思う。

ありがたきフレックス、
ダメな子どもみたいだけど、
「頭が痛い」なんて言って1時間半遅刻して出勤した。

出勤してもあんまり上手くいかない。

経費の精算を間違えてた。
ランチで食べたかったパスタが売り切れだった。
しょっぱいパスタ食べながら思い出す。
大好きな人たちが兵役にいく。
一昨日彼氏と喧嘩した。
なんとなく体の調子も心の調子も良くない。

わたしは何をやってるんだろう。帰りたい。
でも、
「どれくらい進んでる?」って先輩に聞かれた企画、全然やってないのに「60%くらいです!」って嘘ついちゃったし、
明日には100%で持っていかないと。

部署が変わって半年、
覚えなきゃ、ついていかなきゃ、
知らない言葉は調べなきゃ、
学びの毎日を苦痛に感じた事はない。
だって前より残業も少ないし、
先輩や上司も優秀で尊敬できる人ばかり。

そう思っていたけど、
何かが歪みになってたのか、今日その歪みが限界を突破したのだと思う。
こういう日が突然来ることもある。

そんな今日、私のことを察したのか、
それともたまたまなのか、ボスがトコトコ席にやって来て、呼び出される。
ニコニコして言われる。
「ずっと半年間、そのしっかりキャラに甘えてたくさん仕事をさせてごめん、負担だったよね。
ご飯食べてる?ちゃんと寝てる?休めてる?」

あ、はい。
と言った時にはもう涙がポロポロ落ちてた。
恥ずかしい。
会社で泣くなんてめっちゃ恥ずかしい。
しっかりキャラのしの字もないけど、
子どもみたいにポロポロ泣いた。

ボスはボスらしく、
大丈夫?とかは言わずに淡々と
今の私の評価と今後期待することを話してくれた。ありがたい。
退勤してボロ雑巾みたいな顔でコンビニに寄り、
サラダを買った。

家に帰って卵スープを作りながら
またボスにかけられた言葉を思い出して、
まーたポロポロ泣いた。疲れる。
でもなんかスッキリしている。

気づかない内に細かい擦り傷で
心がいっぱいいっぱいになってたことに気づいて、
やっと治療に取りかかれた感じ。そんな感じ。

よくよく考えてみると、
小さい頃、大人になったら泣かなくなると思っていた。
強くなってるし、鈍くなってるし、
泣くような悲しいことや辛いことなんて、
たまに起こるけどしょっちゅうじゃない。
そういうのが大人だと思っていた。

でも実際は、
会社で優しくされて泣いてしまうし、
家で卵スープを作りながら泣いてしまう。
わりと大泣き。

またまた、泣きはしなくても、
コンビニで食べたいものがわからなくなっていつまで経っても帰れなかったり、疲れすぎて洗濯物と寝てしまったり、セミが玄関のドアに貼りついてて家に入れなくなったり、情けないシーンはかなりある。
恥ずかしい。

なんかでも、
そんな自分の情けなくて恥ずかしいところが
ちょっと可愛いような気もする。
意外とわたしは脆い。大人になっても脆い。
たぶんみんなそうなんだろうな。

人の強いところを見て目指すのもいいけど、
自分の弱いところを知って受け入れると
また一つなにか許せるようになって、
違う強さが手に入る。

だから、今日ちょっと弱かったわたしも
一旦抱きしめてみようと思う。
よくやった。

また明日も仕事だ。
今日より少し強くなったわたしで出勤したい。

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