六芒星のみちしるべ

画像1 コーヒーが飲める様になったのは一体いつだったろう。そう思い返す時、1番に蘇る記憶は耳元で流れる大好きな人間の声だった。元々飲むと体調を崩す程苦手だったのに「大好きな人が好きなものだから」なんて、そんな単純な理由で口に含み始めた。毎週金曜に頑張る声をラジオ越しに聴きながら飲むぞ、と決めてから5年。気が付けば必ず入れてたシロップもミルクも消えていて。喫茶店巡りは癒しのひとつだし、あんなに苦手だったコーヒーは今や私の毎朝の大切なお供になった。想像すらしていなかった今がある。好きはどんな理由でも、多分未来を作る。

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