宝塚記念(G1)を予想してみた
上半期の大一番 宝塚記念。
今年は豪華な顔ぶれが揃ったフルゲートでの一戦。
今年はかなりの混戦模様で、予想がかなり難しいので、自分の予想を明確にするために久しぶりにnoteを書こうと思い、この記事を執筆している。
まずは、予想の軸となる展開、ペースメーカーについて。
この馬は陣営がハナに行くと明言しているため、この馬がペースメーカーになるものとして今回は考えていこうと思う。
一応、他の逃げ候補としてはアフリカンゴールド、タイトルホルダーあたりが挙げられるが、
アフリカンゴールドはハナにこだわるようなコメントが出ておらず、タイトルホルダーもパンサラッサ相手の競馬に課題を残していることや、有馬記念では積極的に出していった結果、ハナを取りきれなかったということを加味して、今回はパンサラッサがハナに立つものとして考察していく。
パンサラッサは、4走前のオクトーバーSから逃げの形へとスタイルを変え、そこから5戦4勝。
また、いずれもMペース〜Hペースでの逃げで2番手以降を大きく突き放して消耗させる大逃げスタイルがこの馬の持ち味。
実際に、この馬が逃げたレースで先行馬はほとんど全滅しており、2着以降で掲示板に上がる馬の殆どが「差し馬」となっている。
だが、昨年、今年と宝塚記念が行われる阪神コースは、京都競馬場改修工事の影響で、例年の開幕4週目(8日目)→開幕2週目(4日目)へと変更されており、内枠の逃げ先行馬が有利な展開になることが予想される。
実際に去年の宝塚記念は、逃げたユニコーンライオンと2番手を追走したレイパパレがそのまま好走。この2頭を先行したクロノジェネシスが捉えただけのすごく分かりやすいレースとなった。
パンサラッサとユニコーンライオンの違いについて見ていこうと思う。
ユニコーンライオンは、宝塚記念の前哨戦である鳴尾記念で逃げて2着に0.6秒差をつける完勝を見せた。
ただ、このときも2着のショウナンバルディが2番手を追走して2着に好走している。
ユニコーンライオンの逃げスタイルは、内前有利な馬場状態を利用して、出来るだけSペースに落とした逃げを打つことで「差し馬」に競馬をさせない逃げスタイル。
簡単に言うと前残りレースを演出するタイプ。
(鳴尾記念、宝塚記念はいずれもSペース判定)
パンサラッサは、出来るだけ大きく離した逃げを打つことで、この馬の後ろを追走する「先行馬」の脚を削ぐような逃げスタイル。
同じ逃げ馬でも全く違うキャラクターなので、「昨年と同じ内枠の逃げ先行馬を変えば大丈夫」といった安易な予想をするのは危険だと考えている。
今年はペースメーカーをパンサラッサに設定にしている以上、過去の結果から「差し馬」を狙うのがベターであると言えるだろう。
パンサラッサの逃げについては上記で解説したが、そもそもパンサラッサ自体はどう評価しているのかの結論を先に出しておこうと思う。
理由は単純で、前走1800mのレースを逃げて勝った後に、400m延長+負担重量も58.0kg(前走比+1kg)になる条件が最後の勝負どころで効いてきそうだと思ったから。
凱旋門賞に登録している背景からこの距離はこなして欲しいところではあるが、個人的にベスト距離は1800m〜2000mのイメージで、陣営も少し距離が長いというコメントを残している。今回はおそらく人気の一角を担う存在であるため、凡走に期待するほうが馬券の期待値は上がると見て消しの評価した。
今年の宝塚記念では、「差し馬」を狙うとしたが、どの差し馬を狙うかをここでは述べたい。
今回の出走馬で差し馬に該当するであろう馬は、
エフフォーリア
デアリングタクト
マイネルファンロン
ヒシイグアス
アリーヴォ
キングオブコージ
ディープボンド
ポタジェ
以上の8頭。
その中でも今回狙ってみたいと思っているのは、
デアリングタクト
ヒシイグアス
アリーヴォ
の3頭である。
一頭ずつ見ていこう。
デアリングタクト
1年1ヶ月ぶりとなった前走のVMでは6着に敗戦したが、これはさすがに負けて仕方なしの参考外。
1年1ヶ月ぶりのレース且つ桜花賞以来のマイル戦。追走するだけで苦労するのはレース前から明白で、陣営も「無事にレースを終えること」を目標にしていると口を揃えて発言していたのは記憶に新しい。
VM後は宝塚記念へ向かうプランも当初からあったとの事だったので、おそらくここが勝負がけのレース。また、前走でマイル戦を経験したことで、パンサラッサの速いペースにも対応できる可能性があり、秋華賞のような4コーナーで早め進出ができる展開になれば普通に勝ち負けだと考えている。
懸念点を挙げるならば、速いタイムで勝利した実績がほとんどないということ。
ヒシイグアス
この馬は、休み明けのレースではほとんど結果が出ておらず、レースを使いながら良化していくタイプ。それ故、前走の大阪杯4着と昨年の天皇賞秋での5着は意外と着順が高くてびっくりした記憶。
今年2戦目となる今回は、前回以上のデキが見込めそうで、中山コースでも4勝を挙げていることからコーナリング性能も高く、内回りの2200mはかなり向くんじゃないかと思っている。
あと、より私見が強くなってしまいますが、いくらなんでも前走の大阪杯は勝負度合いが低すぎたと思ってます。鞍上が池添騎手と発表されたのが週の半ば(確か水曜か木曜だったと記憶)と遅すぎましたし、調教の動きを見てもスイッチが入ってる感じがなかったように思えます。
今回はレーン騎手を早々に確保し、4週続けて調教に跨っているとのことなので、繰り返しにはなりますが、前走以上のデキはかなり期待しています。
懸念点は輸送をクリアできるか。
アリーヴォ
この馬の評価しているポイントは3走前の壇ノ浦S。この時の小倉コースは内前がかなり有利な中、逃げ残りを図ったイルマタルを馬場の外目から差し切る着差以上に評価できる内容だった。
その後の小倉大賞典、大阪杯と重賞でも通用する差し脚を見せたし、小倉コースで5勝と小回りコースでの立ち回りの上手さが活きればここでも十分勝負になると考えている。
ただ、鞍上の武豊騎手は差し馬に乗ると2,3着が多い印象で、1着まで期待するのは少々荷が重いような気はしてる。
パンサラッサが逃げるレースは、先行馬が苦戦を強いられると上記で述べたが、個人的に評価している馬が一頭いる。
それが、ステイフーリッシュである。
この馬の評価ポイントは宝塚記念と同じ条件で行われた昨年の京都記念。
画像と共にポイントをさらっていこうと思う。
現在、金曜深夜に雨が少し降る予報となっているが、それ以降天気は良好そうで、走破タイムは昨年と同じ2:10〜11秒あたりだと予想しているので、このレースの再現があっても不思議ないと思っている。
また、4走前の福島記念ではトップハンデ57.5kgを背負いながらも先行して4着と健闘。
このときにペースを握っていたのは、今回ペースメーカーに設定しているパンサラッサである。
このレースも2,3着に好走したのは差し馬で、先行して掲示板に残ったのはこの馬だけ。
そもそも、パンサラッサが逃げたレースを先行して掲示板に残したのは、
有馬記念のディープボンド 2着
有馬記念のタイトルホルダー 5着
福島記念のステイフーリッシュ 4着
中山記念のウインイクシード 5着
の4頭のみ(ディープボンドに関しては諸説あり)で、その内ウインイクシードを除く3頭が3000m以上のレースで勝利経験があること(ステイフーリッシュは時系列的に後になるが)から、パンサラッサの追走に対抗できるだけの持久力と心配機能が備わった馬でないと厳しいと言えるだろう。
あと、矢作厩舎の馬って海外遠征後の国内レースで以前とは別馬になってるケースが多いイメージなので、7歳ではあるがさらなる成長に期待したい。
◎7.デアリングタクト
◎10.ヒシイグアス
○13.アリーヴォ
☆8.ステイフーリッシュ
△4.エフフォーリア
△12.ウインマリリン
△15.ディープボンド
△18.ポタジェ
デアリングタクトとヒシイグアスの2択で外すのだけは嫌なので、今回はW本命の形を取ろうと思っている。
△以下の馬について。
エフフォーリア
前回の大阪杯ではまさかの9着惨敗となったが、普段通り走れば普通に強いので印は回すことに。レースを重ねる毎にズブくなってる面が気になり△までとしたが、内でジッと溜めて最後上手く出し抜けばチャンスはあると思う。
ウインマリリン
内枠を引けばもう少し評価は高かったのだが、惜しくも外目の枠に当たってしまったので評価を下げた。この馬は内有利の馬場で、内ラチを頼った競馬ができるとかなり渋とく、外目を走らされると脆いタイプなのだが、この枠からでも取りたいポジションを取れないこともないとは思うので一応抑える。
ディープボンド
この馬も内枠を引けばもう少し評価は高かった。
ただ、阪神2200mにおけるキズナ産駒の成績は良好で無視はできなかったのと、ディープボンド自体14頭立て以上のレースで勝利したことはなく、外枠を引いた今回は2,3着までが妥当の評価と考え抑えまでの評価とした。
ちなみに前走天皇賞春3着以内馬は(0,0,1,14)と大不振。
ポタジェ
血統的に前走の大阪杯がベスト条件で、200m伸びる今回はどうだろうと言ったところ。
枠も大外18番に当たってしまったので、おそらく前走のような先行策は取れないと予想しているが、毎回堅実な末脚を見せているので、腹を括って差しに徹すれば2,3着までなら可能性はありそうだと思いこの評価に。腐っても前走G1勝利馬、意地を見せてほしい。
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こんなに頑張って予想した結果、
1着パンサラッサ
2着タイトルホルダー
で前残りでした〜wwwってなったら笑うしかない🙃
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