37 #アビスパ福岡 試合直前 #京都サンガ #金森健志 #田中達也 #ラーチャブリーFC (#タイ)

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#アビスパ福岡  試合直前 #京都サンガ #金森健志
#田中達也 #ラーチャブリーFC (#タイ)

ということで、試合直前に。
前触れのように、明らかに出場機会が少なかった、田中達也が福岡を去る。
行先は、タイのラーチャブリーFC。

シャフタールドネツクとの試合で見せてくれたように、決して、攻撃の技術が衰えたわけではない。
ただ、快速系ドリブラーの選手が増えた結果、そして、年齢が上がった結果、相対的順位が下がっただけ。
紺野和也はアビスパに来た時点では田中より経験も技術も下だった。
一方で、彼にも再起をかける思いがあって、爆速選手の、その成長にかけるチームと長谷部監督の思いがあった。
一方で、彼が伸びなかったり、怪我した時の保険は必要だった。

そして、田中達也もアビスパに来て、ウイングバックをこなせる程度には成長していたし、カウンター時の威力も含めれば、亀川よりはまだ上だろう。
しかし、トータルサラリーや個人の思い、そんなものが交錯する。

これをご本人が読むかは知らないが、それでも、ベンチやベンチ外でも、プロで、ほどほどきれいな場所で練習して、たまにでも試合で活躍する。
これは楽しい。
そういう、ちょっとおかしい、サッカーバカが、いつまでもサッカーをやめられない一種の病気である。
一方で、仕事である以上、楽しい仕事の中に、ピッチ内外での嫌なことを飲み込んで頑張らないといけない。

改めて、金森健志という地元の後輩のお手本ベンチプレーヤーと一緒にプレーしたのは、思い出以上の宝物になるのではないかと思う。
実力順にカードを切るなら、それはおかしい判断だと思うけど、ピッチ内外に問題を抱える中で、一番うまい奴をベンチに座らせて、保険や抑止力にする。
サッカーを失う危機を得るほどに、しがみついた人間は、ポジションやなんかなど、些末(さまつ)な問題だと気づく。
しかし、人間だから、わかっていても、感情や行動の抑制が効かないことがある。

この2年、試合での消耗が少なかった分、また、練習や試合で、他のポジションやタスクを経験した分、だいぶ成長したことでしょう。
行く先のタイリーグがどんなものかわかりませんが、金森のように、どんなポジションでもう受け入れ、もらう前で状況を作り、ドリブルを担保にパスワークで、チームの勝利にトライする。
それだけです。

シークレットフットボーラーや、これまでのアジアで活躍した選手と潰された選手を見て、焦ることなく、プレーすればいいと思います。
ラフプレーなどを食らわないのが一番大事です。
ゴールなんか、最初に1回か2回で十分で、ボールをさばいて受けて、誰の目にも、あいつは良い選手だからほしいと思わせるのが正しいでしょう。
そして、田中達也と仲良くして、花を持たせると、日本企業が興味を持ってくれるというリアルを通訳と小さなお土産を使ってちらつかせることです。

この2年間で、僕のブログでも、触れる機会は多くなかったですが、僕もなにせ、気が狂ったようにサッカーそのものを見ていますので、爆発的な成長の有無はともかく、いささかも衰えていないことはわかります。
あとは、周りを使って、周りに合わせて、どういう風に自分の表現を変えていくか。

あるいは、ACLに出る時には、再び、アビスパ福岡のユニフォームで戦ってくれるのではないかと思います。

七夕の日の、300試合達成の、金森健志については触れないのか?
いやいや、この文章は金森を礼賛する記事のサマリーそのものですよ。
3年前、ボールを受けてからのドリブルが得意で、ちょっと足が速い、守備は言われるがままに頑張るだけの、よそで使い捨ての選手でした。
たしか、スタジアムの試合後撮影の時のあなたは背番号は37でしたね。
守備、ボールをもらう前の動き、ボールをもらってからのアイデア、味方を動かす言葉、様々なものを、再起をかけて勉強し直して、今の金森健志だと思います。

そういうことで、去年のトークンの景品のポスターはまだ受け取っていませんが、事務所に保管しておいてください。
僕の中では、君たちにルヴァンカップの星をつけたのは僕ですので。
いや、この角の立つ言い方を、もう一度、皆さんで、変えていきましょう。
ゴール裏に向かって、スタンドに向かって、相手のゴール裏に向かって、もう一度、勝たせてください、星をください。
この生ぬるいJリーグの、殺伐した他所のリーグよりも、誇っていい文化だと思います。
2024年7月7日14時55分 エア指揮官 寺田次郎

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