26・ #南葛SC #風間八宏 監督の意図を読む。 #肩の力を抜く #クライフ #オシム



https://www.youtube.com/watch?v=htJN5wJVikE

13回目のビデオ。
見てるだけで腹が立つ、開幕戦。
DFの立ち位置や動き直しはおかしい。
それだけではない。
DFだけではない。
けど、そんなものだろう。

要するに、理解も技術もまちまちな連中に、もう一度、1から仕込み直して、練習試合でも対外試合を重ねたものの、昇格降格のかかったリーグ戦での緊張感で、皆がフリーズした。
それに対して、罵声や怒声は意味がない。
だから、いいよ、ナイスというしかない。

講義の内容が垣間見えたが、自分のポジションとか、実は簡単そうで難しい。
例えば、相手がボールを良い体勢で保持しているときに、こちらのFWの取るべきポジションはどこだろうか?
それだけでも、2つ以上の答えがある。
自分も守備ブロックの一員として、相手のDFの前に立つか、あるいは、相手のDFが攻撃参加をためらうように、反撃の起点やカウンターの位置に立つのか?

そういうことの細かい事まで教えるのは監督の仕事じゃないと思う。
一方で、勝つためにはそれ相応の人数が技術や戦術を体にしみこませていないと、おそらく、監督のいう理想の戦い方はできない。

肩の力を抜いて勝つということはどういうことかと言えば、それだけの技術戦術の差を積み上げてしまえと言っている。
武道の究極の一つが鍛え上げたうえでの脱力というのは結構知られているが、似ているかもしれない。
選手たちへの目先の過大なストレスになってもよくないし、相手へのリスペクトもあるので、そういうニュアンスも難しいが、そういうこと。
簡単に、相手を外し続けて、ボールを回して、願わくば、ゴール前でドフリーで決めるだけの状況を作る、作り続ける。

何も、風間監督が初代ではない。
有名な人で言えば、1-0勝利より、4-5敗北がいいと言ったのは、オランダのヨハンクライフ。
バルセロナで30年かけてそれを体現した人。
彼の理屈が一つの風間監督のポリシーだと思う。

現代サッカーは単純に言って、2つのクライフからできている。
攻撃し続けるクライフイズムと、守備固めからのカウンターで1-0を基調に戦うアンチクライフ。
このハイブリッドを重ねて、サッカーは変化あるいは進化してきた。

ここから書き始めると長いのでやめるが、多くの選手やスタッフは、また、風間監督の本やその他の有名な選手や指導者あるいは評論家の本や動画に手を出してほしい。
そんなもの、一日1時間半か2時間のちょっとしたふれあいですべてが伝わるわけもないし、選手ごとの機会平等の問題もある。

結局、また、繰り返しになってしまったが、オシム監督の言葉を思い出してほしい。
レーニンは勉強して勉強して勉強しろと言った。
私は走って走って走れと言っている。
スラブ語はわからないが、もしも、英語で言ったのであれば、RunとLearnをひっかけているのだと思う。
いずれにしても、勉強すると走るがここでは同じ意味なのは言うまでもない。
彼は、走ることを覚えたら、賢く走ることを覚えろとも言った。

結局、どんなに足が速くても、蹴られたボールより走ることや走り続けることは難しい、蹴られたボールも頭の神経伝達速度よりも速く動かすことは難しい。
その速度のギャップにパターンや感情を交えて織り上げるのが、最上級のピッチ上のサッカーの一つの形。
なんて、美しいものが、今期のうちに完成するとも思わないけど、明日来ないのと、恭兵さんからツッコミがあったので、現地で、サポーターや選手の空気を乱す代わりに、改めて、文書くらい書いておく。

〆の言葉で監督は言った。
もっともっとうまくなる。
ネガティブに言えば、勉強や練習が足りないという言葉であるけれども、それをどう消化して、次の試合、その次の試合に生かせるか?
どうも、サッカーのスイッチが入ると、こちらも感情の制御ができなくなるけど、誰が出ても、肩の力を抜いて圧勝できるくらい、技術や戦術を積み上げて行く。
たぶん、風間監督の狙いはそこで、それに対して、どんな物語を選手やスタッフが紡いでいくか、それだけの話。

FINANCIEの方にもツッコみあったけど、サッカーにアツすぎる僕が現場にいない方が空気もよくなって、選手もよく走るのに、行く必要はあまりないでしょう?
僕はそもそも勝利至上主義者なので、自分が出場しない試合は勝てば、どちらでもいい。
それに、キャメラ林さんの動画で十分。
まあ、リーグ優勝して、アビスパのパクリの参加型イベントでもあったら上京も考えますが、その前に、とりあえず、勝ち点を積み上げていただきましょう。
2024年5月4日17時55分。


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