書評 #こわいほどよくわかる #新型コロナとワクチンのひみつ #近藤誠 | 2021/3/22

「放射線科医らしい追求とわからないものを無理にこじつけない線引きが良い 新型コロナ コロナワクチン 接種会場 自然免疫 スウェーデン 川崎病 SIRS 大坂なおみ うつ病 知念実希人 ディオバン事件」

近藤誠の新型コロナ解説ということで今日チェックした。
一緒にまとめて読んだ、船瀬俊介、内海聡よりも一番丁寧な書き方かもしれない。
過去の歴史や医療経済の政治にも触れていた。
川崎病とワクチンの連環はしばしば話題になりながら論文化はされないらしい。
大坂なおみのナイキのCMのように沈黙するとカネや政治になるのだろうか?
そういえば、昔、JSAWIで、某演題にフロアコメントすると、超ダンディーな旧帝の先生にそれは論文にないんだYOと教えていただいた。
論文にできないんだよ、なのかもしれない。

今日の新聞では、僕と同年代の私立医大卒の作家知念実希人が、ワクチンの検証のフェーズは過ぎたと断じていた。
その論拠や主語をしっかりと書かない所が、インテリジェンスだが、出版不況の中で、作家などというものは製薬会社の金と政治の利権には基本的にのっかるところでしかない。
佐藤優が外務省ハレンチ物語で書いたように、話すこと書く事には注釈ないし補助線が重要である。

僕も、関西医科大学において、ディオバン事件に手術ミス内部告発の濡れ衣を着せられていなければ、おそらく、それまで通り、ノンポリであり続けただろう。
その作家の医師が羨ましいのは、内科認定医か専門医という体内動態の医科学に関しては一般人よりマシな程度で、多分、あまり気にしないで良い。
知らないものはわからないので気にならない。

改めて、放射線医学という全身医学にそれなりに通暁した医師という点で、近藤誠はほかの西洋医療に警鐘を鳴らす医師としてかなり優秀なのだと思う。
だからこそ、慶応大学は敢えて飼い続けた。
他所でどうこうされるよりも、首に鈴をつけて、西洋医学も反西洋医学も慶応の求心力にする方が政治的に正しい。

現代医療のセクショナリズムは、放射線科にまで影響が強い。
当り前と言えば当たり前だが、多くの凡庸な医師にとって、あらゆる臓器のあらゆる情報を全てアップデートなどというのは夢のまた夢である。
特に、家庭や様々な業務に追われていれば困難だ。

しかも、普通は日銭を稼ぐ一般人相手の仕事をしながらなので、知識のアップデートは、あの人の話はコロコロ変わるから信用できないという話になりかねない。

実際、近藤誠も以前からかなり過激な論調になったと40歳の僕よりももっとベテランの医師は発言しているが、それは結局近藤誠自身もそういう立ち位置や言論の安定性の意味を認識し、そういう教祖像を確立したのではないかと言い切れるのかもしれない。

ちなみに、何年か前から、内海聡なんかの中ボスなんかともやりとりがあるが、なにせ内海聡の一字一句が正しいと思って原理主義に洗脳に来るから話が決裂している。
ある幹部のお子様が医学部に入学されたらしいので、研修医は放射線科を回って、いずれ来るであろう内海聡教団分裂時に内部から塗り替える方がいいと勧めておいた。
自分は、結局、考えない人間と折り合いは良くない。
代わりに、幹部の中でも賢い人とコミュニケーションが取れた方がいい。
一説によると、創価学会の別動隊とか某政治ブレーンが言っていたが、信濃町にある慶応大学と創価学会は、様々な反対派も用意しているのかもしれない。
双六の上がりは全部地獄とは佐藤優の名言だが、双六の上がりが全部創価学会になるように調整するのは原理主義のごり押しよりも賢いことだ。

今日は、コロナワクチンの一部が逆に微粒子放出を誘発するとか、そういう人たちが情報拡散を始めた。
ゴルゴにそんな感じの回があるので、それは前から僕も指摘していた。
そういう目線で医学を見ないと見えない事ばかりなのだが、理屈としての整合性を作る能力が多くの西洋医学にも反西洋医学にも欠けている所である。
とはいえ、一般市民は、そんなこと知らないし、わからないまま人生を終える人が大半なので、せいちに理論を組み立てようとする僕の方がバカなのかもしれない。

ついでにいうと、だからこそマスクはないよりはあった方がいい。
粒子のサイズはどうこう言っても、フィルターはないよりあった方がいい。
今日の毎日新聞かどこかにマスタードガス開発のハーバーフリッツの記事があったが第一次世界大戦とは戦場と撒かれる毒の性質が違うだけ
(ちなみに、ユダヤ系のドイツ人で故郷に帰れなかったらしい。)
新型コロナと世にいうものは、新型コロナ或いは一緒にばらまかれた物質や微生物にエネルギーの影響の総称である。
しかも、ノイズも沢山混じっている。

そういう部分の細かい話に関しては、近藤誠は触れていない。
僕の読んだ限りで、この人の本の信用できるところは、そういう不確かな部分に関しては無理して書かないという事である。
健診や癌治療の反対に関しても、少し、どこの地域の、どの医療施設のレベルで書いているのかな、とか疑問が湧く時もあるが、一方で、研究も臨床もハイレベルな医療機関ばかりでもない。
だからこそ、政治的に非常に難しいことになる。

ちなみに、SIRSについても触れてあった。
そこからさらに先に、新型コロナやコロナワクチンの秘密があるのだが、基本的に普通の人は知る必要がない。
多くの人にとって、風邪に近い新型コロナであるが、重症化すると大変なことになる。
そのときに、ワクチンが有益どころか、危険な可能性があるのは、要するに拙速ワクチンだからである。
実は、SIRSの先にも他の理屈があるが、僕も何かのネタの為に、その理屈は敢えて書かないでおく。
その理屈がいくつかあるが、それは僕と近藤氏のキャリアの違いにあるとヒントを書いておく。

ただ、改めて、わかるところでおかしい所の記載に留めていく、過去の似たような事例を並べることに留める近藤誠氏の記載は素晴らしいと思う。
スウェーデンの事例を挙げているが、結局、官公庁はワクチン接種会場を自然免疫獲得の場になるように設定している。
これが、シンプルなカラクリである。

余談であるが、川崎病類似の病態が新型コロナ後遺症としても確認されている。
それはなんででしょうね?
風邪が急性上気道炎や全身倦怠感、関節炎、発熱などの中から除外診断されたものの総称なのと同じ、そこを考えないと、見えてこない。

最近、北京大学の陳平教授が「中国が生物戦争に勝つ」と語る動画がインターネット上で拡散され、ネットユーザーの間で激しい議論が起こった。

というYOUTUBEがあるが、新型コロナとワクチンを巡る政治に混乱させられている人類そのものである。

新聞投稿にも書いてきたが、新型コロナは単品ではなく、他の疾患や環境因子との掛算である。
因果関係は政府関係者には不明でも、個々人には影響があるので、最大公約数に関しては今後も考えていくべきだろう。
大坂なおみのうつ病あるいはうつ症状に関しても、新型コロナの社会的影響のみならず物理的影響が負荷されてないと考えるのは雑な考えだと言える。
循環器薬剤のうつ症状の誘発の可能性は普通に書いてある。

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