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30 #勝利への文脈。 #柳裕元 #大前元紀 #今野泰幸 #風間八宏監督#南葛SC #東邦チタニウム #6月2日。

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#勝利への文脈#柳裕元 #大前元紀 #今野泰幸 #風間八宏監督
#南葛SC #東邦チタニウム #6月2日

https://www.youtube.com/watch?v=SS3CUpuyt3U
このカードをあと何年続けるのだろう。
まともに見るのもなんだから、1時間経過してから、飛ばしながら見て、大前元紀が出てからは、もう少し飛ばし方を小刻みにした。
天気や相手は違うけど、問題は前回の通り。
起点をどこに作るのか、どう連鎖させていくのかの問題は相変わらずで、ここを修正していかないと南葛の昇格も個々人の昇格もない。

日本語が、平仮名とカタカナと漢字を学んだだけではカタコトでしか通じないのと同じように、文脈とか背景とかそういう部分を理解しないと意味が伝わらないことがある。
同じように、ボールを繋げて相手のゴールまで転がせるか、それなりの文脈がいる。

この試合の、後半22分の大前元紀は味方のクリアを読んで、太ももで止めて、ツッコんでくる相手の動きを予測してシャペウしながらのターンからスルーパスを放った。
あの瞬間だけを切り取れば、彼は多分、まだ、ブンデスリーガでも、プレミアリーグでもやれる。
もしも、動き出す選手の技術戦術なり、フィジカルが優れていれば、1点入っていたのだから。

もちろん、味方や状況と噛み合わなければ、遅れて軽く競り負けるだけのFWのぽっちゃりさんに過ぎない。
それを、若手は、僕から大前への侮蔑の言葉という意味ではなく、自分の中の成長の糧にしてほしいとは思う。

想像ではあるが、あの時に、ボールの位置や跳ね返すDFの体勢だけでなく、あそこにスペースがあること、自分にマークがついていること、そして、スルーパスを出すべき味方がそこにいることを彼は見ていた。
その記憶をもって、ももで止めて、相手の足音からターンシャペウをかましながら、落ちてくるボールのタイミングと、スルーパスを出す相手の体勢をだいたい視野に収めて実行フェーズに移した。

こんなものは、普通の若者にはできない。
一方で、ノーマークで、そのドリルをこなすだけなら、たぶん、南葛の選手の半数は1時間もかからない。
それ相応のエリート崩れだから。

そういう意味でも、練習をやらされる部分はありつつも、主体的に楽しむように自分や周囲を作っていかないと難しい。
そういう議論自体が、日本のサッカー文化の中で厳しいのもわかるけど、それこそが工夫。

各論はさておき、敗戦は1-0で迎えた、20分のデイビッソンの退場が主因。
早いタイミングでスライディングに入ってきたこともあり、ただの誤審に見えた。
割り切って跳ね返しながら戦えばよかったように思うが、そうはならなかった。
それは、現場の雰囲気と監督とスタッフの判断なので、異論はあっても尊重はする。

後半16分の、最初の失点は、取られ方が悪くて、相手のカウンターを食らった。
どこに人とボールを集めれば、数的優位とはいかなくても、数的同数を作れるかの理屈と経験が足りなかった。

後半40分の、2点目の失点は、同点に追いつかれて、そして、試合終盤で、取られ方が悪い中で、アーリークロスの折り返しを空いたバイタルに飛び込まれて決められた。
こういうのを見ると、鈴木啓太をボランチに置いたオシム監督を思い出す。
他のことができてしまうがゆえに、バイタルエリアを管理するだけというボランチあるいはディフェンシブハーフの仕事がおろそかになってしまう。
それは、今野泰幸の責任でもあるが、チーム全体の責任として、そのタスクをどうするかの意識があいまいだったのだと思う。

もっと言えば、相手の狙いもあったのか、前半から、今野泰幸にボールが集まりすぎていた。
それ以上に、いつもと変わらなさ過ぎた。
17回目の南葛SCの放送で、ヴェルフェ矢板との試合が出ているが、天気のいい質のいい天然芝の時と同じタイミングと間合いで、人工芝の雨天の試合をやれば、それは、問題が起こる。
そんな当たり前のことを、どう修正するかも、チーム力。

変わらないために変わること。
どっかのラーメン屋の言葉じゃないけど、いつも通りをやるということは、状況の変化に対して、個々人として、ユニットとして、チームとして若干の修正を加える事。
そのための、言葉と技術と戦術を蓄えていくことが、いつでも、いつも通り戦えるということ。
ということは、言葉にするのは簡単だけど、実行フェーズが難しいことはよく知っている。
色んな意味で。

https://www.youtube.com/watch?v=jrntBmuSWbo

17回は関口訓充の復帰。
彼は、どこのタスクに復帰するのだろうか?
そして、楠神順平も、

https://www.youtube.com/watch?v=6jb4K0y8tHU
16回の柳をもう一度見て見ると、本棚にFWの本がないのに気付く。
遅れてでもJリーグとか、そこに行かなくても、実技や指導でそのレベルに行くなら、FWの動き出しとかゴールの取り方の本とか何とかが足りないとわかる。

見たくもない敗戦のビデオにこそ、真実が写っている。
大きなフォームで、構えてミドルパス打ったら、そりゃあ、相手もカットするよな。

なんとなくリオネルメッシのマネをした選手の大半はろくな選手にならずに終わるというのは、知っている人には当たり前だけど、ルックアップと止めて蹴るという動作をどう並行して実行するか?


止めるだけではなく、蹴る時にも多様性がないといけない。
そして、ルックアップの時により多くの情報と予測をできていなければならない。
かといって、味方やコーチングスタッフへの様々な要求を不満や不平と受け取られてはならない。
だから、勉強して、自分で解決できることを増やした方が良い。


ただ、一つだけ、言っておくわ。
なんで、相手のプレスがある時もない時も、同じ場所にボールを置いているんだ?
それで、ライナーのロングパスが飛ばないことがわかる相手にはわかってしまう。
現代サッカーにおいて、10年前からCBとDHのタスクは半分一緒。
スコールズのビデオ見たらわかる。
監督は、幼稚園や小学生並みの選手に向けて、止める蹴るを何度も口にしているけど、その先にあるのは、ボールと人の動きを通じて、状況をコントロールしろということ。
もちろん、応用編としては、わざと足元怪しいふりして、プレスを集めてから、空いた場所にボールを飛ばすんやけどね。

誤審にしか見えないジャッジもあったし、この試合の背景に何があったか知らない。
南葛と東邦の激闘という番組を作らなくてはいけない人もいる。
せやけど、そんな同調圧力に負けるなら、サッカーなんかやめた方が良いということになる。
やめるんだったら、もっと早くやめてるはずだから、もっと楽しんでやれよ。
2024年6月2日17時25分。 エア指揮官。

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