#NR懇話会 2 #神経放射線科 存続と発展のために。 #放射線科不名誉享受 #六甲学院 #関西医科大学


神経放射線科医以外をどういう風に巻き込むか?
若い先生の公私の事情と繋がりの重要性を理解する。
医局の表裏の経費。

まだ一次専門医の先生もおられたが、なかなか、勇気がいるし、毎回来るのは、いろんな意味でむつかしい。
妻や子供が外出や出費に理解があるケースとは限らないからだ。
そういう意味で、寿司屋の名刺を配布したが、あの店は、中の上から極上まで、状況と予算に合わせて配慮してくれるとわかっている店。
また、大将は包丁遣いも握りも天才だが、ちょっと顧客の好き嫌いが激しい。
食べログでわかるのは盛られた写真と偏った評価にノイズが入ったものばかり。
そんなこんなで、同じように、上司や勉強会で使うと、出席率のいい部下が妻子も含めてケアされるように仕組みを作ればいい。

いつもの先生とその友達だから、極上ネタを腐らせても仕方ないから、プライベートで来た時もサービスしてもらえる。
どこの誰の財布なのかは、店からすれば関係ないが、個々人にとっては難しい部分もある。
それで、まあ、奥さんやお子さんに、パパ、研究頑張ってね、と喜んで言ってもらえるようにする。
それは、それぞれの医局とか研究会の事情に合わせて運用すればいい。
個々の事案は僕が口を出す立場ではない。
だけど、皆が、少しでも、楽しくやれるように、工夫しないと、人が増えなくてしんどい。
昔ながらの先生は、自分もそうだったから、毎回来て演題も出せってなるかもしれないけど、参加だけでもご褒美、演題出したらもっとご褒美になるように、税理士さんや弁護士さんなどと相談するべきだと思う。

僕自身、特例で専門医が与えられたとしても、おそらく、専門の欄には、腹部あるいは体幹部と書く。
理由は先生方もご存じの通り、神経放射線の基礎知識も不足しており、逆にそれが定石を外すという僕の武器であるから。
僕は、人が増えれば、また、専門医すらない奴としてはじかれるので、いっそ、もっと荒廃しても構わないのだけど、そういうのはお互いメリットない。

神経放射線学会は、他の分野の放射線科医より人が少ないおかげで、医局間の風通しもいい。
公私に問題が起こって、ほとぼりをさます必要性もあるケースも医局人には存在するが、上司を信じて知らない人の知らない場所に行くよりも、それがうわべだったとしても、しょっちゅう顔合わせしていた方が良い。
だから、腹部や胸部、その他が専門の先生も実際におられるが、柔軟な運用でいいと思う。

今回、脳卒中学会その他とかぶったせいで、人は少なかったけど、その分、また、個人や各医局の事情とか理解することができた。
そういうものを前向きに運用するといいと思う。
そういう部分を東邦の先生と喋ったので、また、暇なときに、個人のアドレスに送る。


7 繋がりとシステム編。

神経放射線はセンスと努力のある人間だけが、実務では上に上がっていける。
また、そういう先生は往々にして、ジェネラルにもかなり優秀で、本人が晩成でも一般的には早熟になる。
いかしかの山田先生が僕よりはるかに若いのに多少は絶望したが、一方で、それは嫉妬する意味も何もなく、天才とともにいる、あるいは、天才を扱う側に回ればいい。

実際、団塊ジュニアの六甲学院にも、灘中高に入っていてもおかしくないのは、3割程度はいただろうし、灘に行っていれば、もっといい大学入っている奴もいたように思うし、六甲学院からさえ、京都大学医学部に現役で入った奴が同級生にいた。
それは、灘について書かれた本を三冊ほど読んで思った。

難しいことを理解できることと、難しいことを実行できること、数をこなせることは半分同じだが、もう半分は違う素質と努力。
今は少し変わったが、僕の学年に、下から1割で卒業したのに、センター試験だけで、国公立医学部に受かった奴もいた。
また、関西医大の同級生でも、賢い奴から馬鹿な奴まで様々なのがいた。
当方が珍獣の極みであるが、結局、それぞれに、それぞれのやり方はある。

その中で、たぶん、基礎の読影の質と量をなんとか誰かに負担させたいようには思う。
それで、まあ、上層部の偉い先生にはたぶん白い目で見られるが、頭だけで人間は動けない。
手足が必要で、手足も重要。
その、優先順位の匙加減が難しいが、数がいないと、学会のお留守番とか管理加算のよくわからないルールの中でどうするんだろうとは思う。
そして、替えの利かない優秀な先生が壊れたり、燃え尽きたりすると連鎖反応が起こる。

本来、臨床、研究、教育の一つでも並にこなせたら、まだましな放射線科医なのが日本の現実だと思う。
それこそ、お茶くみの上手なだけの奴だって、空気をよくする医者なんてポジションはなかなか大事。
というのは、先進的すぎるかもしれないが、様々な質や量のタスクがある中で、専門医や天才を上手に活用するには、非専門医や凡才が大事だと思う。
とりわけ、人手不足の大学や病院では。

1-3次の患者の囲い込みと適性医療のはざまでむつかしい部分もあるが、焦ることなく、人を増やした方が良いのではないかと、非専門医だからこそ思うのである。
崩壊すると、放射線技師や看護師に権限移譲が進みすぎて、多分どっかで大変なことになると思う。
2024年3月10日 ARIAの試験半分しか解けなかった、日本死ね。

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