PDCAサイクル
先日、『悲観すべきことにこそ、改善の余地がある。ネガティヴな感情を抱いた時にそれをどう対峙し、解決策や工夫を導き出せるかに知性というものは宿る。』と触れたが、多くの場合において悲観すべき事柄は、自己成長に繋がる意味で改善の余地があることは伸び代とも捉えることができるが、その解決策や工夫を導き出すことに苦戦する人が多い。
「理想と現実の差を埋めることが大事である」という主張をされることがしばしばあるが、①この図のように理想をゴールと位置付けた際に現状から理想までのPlan(計画)を決める。②実際、そのPlanをDo(行動)してみる。③その行動した際の現在地と理想のゴールまでの差をまた逆算して計画する(Check=評価)。④その逆算した計画をまた行動する(Action=改善)。
これが所謂、PDCAサイクルである。
ただ、ここで留意点がある。それは、この理想のゴールは、他人と比較するのではなく、自分の長所、短所を考慮した際に自身の目標としてゴールを位置付ける必要がある。
自分が他者より秀でてるからと傲慢になり、自分が他者より劣るからと卑屈になる。他人と比較して、自分のモチベーションに左右されるのは、あまりオススメしない。勝って驕らず、負けて腐らず。他人と比べて優劣を決めることを目標(ゴール)にしてしまうと、長期的に成功しないことが多い。
①他人と比べて目標を作らない。
②常に現在地と理想のゴールの差を逆算にするように計画を立てる。
ただ、このPDCAサイクルの理屈は、自分の専売特許(長所)を作る上で、理想と現実の差を埋めることであって、これだけでは天才にはならない。
天才になるには、もう一つ条件があって、PDCAサイクルで築き上げた複数の専売特許を領域横断させて、自分の分野を確立させることが不可欠だと思う。
ただ、それは専売特許を複数個所有してる人が自分の分野を確立させてオリジナルの型を作ることであって、真っ先に優先すべきは、理想と現実を埋め合わせして専売特許を作ること。その次の段階として、自分の分野を確立させることである。
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