2024年1月1日の週バイオテックおさらいーその2

日本企業の間でのCDMO事業、ますます活発化
AGCが医薬品の開発・製造受託(CDMO)事業において、スペインのAGCファーマケミカルズヨーロッパ(APCE)を中心とした設備投資を進めている。AGCは、化学合成技術に基づく合成医薬品とバイオ医薬品の2つの領域で事業を展開しており、スペイン拠点の強化を通じて欧米市場の開拓を目指している。また、日本、アメリカ、ヨーロッパにおける3極の連携による成長が期待される。

肥満症治療薬急増
新しいタイプの肥満症治療薬の利用が世界的に急増している。デンマークの製薬会社ノボノルディスクが開発した治療薬「ウゴービ」が注目され、米国で承認されている。この薬は食欲を抑制する効果があるとされ、肥満症の治療に応用されているが、ダイエットをしたい人々に不正な処方がされるのではないか。2030年までに市場規模が約1000億ドル(約14兆5000億円)に達すると予測されており、ますます肥満症治療薬市場が拡大していくことと思われる。


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