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#聴いてみた Beethovenのピアノソナタ第32番🎹

2月 1日に放送されたNHKFM ベストオブクラシックを聴いてみた。

曲目

「ピアノ・ソナタ 変ホ長調 Hob.ⅩⅥ:52」
ハイドン:作曲
(ピアノ)ペーター・レーゼル
(21分12秒)
~紀尾井ホール~

「ピアノ・ソナタ第32番 ハ短調 作品111」
ベートーベン:作曲
(ピアノ)ペーター・レーゼル
(27分34秒)
~紀尾井ホール~

「ピアノ・ソナタ 変ロ長調 D.960」
シューベルト:作曲
(ピアノ)ペーター・レーゼル
(38分36秒)
~紀尾井ホール~

「「6つのバガテル 作品126」から「第1番 ト長調」」
ベートーベン:作曲
(ピアノ)ペーター・レーゼル
(2分55秒)
~紀尾井ホール~

Beethovenのピアノソナタ第32番🎹

本日の曲目はハイドン、ベートーヴェン、シューベルト、各作曲家の最後のピアノソナタである。作曲家自身、この曲が最後だと思って作曲する人はいないだろうけれど(いや、いるかもしれないけれど)、どの作曲家も最後の曲は深みが増し、それまでの曲とは一線を画す曲が多いと思う。ピアニストペーター・レーゼルの演奏は、この巨匠3人の最後のピアノソナタを端正に美しく、時には生き生きと曲に生命の息吹を吹き込んだようだった。特にベートーヴェンの32番は私にとって憧れの曲。昔、譜読みはしてみたけれど、なぞるだけで精一杯。遥か山の頂にあるこの32番が流れてきた時、何か人生の喜びも悲しみも凝縮された1つの物語のように感じて…本当に良い演奏であった。
心の支えになれるような曲は滅多にない。音楽の力とは実に大きいのだ。

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