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#聴いてみた ラフマニノフ作曲「幻想曲「岩」作品7」🎼

1月20日に放送されたNHKFM ベストオブクラシック N響 第1975回定期公演を聞き逃し配信で聴いてみた。

曲目

「幻想曲『岩』作品7」ラフマニノフ作曲
「交響曲 第1番 ト短調 作品13『冬の日の幻想』」チャイコフスキー作曲
指揮:トゥガン・ソヒエフ 管弦楽:NHK交響楽団

幻想曲『岩』作品7

幻想曲『岩』作品7はラフマニノフ20才の作品。冒頭より何とも言えない色彩感豊かで情感あふれる曲である。もっともっと聴いていたくなる曲。題名の『岩』とは一体どんな意味があるのだろう。

Wiki.によると、チェーホフの短編小説「旅中」に霊感を得て作曲されたものだという。人生に疲れ切った中年の男と若い娘との出会いと別れの話。娘を見送り続ける男に雪が降り積もる。その姿をチェーホフは「断崖」(もしくは「岩」)にたとえているのだそうだ。この話から若干20才で作曲したなんてもう驚嘆に値する。

今年はラフマニノフイヤー(生誕150年・没後80年)。ラフマニノフ作品の中であまり聴く機会のない曲も、今年は色々と聴くことができそうだ。
トゥガン・ソヒエフ ×N響の名演奏もこの曲をより際立たせていたのは言うまでもない。

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