屠畜場の見学に行った話
この記事は屠畜場に見学に行った時の話です。
備忘録がてら書き綴っています。
屠畜場というのは豚や牛をお肉に加工する施設のことです。
豚や牛などの家畜を食肉に加工することを屠畜と言います。
屠畜場は以前は屠殺場と呼ばれていたのですが、「殺」という字がよろしくないということで最近では屠殺場という言葉は使われなくなりました。
今回見に行った屠畜場は豚🐖の屠畜を行う施設でした。
屠畜場は臭いや騒音の都合で郊外にある場所が多いです。
今回行ったところも郊外にある場所でした。
屠畜場に入る前には解体作業の人を侮辱するような態度は取らないようにといった注意点についての説明を受け、簡易的な繋ぎに着替えました。
さらに、マスクを着け、衛生キャップを頭に着けて、長靴を履き、完全防備で屠畜場内に入りました。
屠畜場内は湿気がすごく、豚の解体作業をしている場所は水蒸気で視界が霞む程でした。
そんな中で作業員さんが豚の解体を行っていました。
大部分は機械化されているのですが、豚に病気がないかチェックする作業や豚を電気ショックで失神させた後、解体する作業は人が行っていました。
時折り、電気ショックを当てる際に豚の鳴き声が聞こえました。
その後、豚は血を抜かれてレーンに吊り下げられ、次第に部分ごとに分けられていき、お肉へと加工されていきました。
豚の鳴き声はとても悲痛なもので聞くに堪えませんでした。
ただ、そういった犠牲の上で私たちの食卓が成り立っていることを再認識させられました。
豚を解体する作業をしてくれる人がいるおかげで私たちはスーパーでお肉を買うことができています。
お肉だけでなく、全ての食べ物にそれぞれ生産者や加工者、販売員など流通に関わっている人がいて私たちの生活が成り立っています。
普段、何気なく買い物しているだけでは気づかないことについて認識させられた見学でした。
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