第70回臨床検査技師国家試験 合格発表直前自己分析〈午前・臨床化学まで〉
第70回臨床検査技師合格発表まで1週間。今日からは問題の概要と分析を書いていきます。
※厚生労働省の解答発表前のため、それほど突き詰めては書きません。
臨床検査総論
1 OTC検査について。教科書通り。新型コロナも実施されているので、来年以降の出題にも注目。
2 検査項目と抗凝固剤の組み合わせ。教科書通り。
3 精度管理法の文章問題。多少ややこしかったが、取れている人は取れている。
4 免疫学的便潜血検査の文章問題。頻出分野。
5 精液検査の文章問題。臨床検査技師国家試験での出題は第52回以来だったので、そこまで勉強してなくても大丈夫。
6 虫卵の大小関係について。時々出てくるのでしっかり押さえておきたい。
7 寄生虫と中間宿主の組み合わせ。頻出分野。
8 正確度の確認方法について。精密度では何回も出題されているがここも重要な分野。
9 糞便の性状と疾患の組み合わせ。教科書にもあるが細菌性赤痢とアメーバ赤痢がこんがらがりやすいので注意。
10 近年出題されている、無染色とSternheimer染色から構造物を答える問題。それぞれどう見えるか理解しておかなければならない。
臨床検査医学総論
11 内分泌疾患と検査値の関係について。内分泌疾患は頻出なのでしっかり整理しておく。
12 胸水マーカーを答える問題。知識なので覚えてないと仕方ない。
13 ウイルスと血液疾患について。知っておかないといけない。
14 ビタミン欠乏症について。ここで落としてはいけない。
15 中毒と検査値の関係について。知っておくとよい。
臨床生理学
16 心周期について。覚えにくい部分ではあるが、頻出の問題。
17 心電図から所見を読み取る問題(ブロック波形)。これまで何回か出ているので特徴を理解しておく。
18 ホルター心電図の誘導部位について。図で理解する方が分かりやすい。
19 肺気量分画と必要な検査について。問題をよく読んでほしい。
20 呼吸機能検査の結果とフローボリューム曲線から疾患を選ぶ問題。2つを組み合わせる必要があるため、これまでに比べより思考力が問われる。
21 神経検査のごく基礎を問うもの。だがこの問題は出題例がなかった。
22 神経伝導検査の異常を問う問題。教科書での理解が重要。
23 α波についての文章問題。何回か出ているのでここは取りたいところ。
24 超音波検査の基礎についての文章問題。基礎の部分を苦手にしている人もいると思うが理解しておきたい。
25 連続波ドプラ法波形から狭窄前後の最大圧較差を計算する問題。簡易ベルヌーイ式を必ず覚えておく。
26 腹部超音波像から何が見えているかを答える問題。教科書等で確認しておきたい。
27 下肢静脈超音波検査の手技を問う問題。新しい形式で難しい。
28 聴覚器の解剖を問う問題。聴性脳幹反応を思い出して解いた方もいるかも。
臨床化学
29 吸光光度法を応用した計算問題。簡単。
30 マグネシウムについての文章問題。消去法か知識かのどちらかになりそう。
31 電気泳動の結果から、脂質異常症のタイプを答える問題。脂質異常症はいろんな出題パターンが考えられるので重要。
32 尿素についての文章問題。やや分かりにくいかも。
33 ASTのJSCC勧告法による測定試薬を問う問題。教科書に書いてあるが選択肢がまあまあややこしい。
34 敗血症マーカーについて。多少消去法。
35 血糖測定法について。それぞれの原理を理解しておきたい。
36 酵素と半減期について。アイソザイムによる違いも理解が必要。
37 ALPアイソザイムとその特徴についての文章問題。覚えていたら簡単。
38 ホルモンの構造を問う問題。頻出。
39 物質と極大吸収波長について。知識問題。
40 糖類の構成について。基本的な部分なので落としたくない。
41 解糖系に関わる酵素について。流れの理解も重要。
42 構造蛋白質を選ぶ問題。今までにない出題パターン。
43 放射性同位元素の半減期について簡単な計算問題。考えれば分かるので取っておきたい。
44 血中カルシウムについての文章問題。これまで何回も出ているため、しっかり理解しておきたい。
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