終わらないものを終わらせないために
名古屋観光を満喫した後、私は友人と三重県四日市市に向かった。純粋に四日市ぜんそくのことを知りたかったのと、過程が違えど、一度ふるさとを壊されてしまった人たちがその後どのように生活していったのかを知ることで大熊町との向き合い方のヒントを得られるのではないかと思ったからだ。
四日市という場所は、今までに味わったことのないような雰囲気を醸し出していた。日中、道には家族や学生、会社員っぽい人たち、車でいっぱいだったのに、夜に友達と歩いていたら、もう19, 20時?くらいにはちょっと