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47都道府県ちいさな旅㉗佐賀

2024年の2月は冬の九州へ。佐賀駅の周辺には歴史を感じられるスポットがありました。

出発前

佐賀といえば、今やバルーンらしいです。秋に開かれるバルーンフェスタの期間中は「バルーンさが」という臨時駅まで登場するとか。

さて今回はどこに行こう。佐賀県の地図を見ると、有田に伊万里、唐津などありますが、どこも佐賀駅からは距離がありそうです。

そんなとき目に入ったのが吉野ヶ里という地名。佐賀にあるんですね。近そうなので行ってみることにしました。

佐賀県旅行プラン
【1日目】吉野ヶ里公園
【2日目】市内観光(佐賀城など)

2024.2.2-3

1日目

お天気が少々不安でしたが、1日目の午後は晴れ予報になりました。でも翌日は気温がかなり下がるらしくて悩ましい。

佐賀には福岡空港からも行けますが、今回は佐賀空港を利用しました。国内線はANAの羽田便のみ。コンパクトながら、新しくて今風の空港でした。

しかも国際空港だった。

空港から佐賀駅までは、バスでまっすぐ北に35分600円。アクセスは比較的良好です。

しばらくの間は田畑が広がっていましたが、駅に近づくとお城が見え、佐賀の街に入りました。

ところで気になったのは、歩道にあった大きめの像。街なかに像があるのは珍しくないのですが…

妙に存在感があって気になる。

さて佐賀駅です。バス停は隣のバスセンターにあるので、駅前はかなりすっきりしています。

駅前の像も気になる。

さっそく吉野ヶ里公園に向かいましょう。佐賀駅から3駅先に吉野ヶ里公園駅があります。

長崎本線は2両編成。座席は木製で、頭・腰・座面に黒い革張りのクッションがついている変わったデザインでした。

吉野ヶ里公園駅にある施設で、荷物預かりとレンタサイクルを利用すると、スタッフさんが丁寧に道順を教えてくれました。

ちなみに公園までは徒歩15分ほどなので、元気な人は歩いて行けます。

この先自転車は入れない。

吉野ヶ里歴史公園は、遺跡の保存と活用を目的として整備された公園です。テーマは「弥生人の声が聞こえる」。ここは弥生時代なのです。

中に入るとまず目につくのがこの子たち。

入口近くに多数生息している。

覚悟はしていましたが、とにかく広いです。園内バスがあるはずですが、見当たりません。平日なので人もまばらです。

とりあえず近場の南内郭というところへ行くと、ベテランのスタッフさんたちがいました。

物見やぐらなどがあった。

次に、南のムラというところに行くと、遠くに農作業をしている女性たちが見えました。まるでこのムラの住民のよう。

あたりには同じような家が点在しているのですが、よく見ると…

軒下に大根が干してあったり…
小さな畑があったり…
大きな畑があったりする。

家の中をのぞいてみると、土器や農具などが置いてあります。このあたりはほとんど人気もなく、のどかで居心地のいい場所でした。

弥生時代を満喫して佐賀駅へ戻り、駅前のルートインにチェックイン。ゆっくり休んで明日に備えましょう。

提灯じゃなくてバルーンだった。

2日目

この日は市内観光です。まず佐賀城跡行きのバスに乗りました。

乗客は数組いましたが、途中でみんな降りてしまって、残ったのは私1人。終点で降りると、寒々しくちょっと寂しい感じですが、行ってみましょう。

佐賀城本丸歴史館は入館無料。

歴史館の入口の戸を開けると、女性の方が「今日は寒いのに…」と出迎えてくれました。そうなんです、とっても寒かったんです。他にもベテランのスタッフさんが何人もいらっしゃいました。

奥に進むと、一面に畳が広がっています。廊下が畳というのは福島でも見ましたが、ここの廊下は広すぎじゃないですか。

障子の手前は廊下である。

パンフレットによると、4つの部屋と廊下を合わせて320畳の大広間になるそうで、ここで佐賀藩の公式行事が行われていたとのこと。このときは、一部の部屋で子ども着付体験が行われていました。

ところで佐賀藩を大きく飛躍させたのは、10代藩主の鍋島直正だそうです。外に巨大な像がありました。

パネルの直正公と記念撮影ができる。
左側にある直正像は高さ4m超。

数年前に、明治維新150年を記念した維新博があったとのことで、その展示が街のあちこちにあります。歩道にあった像は偉人モニュメントだそう。

佐賀出身の偉人のひとりに大隈重信がいます。近くに記念館がありました。

さて佐賀城跡を出て少し歩くと県庁があって、その先にはバルーンミュージアムがあります。行ってみましょう。

奥の白い建物がバルーンミュージアム。

中に入るつもりだったのですが、このときは子どもたちの歓声が外まで響き渡っていたのでやめておきました。

子ども向け施設ではないはずだが…

2階のカフェをのぞいてみると、シシリアンライスがあるではないですか。佐賀のご当地グルメだそうです。

ランチは他の店に行くつもりだったけど、ここでいただいてしまおう。

生野菜に甘辛肉とマヨネーズが基本形。
こんなところにSAGAモニュメントが。

さてそろそろ時間です。ところが駅に戻るバスがなかなか来ません。

Google Mapの経路案内に「○分遅れ」と表示されるのですが、その数字がどんどん大きくなって10分を超えました。これ以上待っていたら空港行きのバスに間に合わない。

バルーンミュージアムから駅まで徒歩20分くらい。元気な人なら余裕で歩けます。元気じゃないけど歩きました。

駅前まちかど広場には、偉人たちが大集合していました。

この中に大隈重信もいるはず。

後日談

今回は、男性のお国言葉をよく耳にしました。華丸大吉さんの「博多のおじさん」のような感じです。佐賀は福岡の隣なんですよね。

バスの運転手さんもアナウンスが多めで、乗り降りがなさそうなバス停でも丁寧に声掛けをしていたのが印象的でした。

寒くて街歩きがあまりできなかったので、次は暖かいときに。バルーンフェスタも一度見てみたい。また行くよ、佐賀県。

【旅の費用】 合計 41,490
往復交通費 26,610
現地交通費 2,410
宿泊費 7,800
食費 3,610
現地経費
・荷物預り 200
・吉野ヶ里歴史公園 460
・コインロッカー 400

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