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【遊戯王】方界デッキの魅力(構築編)

こんにちは、後攻デッキ好きのやかんと申します。
本日は【方界】について語らせていただきたいと思います。
このテーマは私が紙の遊戯王でも昔使用していたテーマで、紙を引退した後も唯一手元に持ち続けているテーマです。
MDで復帰した時も何よりまずこのデッキを作ったものです。
【壊獣カグヤ】ほどではありませんが、思い入れのあるテーマのうちの一つといえます。
「【方界】興味あるけど、情報見る限り事故率とかも高そうだし・・・」と敬遠している人の中で、一人でも多くの方に「【方界】で戦ってみたい!」と思って欲しいと考え、この記事を書くことにしました。

方界デッキの魅力

そもそも【方界】とは、映画「遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS」にて敵キャラの藍神が使用したカテゴリです。藍神のキャラと劇場版の圧倒的作画クオリティにより、このカテゴリに興味を持った方もさぞ多いと思います。
しかし実は筆者は【方界】を作ってしばらくしてから映画を見ました。
なので映画方面の魅力とはいったん切り離してこのテーマの魅力を語りたいと思います。

〇【方界】の魅力

(1)後攻で戦えるテーマ
(2)凄まじい殺意による1キルの快感
(3)意外と器用な戦術も可能
(4)構築自由度もそれなりにある
(5)環境デッキにも一矢報いることができる可能性を常に持っている
(6)イラストアド・ネーミングアド

△【方界】の難点

(1)弱点が多すぎる
(2)一部環境デッキに対して分が悪すぎる
(3)構築自由度は高いがデッキ構築が非常にシビア

〇【方界】の魅力
(1)後攻で戦えるテーマ

【方界】デッキはいくつかの型があります。後述しますが、最も普及している型は「クリムゾンノヴァ特化型」と言われるものです。この型は「攻撃特化型」であり、後攻を取るのが基本です。じゃんけん・コイントスの結果に左右されず戦える強みがあります。もちろん「相手の展開を見るのがしんどい」「捲り切れない場合はなにもできずに終わり」という後攻デッキの難点もそのままですが・・・

(2)凄まじい殺意による1キルの快感
「クリムゾンノヴァ特化型」の魅力は何と言っても、<暗黒方界神クリムゾン・ノヴァ>による圧倒的な1キル力に全てを注いでいることです。
遊戯王界には後攻1キルデッキは数ありますが、「ソリティアして1キル盤面を作る」のではなく、「特殊召喚が比較的容易なモンスター1体をポンと出して瞬殺する」というものはなかなかありません。
また、このモンスターは単独で圧倒的なスペックを持っていながら、「他のカードの存在も不可欠」であり、なおかつ「サポートカードとの相乗効果で更なる殺意を得る」という特徴も併せ持っているため、「カード同士の連携」というTCGの醍醐味をしっかり押さえているというのも魅力です。

(3)意外と器用な戦術も可能
(2)で語ったような凄まじい1キル能力を持ちながら意外と繊細で器用な戦術を持っていることもこのデッキの特徴。大雑把に見えて「持久戦・相手モンスターの無力化・バーン・横に並べる展開」といった様々な小技を駆使できるのもこのデッキの魅力でしょう。
もっとも、これらは悪く言えば器用貧乏も表しており、これらの中途半端さがそのまま後述する弱点になっているともいます。

(4)構築自由度もそれなりにある
一言で「クリムゾンノヴァ特化型」と言っても、その構築自由度はそれなりにあるため、使用者によってかなり異なる構築となってきます。
同じ型でも入れているカードが各々違うというのも一つの面白さでしょう。
ただし、後述する難点にもあるように、構築自由度があっても構築に際して課される制約はかなり重いものでもあります。
矛盾していることを言うようですが、このあたりのバランス取りはかなり難しです。

(5)イラストアド・ネーミングアド
これこそ、やはりファンデッキを作る上での大きなモチベーションといえるのではないでしょうか?
実際、映画を見ていない私はこの「方界」テーマの圧倒的なネーミングアドに魅せられて構築を決意しました。
「暗黒方界神クリムゾン・ノヴァ」とか「方界超帝インディオラ・デスボルト」とか中二要素の塊のようなネーミングめちゃくちゃかっこよくないですか? 

△【方界】の難点
(1)弱点が多すぎる

ファンデッキの宿命と言えるかもしれませんが、環境デッキに比べて弱点が多すぎます。このデッキは元々事故率が高いデッキと言われてきました。その後カードプールの増加によって、「事故によって何もできずに敗北」というようなケースはかなり少なくなったのですが、<灰流うらら>の登場によって、必要札を思うように揃えられずそのまま敗北
ということがまた多くなってしまいました。他弱点といえば、

「除外」←特に墓地除外が痛い
「魔法・罠による除去」←<朱雀>とか<時空>とか本当に無理です・・・
「攻撃力3001以上による制圧」←10期以降増えてきました・・・
「特殊召喚封じ」←まあこれはほとんどのデッキでそうなので妥協
「スキルドレイン」←まあこれもほとんどのデッキでry
「VFDのような永続・残存効果による制圧」←まあこれもry
「ハンデス」←まあry

逆にききにくいメタ要素といえば
「3000以下の制圧モンスター」←これが一番大きい
「増殖するG」「幽鬼うさぎ」←これも大きい
「除外・バウンス以外の除去」←意外なことに、これにはある程度耐性があります。

例によって、プラスとマイナスが釣り合っていない・・・
まあ、これは現代遊戯王における後攻デッキの宿命みたいなもんです。
「壊獣カグヤ」などと違ってこちらは対環境に対してはある程度妥協する必要があるのは確かです。これらのマイナスは上で上げた「魅力」で得られる快感でカバーすることにしましょう。環境デッキに一泡吹かせることも不可能ではないですし。

デッキ構築

今回はMDで使用しているデッキ構築と、簡単な解説を記載します。
具体的な戦術と小技に関してはまた今度まとめさせていただきます。

モンスター(14枚)
暗黒方界神クリムゾン・ノヴァ×3枚
方界胤ヴィジャム×3枚
方界帝ゲイラ・ガイル×1枚
流星方界器デューザ×3枚
方界超獣バスター・ガンダイル×1枚
方界超帝インディオラ・デスボルト×1枚

魔法(19枚)
ハーピィの羽根箒×1枚
ツインツイスター×2枚
禁じられた一滴×2枚
名推理×2枚
おろかな副葬×3枚
強欲で貪欲な壺×2枚
強欲で金満な壺×1枚
方界波動×3枚
方界業×3枚
方界法×2枚

罠(7枚)
方界合神×3枚
方界降世×2枚
方界縁起×2枚

エクストラ(15枚)
ギアギガントX×1枚
ガガガガンマン×1枚
No.101 S・H・Ark・Knight×1枚
超弩級砲塔列車グスタフ・マックス×1枚
天霆號アーゼウス×1枚
リンクリボー×1枚
セキュアガードアー×1枚
サクリファイスアニマ×1枚
アンダークロックテイカー×1枚
セキュリティドラゴン×1枚
トロイメア・フェニックス×1枚
ペンテスタッグ×1枚
トロイメア・ユニコーン×1枚
アクセスコード・トーカー×1枚

メインデッキについて

このデッキの難しいところは、入れるカードの自由度は非常に高いが制約もある、というところです。「方界3枚+<ノヴァ>を揃える」という命題とのバランスをとらないといけないのです。方界カードは基本的に器用貧乏なスペックであり、現代遊戯王のパワーカードによるサポートが不可欠なのですが、方界以外を入れ過ぎると肝心な時に方界がこなくなって<ノヴァ>を出せなくなります。
このバランス取りは難しく答えはありませんが、個人的には「デッキの6割強を方界にして残りは<ノヴァ>戦術をサポートするカードを入れる」というのが最善と考えます。
極端な話<ノヴァ>が場にいれば1~2ターンで最悪でも引き分けにもちこめるだけのパワーがあるので、他のギミック(たとえばシンクロ)を盛り込むのはむしろ事故の元です。

●<暗黒方界神クリムゾン・ノヴァ>
圧倒的なネーミングアドと殺意を併せ持った。このデッキのエースカード。
高打点+優秀な耐性+2回攻撃+エンドフェイズ3000バーン
と相手を瞬殺することしか書いていない素敵なカードです。手札に他の方界3枚という条件がありますが、それさえ満たせばコストすら必要とせずポンっと降臨します。他のカードと組み合わせれば攻撃力は1万を超えることすらあり、バーンダメージと合わせてあっという間に相手のライフを消し飛ばします。
攻撃せずとも2ターンで6000ダメージを削りとるというだけでその異常さが分かりと思います。とにかくその殺意が癖になる1枚。
耐性も優秀で、流行りの<デスフェニ>や<グリフォン>もこのカードの前では成す術もなく蹂躙されます。
最近<VFD>や<究極伝導恐竜>など通用しない相手も増えてきましたが、まだまだ戦える1枚です。このカードの魅力だけで1記事書けるような気すらしてきますが、長くなるので割愛。当然3枚です。

●<方界胤ヴィジャム>
方界帝・方界獣シリーズ展開の要となるカードです。「クリムゾンノヴァ特化型」のこのデッキにおいても壁・相手モンスターの無力化・リンク展開など様々な役割を見出すことができるカードです。
メタビート相手にはこのカード1枚だけで数ターン耐えることも期待できます。<方界業><方界降世>の力を最大限に引き出すために3枚投入です。

●<方界帝ゲイラ・ガイル>
方界1枚から出せる下級モンスター。使いにくい効果ですが、特筆すべきは手軽に800バーンが打てるということ。相手が瀕死の場合はこれだけで勝負が来まります。要はサーチできる<ガガガガンマン>です。
<デューザ>ダイレクト1600+<ノヴァ>ダイレクト:3000+エンド3000
=7600なので、ここに<デューザ>コストで<ゲイラガイル>を出せば8000を超えます。これは頻発するパターンなので覚えておきましょう。
2枚採用すると展開ルートが広がりますが、個人的にそのルートはあまり使わないので、1枚で十分と考えてます。

●<流星方界器デューザ>
このデッキの要にして潤滑油。テーマ限定の墓地肥しができます。
ここから<方界業>でサーチに繋げるか、<方界合神>で持久戦に持ち込むのが基本的な動きになります。場合によっては<方界波動>を送って相手を無力化することも頭に入れておきましょう。

●<方界超獣バスター・ガンダイル>
方界モンスター3枚コストで出てくる3000×3回攻撃のアタッカー。
こちらも名前がかっこいい! <方界降世>登場以降は正規の方法で出すことも現実的になりました。しかし基本的には持久戦プランの時に<方界合神>で出して、相手によって墓地に送られた時の効果を使うのが主です。
最大3体蘇生+1枚サーチorサルベージ効果で態勢を立て直せます。
まあ、最近は墓地に送らない除外が増えていて、信用ならないので自爆特攻せざるを得ないことも多いですが・・・
相手の<手札抹殺>などで手札から捨てられた場合も蘇生効果は使えます。
ハンデスに弱いこのデッキですが、墓地送りなら1チャンこのカードが落ちれば立て直せます。まあ、そう都合よくはいかないですが・・・

●<方界超帝インディオラ・デスボルト>
<バスターガンダイル>とほぼ同じですが、違いは攻撃力2400+800ダメージということ。「え、しょぼすぎるだろ・・・」と思うかもしれませんが、このデッキは方界シリーズの「種類」を参考にするため、必須カード以外の方界シリーズはできるだけ散らすのがポイントです。800ダメージも<方界合神>から出して適用させれば引導火力になる場合もあるため、1枚は採用しておきたいです。あとやっぱり名前がかっこいい!

●<方界業>
「業」と書いて「カルマ」と読む。安定してかっこいい名前のカード
このデッキの重要カードの1枚。墓地効果で方界をなんでもサーチできます。普通に手札から使っても強力で、方界1体の攻撃力を最大で2400アップさせます。<ノヴァ>に使えば5400の2回攻撃!!! これを手札から使うか、コストにするかの見極めも重要です。②の効果を1度でいいから使ってみたいものです。3枚確定です。
※永続としては珍しく、このカードの効果が適用されてからフィールドを離れてもアップした攻撃力はそのままです。これを知らない相手は多く、結構除去しようとしてきてくれます。使った後は<1滴>のコストにしたり、<ツイツイ>で割るものがない時はついでに破壊しておくテクニックもあります。

●<方界波動>
相手の攻撃力永続的に半減+こちらは永続的に攻撃力倍+墓地効果で相手を無力化というこのデッキの殺意を更に上げるカード。<ノヴァ>に使えば6000の2回攻撃!!!
墓地効果も優秀で、相手の厄介なシステムモンスターを封殺できます。
展開には役に立たないとはいえ、最近の遊戯王は<クリムゾンノヴァ>単独で勝負を決めるのはやや厳しく、このカードはできるだけ引き込みたいカードなので3枚投入。
※これまたこの手のカードには珍しく、ダウン・アップした攻撃力はターンを跨いでもそのままです。また、効果処理時に相手モンスターがいなくなって半分にできなくてもこちらの倍化効果は適用されます。このあたりの微妙な強みが、【方界】では大きく響くことが多いです。

●<方界法>
手札を捨てて1枚ドロー+戦闘ダメージ0+方界サルベージ
と便利な効果を持っています。手札でかさばっている方界を捨てて欲しいカードを引き込むのに使えますし、持久戦の時はこれを発動しておけば、<ヴィジャム><バスターガンダイル><インディオラデスボルト>の自爆特攻がやりやすくなり、格段に使いやすくなります。
ただし、いずれにしても発動すると手札の方界が1枚減るので、考えなしに使うと肝心な時に<ノヴァ>が呼べなくなります。
事故って他に方法がない時か、持久戦選択の時以外は発動するかは慎重に考えましょう。サルベージ効果は<業>と違ってターン1制限があるので、注意。そのあたりも加味して被ってでも欲しいカードではないので2枚です。

●<ハーピィの羽根箒>
<ノヴァ>はモンスターには強いですが、魔法・罠には無力です。これがこのデッキの弱点の1つなので、バック除去は当然投入です。

●<ツインツイスター>
バック除去その2。<ライトニングストーム>と迷いましたが、緊急時に<方界合神>を捨てれたり、速攻魔法であることが利点となることも多いので昔から引き続き使っています。採用枚数は考えものですが、これが手札にきすぎると負けるので、2枚にしました。罠を重く見るなら3枚でもいいかもそれません。

●<禁じられた一滴>
昔は<ノヴァ>さえ出せれば制圧モンスターなど敵ではなかったのですが、最近はインフレにより、どうしてもどかさないといけないモンスターも多いので採用。2枚です。

●<名推理>
上振れ用のカード。このデッキは該当モンスターが★1か★4だけなので、相手がこのデッキを把握していても50%で当たります。これで2枚以上方界関連が落ちればかなり有利になります。<うらら>は痛いですが、このデッキはどちらにしろどこかで<うらら>を食らうのは避けられないので、緊急時の<合神>に合わせられるよりはましと思いましょう。

●<おろかな副葬>
【方界】のためのカード。事故りやすい方界はこのカードの登場によってかなり安定するようになりました。実質<業>サーチをいつでも使えます。
このカードの登場が【方界】を作ろうか迷っていた筆者の背中を押してくれました。ターン1制限があるので被ると痛いですが、それを加味しても3枚です。

●<強欲で貪欲な壺>
ドロソ。手札の数が重要なこのデッキなので採用しました。このデッキ使いの中でも採用に関する意見は割れています。キーカード飛んだら終わりですから。しかしそれでも筆者は断言します。このカードで負ける試合よりもこのカードで勝つ試合の方が多いです!
1枚を2枚にしてくれるこのカードを入れない手はないと思います。
最低1枚は<ノヴァ>をサーチしてから使えばキーカードがなくなるデメリットもほとんど気になりません。これ使って負けたならその試合はどちらにしろ負けだったと思ってもいいかもしれません。2枚投入です。

●<強欲で金満な壺>
ドロソその2。エクストラの依存度が低いこのデッキなので使いやすいです。これを2枚入れるのもありですが、なんだかんだでエクストラは使いますし、被ると弱いので1枚。

●<方界合神>
方界融合カードに見せかけた万能リクルートカードです。
召喚条件無視なので、<バスターガンダイル>などもサーチできます。
リクルートしたモンスターはそのターンは破壊されないので、これで<デューザ>をリクリート⇒<デューザ>効果で2枚目の<合神>を墓地に落とすという流れを繰り返すだけで驚くほどの防御力を発揮します。自発的に方界を墓地に送ることで発動することもでき、連続使用でリンク先を伸ばすこともできるなど万能です。<うらら>登場後は鉄壁とはいえなくなりましたが、戦闘破壊時に使った場合はダメステなので<うらら>も使えません。事故を考えると2枚もありですが、<ツイツイ>と<方界法>を入れているので3枚でも大丈夫でしょう。

●<方界降世>
攻撃反応と限定的な墓地効果で<ヴィジャム>にアクセスできるカード。
攻撃反応型の弱さは周知の通りですが、墓地効果があることである程度弱点をカバーできます。「相手よりライフが2000少ない時」だけでも1体呼ぶことができ、自分の場が空ならなんと3体呼び出すこともできます。
除去が蔓延している現代遊戯王でも3体のヴィジャムを排除するのは2ターンかかることも多く、ピンチを凌ぐ効果としては十分です。もちろんリンクにつなぐのも強く、これ1枚で<リンクリ>+<セキュリティ>⇒<ユニコーン>で2枚除去できるので強力です。
難点は<ノヴァ>で速攻すると早々に相手のライフが2000を切って墓地効果を使用する機会がなくなってしまうこと。この場合は素直に手札にため込むか、伏せて1チャン発動の機会があることを祈りましょう。

●<方界縁起>
方界の数だけ相手モンスターを無力化できるカード。
やや使いにくいですが、これでも方界カードの中では癖がない方です。
方界使い続けていると、このカードがとても素直なカードに見えてくる不思議・・・。
フリーチェーンなので、相手の厄介なモンスターを封じれます。
元々<ノヴァ>を突破できるモンスターは限られるので、<ノヴァ>を出してからこれを伏せていれば対モンスターに限ればかなり盤石な布陣になります。墓地効果も1キル補助として損はない効果です。
被ると弱いが墓地効果は弱く、どちらかというと手札に欲しいカードなので2枚。

エクストラデッキについて

【方界】はエクストラデッキへの依存度が小さいので、壺のコスト用として適当に選びがちです。
・・・が、この選定によって勝てる試合と勝てない試合の明暗が結構分かれるので、無駄と思わず厳選しましょう。筆者自身まだ下記の組み合わせには満足していないので、まだまだ検討中です。

●<ギアギガントX>
<デューザ>×2体で出せるランク4。サーチ・リクルートに対応しているのは<デューザ>だけですが、これがあれば手札の方界が2枚の状態からでも通常召喚権を使って<合神>⇒<デューザ>から<ノヴァ>につながります。(合神⇒デューザ⇒業墓地送り⇒業でデューザサーチ⇒デューザNS⇒効果で業墓地送り⇒業でノヴァサーチ⇒デューザ2体でギアギアX召喚⇒効果でデューザサーチorサルベージ)これで手札の方界が1枚増えた上で<ノヴァ>を確保できます。

●<ガガガガンマン>
<デューザ>×2体で出せるランク4。瀕死の相手へのとどめ用です。
たまに使います。

●<No.101 S・H・Ark・Knight>
●<天霆號アーゼウス>
ランク4でアーゼウスにつなげやすいカードとしてNo101を選びました。
他のカードを使って、5素材アーゼウスを目指してもいいですが、このデッキの趣旨からやや外れるので、一番取り回しのいいチョイスにしました。

●<超弩級砲塔列車グスタフ・マックス>
<ノヴァ>2枚から出せるランク10。自分のライフが3000以下かつ相手のライフが2000以下の時のフィニッシュ用です。限定的ですが、十分発生しうる事態なので採用。

●<リンクリボー>
<ヴィジャム>から出せるランク1。「<セキュリティドラゴン><トロイメアフェニックス>のトリガーにする」「<ノヴァ>以外の打点モンスターを牽制する」「<セキュアガードナー>につなげる」など、様々な役割を見いだせるので採用。

●<セキュアガードアー>
<リンクリボー>から繋がるランク1。<ノヴァ>のダメージを相手だけに押し付けます。あまり出番はないですが、これで勝てると気持ちいいです。
ただし、これを出すために手札の<ヴィジャム>を使うのは本当に非常時にした方がいいでしょう。肝心な時に手札が足りなくなります。

●<サクリファイスアニマ>
<ヴィジャム>から出せるランク1。まあ汎用なので採用。
他に採用したいものがあるなら抜いてもいいかも。
個人的にはこれ抜いてニンギルスでもいいかも。

●<アンダークロックテイカー>
<ノヴァ>のキルラインを下げれる汎用ということで便利な1枚。
意外と出番が少ないですが、絶対いつか活躍する・・・はず・・・

●<セキュリティドラゴン>
<方界降世>で<ヴィジャム>3体を出した場合、1体を<リンクリ>にして残りの2体でこれを出せばそれだけで1枚バウンス。そこからリンク3に繋げれば更なるアドバンテージに繋がります。

●<トロイメア・フェニックス>
上記展開の代わりにこちらを選べば、バック除去ができます。<リンクリ>がいるので1枚ドローできて強いです。

●<ペンテスタッグ>
<ノヴァ>に貫通を付けるのが役目。相手に守備で粘られるとよくて引き分けになってしまうので採用。

●<トロイメア・ユニコーン>
汎用リンク3。<降世>展開ルートなら<ニンギルス>の方が強いですが、汎用性ならこちらの方が上なのでこっちにしました。

●<アクセスコード・トーカー>
突破力が売りのランク4。これを入れてない時にこれがあれば勝ってた試合があったので入れてますが、その後まったく活躍しないです。
しかし<合神>展開で出すことは容易なので、いつかきっと活躍してくれま

不採用・採用候補

●<増殖するG>
後攻でも使える最強クラスの手札誘発。
昔は入れてましたが、現代では相手が腐らせている<指名者>を使わせて
しまいますし、<名推理>の邪魔になるので不採用。
相手の過剰制圧は仕方ないと諦めることにしました。

●<召喚僧サモンプリースト>
採用している方が多いのですが、個人的には信用のおけないカードです。
たしかにこれで<デューザ>⇒<合神>の展開をするとなかなかの宇宙を創ることができます。そんなことしなくても<ノヴァ>を出せば戦いにはなるので、手札の枚数も重要な方界で採用するのはむしろリスキーです。
無効にされたら悲惨なのは言うまでもないとして、コストとして捨てて強いのは<業>だけで、他の魔法を切ってしまうと対処できる場面が更に狭まります。

●<手札抹殺><手札断殺>
事故が多いデッキ+墓地に送る価値があるカードが採用されている
ということで、これを入れる方も多いですが、これを入れた方がむしろ事故ります。手札が1枚減るからです。リスク取ってでも壺系を使った方がいいです。

●<方界獣 ダーク・ガネックス>
これと<ゲイラガイル>+<デューザ>で3000の<バスターガンダイル>を作るルートがあります。強いのですが、消費が激しく妨害に弱く、何よりこれができる盤面なら<ノヴァ>まであと1枚なので、<ノヴァ>出せるような札を入れた方がいいと思いました。とはいえ、<インディオラデスボルト>よりは仕事する可能性があるのも事実。個人的に好きという理由で<インディオラデスボルト>を採用しているので、こちらに変えても全然いいと思います。

●<壊獣>
相手の制圧をどかしつつ<ノヴァ>の的になってくれます。
これでないと対処できないのは<バロネス><究極伝導恐竜><サベージ>など一定数いるのでこれらが多いと感じたら入れてもいいかもしれません。

●「シンクロギミック」
「不知火ギミック」や<A・ジェネクスバードマン>を使って<Ω>や<ブラックローズドラゴン>を出すギミックです。<合神>との相性が抜群なのでかつては採用していましたが、インフレとエクストラの厳選により抜けました。

まとめ

今回は以上になります。
戦略や立ち回り、小技についてはまた別の記事で書かせていただきたいと思います。ひょっとしたら本記事と統合するかもしれません。

【方界】の魅力はとにかくその「潔いまでの殺意」と「ネーミング・イラストのかっこよさ」だと思います。
8期以前のテーマなこともあり、現代遊戯王のインフレには正直ついていけているとはいえませんが、それでもどんなデッキでも一瞬で粉砕できるパワーは健在で、構築次第では9期以降のテーマとも十分勝負していけると思います。このデッキの可能性を信じて、定期的に構築を見直していきたいと思います。

是非普段とは一味違った後攻デッキを作りたいと思った方、【方界】に興味あるけどなんとなく敬遠していた方も是非この機会に試していただければと思います。
フリーマッチもMDで実装されたことですし (笑)

以上、お読みいただきありがとうございました。








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