[地理B共テ対策]知っておきたい知識集
約2年国公立対策のために地理Bを勉強した筆者がワンチャン役に立つかもしれない知識を紹介します。
出生率から国を判別する方法
1.日本の判別方法
日本の出生数・合計特殊出生率を判断する際に一番わかりやすい特徴として、1966(昭和41)年の数値が前後の年と比べて大きな下落が見られることが挙げられます。
この年は六十干支の丙午(ひのえうま)にあたり、「丙午の年に生まれた女児は夫を食い殺す」などといった迷信が信じられていたため出生数・合計特殊出生率が大きく下がったとされています。
ちなみにこの丙午は60年に1回回ってくるものであり、次の丙午の年は2026年になります。
2.日本の出生率(1.33)より低い国(2020年参照)
〇イタリア・スペイン(1.23)
イタリアやスペインといった南西ヨーロッパ諸国の国々は現代でも伝統的な社会規範に則っていること、少子化政策があまり進んでいないこと、若者の失業率が比較的高いことなどが原因として挙げられます。
〇シンガポール(1.10)
シンガポールは1969年に一度人口抑制政策が採られたこと(のちに人口増加政策は採られたがあまり効果はなかった)、経済成長が著しく女性の社会進出・高学歴化が進んでいることから晩婚化が進んでいることなどが低下の原因として挙げられます。
〇韓国(0.84)
韓国のこの合計特殊出生率の割合はダントツのワースト1位です…
韓国は超学歴社会であり、若者の雇用の不安定さや経済力・結婚願望の低下の著しさや、日本と同様に賃金格差などの男女間の格差が残っていることなど出生率を低下させる要因が収束しているため世界最低の1を割る数値となっています。
また女性労働率に関しては日本と同様に妊娠・出産を機に退職し、しばらくしてまた社会復帰するM字型の曲線が見られる傾向にあります
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?