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今村聖奈騎手の買い時

女性騎手として数々の記録を打ち出している今村聖奈騎手。
重賞初騎乗初勝利など夏競馬でも大活躍を遂げ、新人騎手としてますます躍進を続けています。
夏競馬が終わり秋競馬へと移行するわけですが、今村騎手の活躍はまだまだ続くのか否か?
ここまで36勝を積み重ねてる中で狙い目はどこなのか?
騎乗技術等々は私にはわかりませんので、今年の今村騎手の数字を見ていこうと思います。
※デビューから夏競馬終了の9月1週目までの成績になります。

全体的にみて勝率10%台なのは立派ですが、多少なりとも過剰人気もあるでしょうから回収率は低いです。
馬場別ではダートの連対率が目立ちますが、複勝率には大差ないですね。
ダートで逃げてしぶとく粘る光景をよく見る気がしますよね。

4番人気6番人気でも勝利しており、ダートで逃げられる馬に乗った際は積極的に狙っておきたいですね。

今村騎手は栗東の寺島厩舎所属で、騎乗依頼も関西馬がほとんどです。
関東馬の騎乗自体少ないですが、現状では成績は良くないですね。
ここまでの活躍を受けて、今後のローカル開催などでこの辺がどう変わってくるのか楽しみです。

まずは場所別の成績は以下の通り。

騎乗機会が最も多かった小倉では、勝率や複勝率などは良いですが回収率がすごく低いですね。
次いで騎乗が多い阪神の成績は、他開催に比べると極端に悪くなっています。
中央開催ではまだ厳しいのかも?
新潟開催が好調で、馬券率も回収率も申し分ないかなと思います。

新潟のダート戦はどちらの距離とも好成績を残していますので、10月の新潟開催では買っていきたいですね。

続いて距離別成績は以下の通り。

個人的に意外だったのは短距離の成績が良くなかったこと。
新人騎手や減量騎手では短距離で前で押切りの形が勝ち星の中心かと思ってたんですけどそうでもなかったです。
1400mに至っては馬券内が一度もない結果。
ダート1200mの全5勝は新潟であげたものでした。
ただ、馬の脚質にも当然左右され、逃げ先行出来た場合は短距離でも以下の成績。

続いてクラス別成績

現状では2勝クラス以上が苦戦しているように見えますが、秋から騎乗馬の質が上がってくる可能性は十分あるので変わってきそう。

騎手人気もあるでしょうが、月を追うごとに馬の平均人気は上がってきてるので、これからもいい馬が回ってきそうですよね。
ただ3場開催、ローカル開催だった夏が終わり2場開催中央開催で回ってくるか?
そこが秋競馬以降の注目ポイントでしょうか。

続いて脚質別成績

前に行けたときはやはり強い。
中団以降の成績との差が大きいので、馬券を買う際にはこのあたりの取捨は重要そうです。
今走逃げ先行した馬の前走を見てみましょう。

前走逃げた馬は人気もしやすいし、目標にもされやすいので前走逃げた馬はうまみが薄いですね。
前走脚質だけでは今走前に行くかどうかは判断しにくいと思います。
そこで、以下の表が前走のあがり3F時点での先頭との差になります。


今走逃げ先行した馬102頭のうち、前走上がり3F時点で先頭と0.4秒差以内にいた馬が56頭と約半数におよび、実に27勝中19勝をあげています。
今村騎手が今走前に行かせるかどうかの判断基準の一つとして使えるかな?と思いました。
続いて今村騎手の連続騎乗と乗り替わりの成績です。

連続騎乗のほうが確実に好成績です。
乗った馬の特徴をつかみ次走に活かすことができる騎手なのが伝わる成績ですね。
乗り替わりの話になったところで見てほしいのが以下の成績。

この3人の騎手と今村騎手と言えば同じエージェント小原靖博氏の所属ということです。
乗り替わり全体の19勝中福永騎手からの3勝が最多の乗り替わり勝利数でした。
同エージェントからの乗り替わりは岩田両騎手からはさっぱりなのに対し、福永騎手からの乗り替わりは好成績なので今後注目しておきたいですね。
ちなみに所属厩舎の寺島厩舎での成績は以下の通り。

当然騎乗機会は圧倒的に多いですが、買うにはひと工夫必要そうですね。

では、最後に今村騎手の簡単な狙い目をひとつご紹介します。

3番人気以内の上位人気を買う!
のですが…これだけでは物足りないですよね。
とは言え上位人気でこれだけの成績を残しているのは素晴らしいことですけどね。
次が馬場別の人気別成績です。

ダートの1番人気の信頼度はかなり高いです。
芝も2着と惜しい結果が多かったですが、連軸としては信頼できそう。
さらに、前走4番人気以内に限ると成績が向上します。

この条件でのベタ買いでこうなります。

前走今走上位人気という条件でプラスに持っていけるのはすごいです。
今年同じ条件で50回以上騎乗機会があった騎手の中では勝率、単回収ともにトップの成績です。
ちなみに同じ条件でのリーディング上位騎手の成績はこちら。

秋開催から人気も加速するかもしれませんし、ローカル開催が減って馬券の買い時が減少する可能性は十分あります。
ですが、先ほどの人気条件や新潟開催、福永騎手からの乗り替わりなどに注目しながら今村騎手の活躍を馬券に活かしてみたいですね。

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