見出し画像

福永騎手の後任は?

福永騎手の引退から早一か月。
例年のように100勝をあげていたジョッキーの馬たちは誰の手に渡るのでしょうか?
まずは2月25日から4月2日までの前走福永騎手の馬に乗った騎手を見てみましょう。

まだ母数が少ないですし大きな偏りはありませんが、騎乗数は岩田望来騎手が一番多いです。
次いで池添騎手、松山騎手や川田騎手、武騎手といった関西リーディング上位の騎手が目立ちます。

では、昨年福永騎手からの乗替りが誰が多かったのでしょうか?

数が多いので、騎乗機会5回以上の騎手にまとめました。
ここでもやはり岩田望来騎手が群を抜いています。
次いで横山武史騎手、西村騎手、ルメール騎手や川田騎手と続きます。

福永騎手を多用していた馬主や調教師はどうでしょう?

馬主と調教師も数が多いので10回以上の騎乗機会があった方たちでまとめました。
調教師では藤原厩舎と友道厩舎が特に起用しています。
馬主では当然のように社台系クラブが上位ですね。

ではこの調教師、馬主のTOP3を個別に主戦騎手が誰なのか見てみましょう。

藤原厩舎は岩田望来騎手。
友道厩舎は川田騎手。
西村騎手は鮫島克駿騎手。
2022年は上記の組み合わせが最も多かったです。

サンデーレーシングはルメール騎手。
キャロットファームもルメール騎手。
シルクレーシングもルメール騎手。

・・・。・・・。・・・。

ルメール騎手は東開催が主戦場なので西開催に限定すると。
サンデーレーシングは坂井瑠星騎手。
キャロットファームは鮫島克駿騎手。
シルクレーシングも鮫島克駿騎手が最多騎乗でした。
まぁ…成績は置いておいて騎乗数の話ということで。

というわけで、福永騎手の100勝前後の勝ち星はどこに流れるのか?
という考察ですが、順当にリーディング上位の騎手に流れそうですね。
岩田望来騎手、川田騎手、松山騎手、坂井瑠星騎手、西村騎手、鮫島克駿騎手、東開催ではルメール騎手、横山武史騎手、戸崎圭太騎手の前走福永騎手騎乗の馬に注目しつつ、今年のさらなる飛躍に期待したいところですね。



でもそれでは当たり前すぎて面白くなくて…。
だから本当に注目したいのはそこではなくて…
今回のデータでは上位ではなかったので触れられなかったのですが、エージェントの観点から少し見てみます。
福永騎手のエージェントは小原靖博氏でした。
そして同じ小原靖博氏と契約しているのが岩田望来騎手、岩田康誠騎手、今村聖奈騎手の3人です。
なので岩田望来騎手はここでも馬が回ってくる可能性大なのですが。
岩田康誠騎手と今村聖奈騎手にも今年良質の馬が回ってくるのではないでしょうか?
岩田望来騎手が西の中央開催を主戦場とするとして、他場でのこの両騎手の活躍に期待しています。
さらに、3/30JRA発表のエージェント一覧では団野騎手が井上政行氏と契約したようです。
井上政行氏と言えばしばらく川田騎手一本でしたが、ここで先日初G1勝利を収めた団野騎手と契約となれば今後の飛躍に期待してしまいますよね。
しかも井上政行氏は小原靖博氏と同様競馬ブック系統ですので、福永騎手からの流れもあるかもしれませんしね。
あとは小原靖博氏の枠が一つ空いてる状態なので、ここに誰が飛び込むのか?
外国人騎手用に空けておくのか?
ここにも今後注目しておくと面白いかもしれませんね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?