国際人間になること
こんにちは。私は国際人間でございます。
私は国際人間なので、英語を喋りますし、スペイン語、ポルトガル語、ロシア語にも少々精通しています。
国際人間になるということ。
それは各国のポルノで何を言っているか聞くことであります。
海外ポルノは設定が重視されがち。万引き犯を懲らしめたり、生徒が先生を誘惑したり、場面で想像つくシチュエーションは多い。
でもなんて言ってるかわかんねぇんだよね。
せっかくチンポ勃てて準備してるのに、翻訳かけちゃう。国際人間だから。
その間に萎える。見る。調べる。萎える。
すらすらポルノみてぇよ―――――
国際連盟にポルノ部門を創設して世界的なジャンルの制定、してぇ
全世界ポルノ標準言語の作成、ポルノ中はその言語しか話してはいけない!
嬌声はそれに含まない!
良い!実に国際的だ!!!
さっそく私はジュネ―ヴに飛んだ。
国際人間のフットワークは軽い。
ジュネーヴってどこだ?まあ着けばなんとなくわかるだろうからとりあえず成田に到着。
どうやらパスポートが必要らしい。国際人間にはパスポートは不要である。顔パスというパスポートで通るとごねた。
奇跡的に飛行機に乗ることができた。空の旅は初めてだ。
国際人間としてはビーフでもチキンでもなく、裏メニューの”CAファ○ク”をいただこうと思う。
怒られた。
ネットで見たCAのサービスはどうやら一見様お断りらしい。̪シット。
ジュネーヴまでの直通便はないらしいので、私は途中で降りる決断をした。決断が速いのも国際人間の辛いところだ。
非常扉を開けると、近くにあった緊急脱出用具を用いてリフトオフ。
私は快適な空の旅のパート2を迎えた。
私はFPSゲームを英会話の練習としてよくプレイしていたのでこれくらいお茶の子さいさいである。
着地。二階から飛び降りたくらいの痛みだ。実に良い。
ええと、目的は何だっけかな。そうだポルノだ。
私は通行人に話しかける。
「ポルノはどこにありますか」
「ポルノならあそこにあります」
彼女が指さした場所は荘厳の山々が連なる中での一番目立つ山。
マッターホルンであった。
私は理解している。あの山の上に国連があるのだと。
待ってろ国連。待ってろポルノ。
そう意気込んでマッターホルンに向かって歩き出すと、私の腕を地元当局が捕まえられる...…
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