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ヨシムの法令集 2024

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一級建築士学科「法規」の試験対策として、建築基準法令集を読みやすくする「マーカー」と「ポイント解説」をしています。単元ごとの記事をマガジンとしてまとめたものです。
最新版は年明けに順次記事を公開する予定ですが、時期が未定のため、過去の法令集にご興味のある方はどう…
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2024年4月の記事一覧

【法令集2024】使用が認められる法令集

建築技術教育普及センターのウェブサイトに、今年の「令和6年一級建築士試験受験要領」がアップされています。内容をしっかり確認して、法令集のマーカーを整えるようにしましょう。 1)認められる書込み1-1)条件2のイ~ニがOK ですので、それ以外の書込みは行わないよう注意して下さい。「注意①」によって退場が命じられますし、「注意③」のように判断結果が出るまで法令集なしの受験となってしまいます。これは絶対に避けなければなりません。 1-2)認められる書込み等の例 こちらも併せ

【法令集2024】避難安全検証

避難安全検証により確かめたものは除外される規定がある。脚注を使って解答可能なため、得点源にできるサービス問題。(一部除き)排煙、歩行距離、内装制限の3つが除外される。 【ヨシム メモ】 128条の6は、「区画(避難安全検証)」です。令和3年に追加された検証法で、除外規定は「排煙設備」と「内装制限(一部除く)」の2つだけです。暗記しておきましょう。 128条の6 3項は、「区画(避難安全検証)」が具体的に示されています。試験前に一度は目を通して、どのような検証法なのか確認し

【法令集2024】地区計画等

地区計画は、建築協定(別掲)と共に、同一問題で出題される傾向がある。2つの違いを明確にすることと、特定行政庁が「認める」か「許可」か。「建築審査会の同意」の可否も併せておさえておきたい。 【ヨシム メモ】 58条2~3項(高度地区)は、令和6年に追記されました。即出題とは考えにくいですが、念のため注視しておきましょう。 【ヨシム メモ】 68条の2(地区計画)は、建築基準法第3章の規定なので、「都市計画区域」に限り適用されます。片や、建築協定(別掲)は法第4章なので「全国

【法令集2024】建築協定

建築協定は、地区計画(別掲)と共に、同一問題で出題される傾向がある。2つの違いを明確にすることと、用語の定義「土地の所有者等」を読めるようにしておく。 【ヨシム メモ】 69条(建築協定)は、建築基準法第4章の規定なので、「全国一律」で協定を締結できます。片や、地区計画(別掲)は法第3章なので、「都市計画区域」に限り適用されます。両者とも「条例」で制限をかけるものですが、大きな違いがあります。法41条の2(適用区域)を再確認しておきましょう。 【ヨシム メモ】 70条以降

【法令集2024】構造計算

令81条は、法20条の構造耐力(別掲)によって大別された建築物ごとに構造計算の方法を規定。毎年1問は出題され、構造強度(別掲)にも関連する重要な法文。構造計算ルートを知ることで理解が容易となる。 【ヨシム重要メモ】 下記の通り、マーカー整理しましょう。ヨシムは黄色ベタ塗りです。 ルート1(名称ナシ)  は、①82条 ②82条の4 ルート2(許容応力度等)は、①82条 ②82条の4 ③82条の2 ルート3(保有水平耐力)は、①82条 ②82条の4 ③82条の2 ④82条の3