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ヨシムの法令集 2024

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一級建築士学科「法規」の試験対策として、建築基準法令集を読みやすくする「マーカー」と「ポイント解説」をしています。単元ごとの記事をマガジンとしてまとめたものです。
最新版は年明けに順次記事を公開する予定ですが、時期が未定のため、過去の法令集にご興味のある方はどう…
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2024年2月の記事一覧

【法令集2024】道路等

道路は必ず出題される。敷地が道路に接していないと建築物は建たない(法43条)。道路の基本を知らないと、容積率、建蔽率、高さ制限の計算問題を落とす。 【ヨシム メモ】 41条の2【適用区域】は、大変重要です。第3章の規定を「法令集の目次」で必ず確認しておきましょう。 【ヨシム メモ】 42条1項は、andの条件とorの条件を明確にしましょう。グレー文字の❶と❷が、andの条件です。実務では当たり前なので、暗記しましょう。 【ヨシム メモ】 42条1項四号は、グレー文字の①

【ヨシムの法令集】用途地域

別表第2のマーカーが重要で漏れの無いようにしたい。当該用途地域の前後から解答を導き出すこともあり得る。アレンジ問題に対処する関連法文も見逃せない。 【ヨシム メモ】 48条は、ほぼ見なくて構わないが、1~14項のただし書きは係る、15~16項は要注意です。アレンジ問題で出題されることがあります。

【法令集2024】面積 高さの基本

建築士は何も見ずに面積や高さの基本計算ができて当たり前。容積率、建蔽率、及び斜線制限の計算にも繋がるので、暗記すること。併せて、面積や高さの文章問題も暗記で解答でき一石二鳥。 【ヨシム メモ】 二号の「建築面積」の算定は、製図試験において知っておかないといけない知識なので、完全に覚えておきましょう。製図試験においては、法令集の持込みはできません。 【ヨシム メモ】 二号に「特例軒等」が新設されました。あくまで工場又は倉庫の用途の建蔽率の緩和であって、建築面積の算定が変わる

【法令集2024】容積率

容積算定上の延べ面積は、敷地面積に容積率を乗じたもの。延べ面積は、容積算定上の延べ面積に緩和面積を足したもの。この2つの等式を使いこなすこと。問われているの次の3つのうちどれ?❶延べ面積❷容積算定上の延べ面積❸容積率 【ヨシム メモ】 容積率の計算問題において一番重要なのは、敷地面積を間違えないことです。道路提供部分の面積が除外されるため、必ず最初に「敷地面積」を計算しましょう。 【ヨシム メモ】 1項一号~八号は、「指定容積率」です。前面道路幅員が12m以上の場合、こち

【法令集2024】建蔽率

建築面積は、敷地面積に建蔽率を乗じたもの。建蔽率が変化するコツを理解すれば時短して解答可能。指定建蔽率に加算するのは次の3つのうちどれ?❶1/10❷2/10❸指定ナシ(10/10) 【ヨシム メモ】 建蔽率の計算問題において一番重要なのは、敷地面積を間違えないことです。道路提供部分の面積が除外されるため、必ず最初に「敷地面積」を計算しましょう。 【ヨシム メモ】 1項四号は、「商業地域の指定建蔽率」です。一種類しかないので、試験問題には記載されません。意地悪ですね。今、暗

【法令集2024】高さ制限

高さ制限は6種類。❶絶対高さ55条 ❷日影(別掲)❸天空率 ❹道路斜線 ❺隣地斜線 ❻北側斜線。計算問題は❹❺❻を比較して一番厳しい高さが解。但し❶が解となることもある。要注意。 【ヨシム メモ】 法55条1項は、高さの限度(10mまたは12m)が設定されています。一低、二低、田園の3つの住居系の用途地域に限っています。暗記しておきましょう。 【ヨシム メモ】 法56条1項は、一号)道路斜線、二号)隣地斜線、三号)北側斜線です。当然計算問題も「時短」する訳ですから、斜線勾