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さくら猫について

街中を歩いていると、耳が一部カットされて桜の花びらのようになっている猫を見かける事があると思います。
このような猫をさくら猫と呼びます。

さくら猫

猫の保護活動に関する事なので今回はさくら猫についてご紹介したいと思います😸



TNR活動

不幸な猫を増やさないため(ノラ猫が増えすぎないよう)、ノラ猫を捕獲して不妊去勢手術後、元居た場所に戻すTNR活動という活動があります。
TNRはそれぞれ以下の頭文字です。

  • TRAP(捕まえること)

  • NEUTER(不妊手術すること)

  • RETURN(元の場所に戻すこと)

この時、同じ猫をもう一度TNRしないように耳をカットして手術済みの目印にします。
不妊去勢手術の麻酔が効いてる内に耳のカットもするので、痛みはほぼないとされています。

この耳をカットされた猫をさくら猫といいます。

ゆふちん

ゆふは左耳がさくら猫のようになっていますが、手術によるものではなく、脱走しておそらくノラ猫とケンカをしてできたキズです。
脱走しないよう気を付けないといけません💦
去勢手術は受けています。


不妊去勢手術のメリット

「不妊去勢手術をするなんてかわいそう」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、自然界から人間社会に取り込んでしまった猫に対して人間は責任をもって守る義務があり、猫の安全を保障するのも飼い主の大きな役目なのです。

また、不妊・去勢手術によるメリットデメリットがもちろんあります。

メリット

メス:子宮蓄膿症や乳がんにかかりにくくなる
オス:精巣腫瘍などの生殖器系疾患の予防、尿マーキングの防止など

不妊去勢手術をする事により、生殖器系の病気にかかりにくくなり猫が長生きしてくれる確率が高まります。
また、尿マーキングなどの問題行為が減るとされます。
猫を飼った事がある方は分かると思いますが、発情期の猫は人が変わったならぬ、猫が変わったかのように行動が変化します。
不妊去勢手術をすることでこの発情期がなくなり、結果的に問題行動も減っていきます。 


デメリット

一方、デメリットとしてはホルモンバランスがくずれることで太りやすくなったりします。
こちらの対策としては、人間と同じで適切な食事や適度な運動を心がけることが有効です。


地域猫

TNRされた猫は地域猫として個人やボランティア団体の方がご飯やトイレの面倒を見ていることがほとんどです。
なので、もし近所でさくら猫を見かけたら「この子はご近所の人に面倒を見られているんだな」と思ってあたたかい目で見守ってあげてください。
面倒を見ている人がいるはずなので、勝手にご飯をあげたり連れ帰ったりはしないほうが良いと思います。

オスとメスの区別

ちなみに、地域や時期によって異なりはあるかもしれませんが、オスは右耳カット、メスは左耳カットと区別されています。


TNTA

TNRの問題点?

近年、TNR活動が進む一方で、その効果を疑問視する以下のような声も聞かれるようになりました。

「糞尿被害がなくならない」
「数が減るまでに時間がかかり、即効性がない」
「1頭減ってもまた別の猫が来る」
「手術をしても希少動物の捕食などのリスクは減らない」
「助成金は税金の無駄遣い」
などです。

アメリカではTNRの効果を否定する論文が発表され、賛否を呼んでいます。猫がそこにいる限り、結局問題は解決しないという意見です。


Returnしない

そこでTNRに代わるTNTAという活動を推進する新たな動きも出てきました。
TNRとの1番の違いはReturn(元の場所に戻すこと)をせず、
できる限り人に慣らして(Tame)、
譲渡する(Adopt)
という所です。

  • TRAP(捕まえること)

  • NEUTER(不妊手術すること)

  • TAME(できる限り人に慣らす)

  • ADOPT(譲渡する)

猫にとっても、屋外の環境より室内の方が安全なのは間違いないので、この活動は良い取組みだと思います。

猫の譲渡件数を増やすには猫と暮らせる環境を整える必要があると思います。
【ネコ不動産】では不動産という観点からネコと暮らせる環境を整えて保護猫の譲渡に少しでも貢献できればと考えています!


最後に

最後までご覧いただきありがとうございます!
今回は「さくら猫」についてご紹介させていただきました。
これからも猫や不動産に関する知識や情報をご紹介したいと思います。

今回の記事はブログにも書いてます。
お時間ある時に覗いてみていただけますと幸いです!

👆ブログ「きなこ荘 資格勉強部」

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