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14. 小説MCH - フレアと父「青いバッジ」(修正ver.3 2024/1/3)

「あ、そうだ!それでしたら、フレアさんにはこれを差し上げますよ」

 アオは、ラルフのニヤケ顔を横目で見ながら、肩にかけていたカバンの中からバッジを1つ取り出して、フレアに手渡した。

「え?アオさん、これはなぁに?」

「はい!これは、アオ郵便のお客さんの証です。このバッジを身に付けていれば、フレアさんがどこにいても駆けつけて、お手紙を受け取りに伺いますよ。
 しかも、使ってくれた回数に合わせて、バッジの色が変わるグレードアップサービスも始めたので、今がチャンスです!」

「え!かっこいい~!」

 じっと話を聞いていたフレアの目が、ますます大きくなっていくのがよくわかる。

「まずは、その青色のバッジから始まって、ブロンズ、シルバー、ゴールド色へと、全部で4段階のグレードを用意しています。
 ぜひ、ゴールドバッジを目指して、アオ郵便をたくさん使ってくださいね!PowPow!」

 アオは、指を閉じたVサインで、アオ郵便の決めポーズをバッチリ決める。

「す、すご〜い!ボク、絶対にゴールドバッジを目指した〜いっ!」

 フレアはその青バッジをぎゅっと握りしめ、すっかり大興奮顔である。

「ぜひ、ごひいきに~!PowPow!」

 こんなところでも、しっかり未来のお客さんを見事に獲得していく。アオは、どうやら根っからの商売人のようである。

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※この小説My Cool HEROESは、ジェネラティブNFTコレクション「My Cool HEROES」の背景に流れるストーリーをまとめた中編小説です。


ぜひNFT「My Cool HEROES」の作品と一緒にお楽しみください。

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