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JO1“ファン待望”の「DOMINO」配信開始 結成4年記念日にサプライズ

11人組グローバルボーイズグループJO1が、結成記念日である12月11日に「DOMINO(JO1 ver.)」の楽曲配信を開始した。グループ結成4周年と鶴房汐恩の23歳の誕生日である記念すべき日に、JAM(JO1のファンネーム)へ贈られたサプライズだった。

「DOMINO」とJO1には深い歴史があった

さかのぼること2019年。「DOMINO」は、サバイバルオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN』内で行われた、コンセプトバトルの課題曲として発表された。

コンセプトバトルとは、オーディションのために作られた、コンセプトの異なる5曲で行うグループバトル。楽曲を選択する権利は、視聴者である国民プロデューサーが持ち、投票で決定した。

「DOMINO」には、当時上位だった練習生が集結。JO1メンバーからは、大平祥生、川尻蓮、川西拓実、木全翔也、河野純喜、佐藤景瑚、鶴房汐恩、豆原一成が選ばれていた。

しかし、順風満帆にいかないのがコンセプトバトルの怖さ。パフォーマンス本番までの練習期間の途中で、練習生が脱落する順位発表式があった。順位発表式後、定員割れするグループと定員オーバーするグループができることになる。上位の練習生が集まっていた「DOMINO」は、3人オーバーしていた。

誰が「DOMINO」を離れるのか。決めるのは、練習生自身。グループ内投票を行い、「DOMINO」に必要だと思う練習生を1位から順番に記入していく。結果、放出されたのは、大平、木全、佐藤だった。

3人は涙を流し、大平は「やんちゃ BOY  やんちゃ GIRL」、木全と佐藤は「クンチキタ」へ移動。与えられた場所で最高のパフォーマンスを見せ、JO1としてのデビューを勝ち取った。

JO1デビュー後も根強い人気曲に

JO1としてデビューした後、大平、木全、佐藤の3人は、口を揃えて言った。「DOMINOをパフォーマンスしたかった」。この思いは、JAMも同じ。「DOMINO」がJO1バージョンとして披露される日を待ち望んでいたのだ。

同じコンセプトバトルの課題曲であった「やんちゃ BOY やんちゃ GIRL」、「クンチキタ」、「Happy Merry Christmas」の3曲は、1stアルバム「The STAR」に収録された。しかし「DOMINO」は、いつまで経っても発表されない。

止められないJAMの思いは、ついに直接JO1に届くことになる。
11月24日に行われた、JO1初の京セラドーム大阪公演。ライブの途中にJAMからのお願いを聞くコーナーがあり、指名された人が大声で「DOMINOをやって欲しい!」と叫んだのだ。誰もが歌って踊るのだと期待したが、「じゃあ、11人並んで(ドミノ倒しのように)倒れましょうか」と誤魔化されてしまう。

4年間、かたくなに「DOMINO」を解禁してこなかったJO1。ここまできたら、「大人の事情で無理なんだな」と諦めたJAMも多かっただろう。

しかし、その日は突然訪れる。
12月11日0時00分。「DOMINO」は、「DOMINO(JO1 ver.)」として配信された。予告なしの解禁に全国のJAMが驚き、「DOMINO」はXのトレンド3位へ食い込んだ。

オリジナルメンバーである川尻、川西、河野、鶴房、豆原は、声で4年間の成長を示した。初参加となる、金城碧海、白岩瑠姫、與那城奨は、楽曲に新たな風を吹かせた。そしてなにより、大平、木全、佐藤。4年前に外された悔しさを晴らすように、力強い声を響かせていた。

4年の月日を経て、「DOMINO」はJO1とJAMのもとへやってきた。次に期待するのは、11人でのパフォーマンスだろう。

4年前とは違う、新しい「DOMINO」が見られるはずだ。

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