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Tohoku 4 Days 1st

2023年7月13日の深夜。池袋のサンシャインバスターミナルから出立する深夜バスに乗り込み、東北4日間の旅が幕を開けました。
14日金曜日は有給休暇を取得。休日を1分たりとも無駄にすまいと、前日の深夜初の夜行バスを使うのはいつも通りの戦略です。

ある種、お馴染みの光景
朝焼けの始まるSAにて
夜間で異様な迫力を放つ宇都宮餃子館のキャラクター『けんたくん』

初日は宮城県にある「感覚ミュージアム」を目的地にしています。
前回の新潟旅行と異なり、厳密なスケジュールは決めず、大まかな目的地周辺施設も含め柔軟に観光していきます。

噂に聞いた、五感をテーマにしたミュージアム。
仙台駅から新幹線で古川へ、そこから在来線へ乗り換え有備館駅から徒歩移動。

先ほど述べたように初日の移動は深夜バスで、自分が寝ているんだか起きてるんだかわからない状況で6時間ほど揺さぶられ、梅雨時とは思えない日差しの中、徒歩移動。

それでも東北の気候はかなり気持ちが良かった
古川駅で40分以上待たされた

また、東北はこんなものなのか?と思ったのですが。
駅のホームに堂々と喫煙所が設置されていました

つまるところ、私が座っているベンチの真横でプカプカしだすが表れてもJR公認している以上、こちらは何の文句も言えないということです。
今の世の中で喫煙者が堂々と煙草が吸える駅のホームが東北地方にはあるんです。

問題の喫煙所
有備館駅に到着

受動喫煙のリスクを、延々と脳内のJR窓口で語っていたところ、目的地の有備館駅に到着しました。
ちなみにこの時点で朝の8時です。
コンビニ以外はどこも開いていない、っていうかコンビニもない

ミュージアムの開館時間は9時半。1時間半の時間がポッと余るのが今回の旅行スタイルです。

もちろんやることは無いので、ミュージアム近くの河原を散策し時間を潰します。

ちょっとしたオブジェが展示されていました
ふと自分の影がカメラマンぽかった

何をするでもなく、河原のベンチで本を読んで過ごしました。
実は4日間の旅程の中で、ちゃんと晴れたのはこの日くらいだったのですが、その貴重な日差しを読書の明かりにしかできなかったのは、やや残念なところです。

感覚ミュージアム

時刻は9時20分。感覚ミュージアムの入り口に到着し、開館を入り口で張っていました。
中で開館準備をしている職員の方が、自動ドアのガラス越しに私を見て、明らかに狼狽えて居ました。

この手のミュージアムでは、なるべく人がいないほうが楽しめるタイプですので平日に来ているわけですが、平日の朝9時半に下記のようなアロハシャツを着たオッサンが、ワクワクと館内を眺めていたら、多少の警戒の視線を向けられるのは致し方ないというものです。

旅行中は、常にアロハシャツでした

もちろん館内は撮影禁止のエリアが多く、ご興味を持たれましたら先述のリンクからミュージアムのHPを見ていただければと思います。

不思議な楽器を一つのテーブルに集めた作品
音を鳴らすと童心にかえることができます
手前のボウルを重ねたような楽器がお気に入りです
全身を使って絵を描く機械です。どことなく天文学装置のようなたたずまい

これは自分用のメモなので、意味は分からなくて良いのですが。
数十万本の紙縒りで形成された白い森の中で、洞の匂を嗅ぐ展示物があるのですが、合歓木と葛が最高でした。

ミュージアムを後にし、昼食までまたしても少し時間を余らせてしまいます。
この時間を余らせるのが旅行の醍醐味というもの。
昼食に行こうと思っていた食堂の開店時間まで、今度は近場の有備館を見学します。

立派な建物

伊達家由来の学問所とのことです。
美しい庭園と歴史的な建物を眺めながらの優雅な散歩タイムです。

蓮と池
若紅葉
凄まじく綺麗な建物
竹と雀の家紋

ある程度見学をしたところで、そろそろ食堂の開店時間です。地元感満載の食堂で、次の電車の時間を調べながら昼食を摂ります。

からあげラーメン(大盛)

半徹夜状態から、徒歩移動と梅雨の合間の日差しに、知らず知らずのうちにダメージを貯めていたのかもしれません。塩みがあまりにもおいしい「からあげラーメン」で体力回復です。

ミュージアムで買ったお土産
急に不穏になる絵馬(大好物)

昼飯を食べてもすぐに電車が来るわけではありません。田舎の電車は1~2時間待ちが当たり前。
駅周辺をウロウロしながら時間をつぶし、やっと来た電車に乗ってこの旅の拠点。水沢にやってきました。

懐かしの水沢
一部の人にはお馴染み。ルートイン奥州

特段「感覚」というテーマに沿っていたか?という疑問はありますし、実は1日目の活動はこれだけではないのですが、それはまた次回。

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