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グロッシーな『正妻』を紹介します

こんにちは! あら50りっぷです。

ココロの病の治療で闘い続けた2年間。この期間、ロードバイクに乗ろうと努めたことは多々ありましたが、どうにも気分がのらずまったく運動出来ない日々もありました。ジャージに着替えて玄関まで行くのに、どうしても外に出られない・・・。あー切なかったなあ、あの頃は! 今では生活リズムも取り戻したし、毎日のご飯もデザートも美味しいし、何でも手に入れたい(やっかいな)”物欲” も再び戻ってきました。

ヤバい!

休職期間は会社から給与が出なかったので、所持していた複数の自転車やウエアをオークションで売って、それを生活費の足しにしていました。2台あったロードバイクは売却し、もう売れるものが一切残っていない状態。

しかし仕事に復帰して動けるようになると、やはりローディーの血が騒ぎ出し、物欲に負けて新しい『正妻』を迎えることになりました。(もちろん家族の同意の上です)

 そのモデルがこちら!!!!

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特別にカラーが美しい Specialized Allez Sprint Comp Disc Color : Gloss Brushed/Nice Blue

<Specialized Allez Sprint Comp Disc>
スペシャライズド独自の溶接技術D’Aluisio Smartweldテクノロジーを採用して、溶接材を必要な部分にのみ多く配置することで、フレームの剛性と乗り心地、軽量性を高めたアルミフレーム、しかもディスクブレーキです。

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セットされるのはS-Works Tarmac Discなどにも採用されているスペシャライズドが誇るディスクブレーキ仕様のフルカーボンフォーク。剛性は十分で、ステアリングレスポンスも高く、路面からの振動吸収性はロードバイク上級者でも納得の性能だと言われます。

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フレームパイプの接合部には特徴的な溶接がみられます。これがスペシャライズド独自の溶接技術 D’Aluisio Smartweldテクノロジー。より多くの溶接材を使用することで軽量化に加え、剛性と快適性を高めています。グロスアルミの輝きが、まるでプロトタイプのようでカッコいいです!

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 ベースとなる Allez Sprint はもともとリヤ三角をコンパクトにした設計。ライダーのペダリングパワーをすべて推進力に変えるために、ダイレクトな踏み味が楽しめるバイクです。

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街の風景をバックに。立ち姿が本当にきれいです

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Praxisworks製のミドルグレード中空クランクZayanteを標準装備。重量はShimanoアルテグラのクランクとほぼ変わらない軽さ

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アルミフレームで剛性重視設計ときたら、カタイんでしょ? と思われがちですが、Allez Sprint Comp Discはその境界線をうまく調整しているバイクと言えます。たしかに、デフォルトのギア比は男前な52×36Tで、ガンガン走れよというメッセージを感じますが、フォークやホイール&タイヤは振動減衰性に優れ、心地良さすら感じます。

DT Swiss R470db ホイールは、レビューでは廉価版ということでしたが、重量も前後で1700g以下だし、いわゆる ”鉄下駄” よりずっと高グレードのものです。DTホイールはハブの回転抵抗が下位グレードでも少ないので、多少重量があっても慣性モーメントによる速度維持が楽です。純正の26Cタイヤはエアボリュームがあるし、かなり快適性に寄与します。あまり期待していなかったTurbo Pro Griptonタイヤのグリップ性能もなかなかいい感じでしたね。このあたりの完成車アセンブルは、他のメーカーよりもSpecializedが数段優れていると感じます。サドルもまあまあ許容範囲。しかし、すぐにデフォルト状態からは以下のものを交換しました。

*チェーンリングを46-36にカスタム
*サドルをハイエンドモデルに交換

*ホイールはMavic Allroadホイールに交換し、Vittoria Corsa 25Cを装着 

 ホイールは前後とも12mmスルーアクスル仕様で、着脱ネジはアーレンキー使用のスレッドタイプ。ツールボトルに6mmアーレンキーを追加しました。

 【結論】

アマチュア自転車愛好家の自分が乗ってこれほど楽しめるのだから、誰が乗ってもきっと楽しいバイクでしょう! 巡航速度が高く、スプリントのかかりも良く、ダンシングでは反発があって良く前に伸びていきます。とくに下りが安定していて、ディスクブレーキの安心感とも相まって非常にいい印象でした。ヒルクライムの場合は高ケイデンスで軽いギアで回すのに向いています。フロントを適正ギアにカスタムすれば、緩斜面ならアウター固定でも走りきれるでしょう。

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Vengeと良く似たハイエンド感漂うルックスは、入門バイクというカテゴリからは完全に外れています。フロントフォークやシートピラーにまで、S-Worksグレードのカーボンが奢られているし、アルミバイクであることを除けば、アマチュアローディーには十分満足できる1台です。

特に2019年版のこのカラーは秀逸で、細にわたり美しく仕上げられています。フロントフォークの内側までブラスシルバーに塗装されているあたりはまるで1点もののプロトタイプのようですね。写真に映えるカラーです。

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フレーム性能だけでなく、シマノR7070の高いシフティング性能と油圧ディスクブレーキの制動力、またサドルやハンドル周りまで純正パーツで固めるなど、完成車アセンブルのパーツ群のクオリティーには驚かされます。

唯一の難点は、あまりの完成度にカスタムする場所がほとんどみつからないこと? 

 

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