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休職者日記23/12/15

今日は以下3本の映画を観れた。
『PIGGY』
『心霊写真』(『女神の継承』のバンジョン・ピサヤタナクーン監督)
『バービー』

『PIGGY』は「過干渉の母親と無関心気味な父親との関係の回復と成長」がテーマかと思うが、結末に不満。

『心霊写真』は2004年作品で、『女神の継承』の監督ということで観てみた。Jホラーの影響を色濃く感じる。
関係ないけど主役の男性が石川竜一似の甘いマスクで結構好み(役柄もカメラマンだし)
ラスト、取りついた悪霊が肩車で上に乗っているのは申し訳ないけれど怖さより面白さが先んじてしまい吹き出してしまった。

『バービー』は今更指摘するまでもないかもしれないけれど、最初と最後が『2001年宇宙の旅』のオマージュで、かなりハイコンテクストな作品。
バービーランドの女性だけで要職が占められる様に一瞬違和感を覚えたとすればそれこそが現実の男性社会の(無意識化にまで普遍化した)異質さであることは視覚的にわかりやすい。
旧バービーランド自体がホモソであり、ケンは実存から疎外されている、ということは映画の中でも自覚的に語られているだけに、ケンダムランドを経た新生バービーランドの行く末、よりよくなった形というのがどうにも見えにくいのが不満ではある。
もっとも現実社会においての難しさを考えれば映画で示すことは難しいのだろうが。

コンビニのビビンバとケバブを食べて一日の食料とする。
夜に小1時間ほど散歩する。
今日は泣かなかった。


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